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VAN研(ヴァンガード経営研究所)

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目立たない側が圧倒的多数


<連載コラム㊿>

物事にはすべて両面がありますが、一方が目立っていて、もう一方は目立たないということがあります。この場合、どちらが主流なのでしょうか、判断を間違わないようにしなければなりません。

 
 
 意外なことに思われるかも知れませんが、目立つ方の側(要素)というのは、実はごく少数の例外的な部分や面です。そして反対に、目立たな方の側(要素)が、圧倒的多数例の普遍的な部分や面なのです。

 
 
 つまり、通常的には後者の目立たない方が主流の側(要素)であると言えるのです。主流の要素は、通常平凡で目立たないので意識から洩れやすく、見逃しやすい結果となります。

 

そこで改めて、確認するという行動が必要になるのです。

 
 
 目立つ方の部分は小部分であるのに、目立っているがために、それについついとらわれてしまうことがあります。

 

その結果、良い方の大部分(主流部分)を見逃したり、損なってしまうようなことをしてしまう。これは脳の使い方としては大きな誤りです。

 
 
 MGでも、リスクカードは意思決定カードの4分の1、すなわち5回に1回だけの確率なのですが、「目立つ」ので、何だかリスクカードばかり引いているような思いにとらわれます。

 

とらわれた結果として、意思決定カードを引いた時に正しい判断ができず、間違った意思決定をしてしまった。そんなことはありませんか?

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主と従とが入れ替わることがある

<連載コラム㊾>

常に両面を考え、見ることが大切だということがお分かりいただけたと思いますが、その上で大事なことは、どちらが主であるか(一方は従)です。両面を考える際には、同時にどちらが主流(主導的)かという検討も不可欠ということです。

 
 
 この判定がないと、物事の把握は不十分となり不適切な判断となって、不都合な結果に結びついてしまいます。

 

主流の面あるいは要素は、本質的であり普遍的なもので、全体への影響も大きいということです。通常は量的に大きく、質的に強い方でもあります。

 
 
 例えばここに1枚の名刺があります。名刺の一方の面には会社名、氏名、住所、電話番号などが日本語で表記されています。Photo_2

 

もう一方の面(一応裏面)には、全く同じことが英語で表記されています。さて、この名刺はどちらが主流でしょうか。

 
 
 渡す相手が日本人であれば、日本語表記の面が主流ですが、相手が外国の人であればその逆になるでしょう。このように、主と従とが入れ替わることもありますが、つまり外的要因によっても変わるのです。

 
 
 MGの手段・方法も、その一つ一つが主であると共に、同時に従にもなります。

 

 それなのに一つだけにこだわり、これが全てで(普遍性で)あるように錯覚してしまうと、他の物事が見えなくなってしまいます。このことも忘れてはならないことです。

社内会議が片面思考議論になっていませんか?


<連載コラム㊽>

両面思考に対比するために、片面思考についての例を一つ挙げてみましょう。白熱する会議ということなのですが、皆さんは会議の中で議論が戦わされて盛り上がることはいいことだと思われますか?

 

丁々発止で互いの主張が繰り返され、ヒートアップしている、きっといい結論がでてくるだろうと。

 
 
 しかしたいていの場合、それは大きな勘違いです。その証拠といっては何ですが、国会での与野党のやりとりを見られたことがありますか。

 

互いの主張の言い合い、どんどんヒートアップしていきますが、その中から何か建設的な結論が導き出せているでしょうか。

 
 
 あれなどは片面思考議論の典型です。互いに反対の面の事実を主張し合う余りに、相手方の主張している事実を否定し合う。それがホントの白熱した議論と、呼べるのでしょうか。

 

もし会社の中であのような議論の形が繰り返されているとしたら、まさに不毛な議論としか言いようがありません。

 
 
 国会の議論は別として、企業内のディスカッションであれば、互いに角度(立場や観点)を変えて、つまり反対に入れ替わってみれば、直ちに双方の事実(主張)が互いに納得できるはずなのです。

 
 
 MGでも、自分の状況だけを考えるのではなく、相手の状況をよく見て次は何をしてくるだろうかと、考えているのではないですか。

 

 まさか、人は人、我は我とだけを考えて、自分がやりたいことをただやり続けますか?それでは成績は決して伸びませんね。

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手段・方法は常に複数ある

<連載コラム㊺>

ところで大事なポイントですが、1つの目的・目標に対する戦術、つまり手段・方法は必ず複数を考える習慣をつくるということです。

 

この複数の手段を代案、あるいは二の矢・三の矢とも言います。さらにもう一歩進めてみましょう。

 
 
 手段・方法はいつでも複数あるわけですから、それは縦列にも横列にも当てはまりますから、ピラミッド構造にもなり、中間目標への手段・方法とかが存在することになります。

 

中間の目的・目標は当然ですが最終の目的・目標が前提です。

 

 ということは、どのレベルの手段・方法であっても、最終レベルに結びついているということを意識してほしいのです。一気に最終レベルには到達できないから、まず一歩一歩進めていく、これは
MGの中でも実践されていることでしょう。
 

 
 例えばMG2期のゲームの例が分かりやすいですが、今日はどんな方向のMGを展開しようか、まず頭に描くでしょう。

 

手段・方法も考えますが、思い通りに行かないこともあるはずで、その際にどう切り替えるかもカギになります。代案がすぐに実行できるかは、すでに頭にあるか否かに左右されます。

 
 
 また戦略チップ(青赤黄)を次繰りするためには、まず1枚を買うことが必要です。すでに2段階のピラミッド構造になっているわけで、最終形(BS)を頭に描いて進めていく、そういう実践訓練になっているというわけです。

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まず、目的・目標・方針等を明確に

<連載コラム㊹>

昨今注目されているのが将棋の藤井六段、15歳だそうですが500手先まで読んでいるとか。天賦の才だけではなく、その上に積み重ねた努力の数があるはずです。また、最終棋譜を頭に描いて手を読んでいるのではと理解しています。

 
 
 状況の中心・骨組を的確につかみ、次に目指すべき中心・骨組を決める。それは主として、目的・目標あるいは方針といった方向付けを明確にすることです。

 

 状況を判断しながら決定していき、大枠の骨格を組み立てていくわけです。これが戦略決定です。

 
 
 この目的・目標の確立、さらに持続というのは、脳の統一指令の根源になる働きをするものです。つきつめていえば、これがないと人間の頭は本格的に強力に働かない、ということになります。

 
 
 ひとまとまりの行動(計画)においては、必ず目的・目標・方針等をまずハッキリさせてから、それを達成するための手段・方法を具体的に考えていく。つまり戦術の組立てですが、この習慣をしっかり確立する必要があります。

 
 
 なお、目的・目標といった意識は、意欲や気分とも直結した関連をもっており、脳力開発基本指針その2「進歩発展を目指す姿勢」とも一体的関係にあります。

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確定的事実をしっかりつかみ出す

<連載コラム㊸>

脳力開発でいうところの「思考」には2つの段階があって、まず前段階が「つかむ」ことです。つまり現状の事実=すでに在ること=の中から、中心・骨組を取り出す、読み取ることです。

 
 
 それをベースにして後半の段階、「計画する」ことに展開を進めていきます。ここでは、これから=まだないところ=の中心・骨組を決める、打ち立てるということになります。

 

この順序が大切で、現状をしっかり把握した上でなければ、いくら良い考えを巡らしても夢物語や、砂上の楼閣になりやすいのです。

 
 
 現状をつかみ出す努力を怠ると見事に失敗します。しかしながら、のんびりとやっていては次に進むタイミングを逸してしまいます。

 

幸いに私たちは、MGという訓練の場で繰り返し鍛錬しているはずです。自分の会社盤だけでなく他社の会社盤や市場を瞬時に眺め、一周する間に次の意思決定を決める。

 
 
 経営は絶え間のない意思決定だとMGは教えてくれますが、それは同時に絶え間なく変化する現状を的確につかむことでも在るのです。

 

MGで展開されている現状は、全てが「確定的事実」です。現場経営でも、そうやって訓練したことを活かしてしかるべきでしょう。

 
 
 しかも事実は1つだけではない、時には目の前の市場だけでなく、他の市場(卓)のことも把握しておかなくていけません。全体を観た上で個々の状況もしっかりとつかむ。MGとはなんと素晴らしい実践教育でしょうか。

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中心・骨組で考える習慣づくり

<連載コラム㊷>

脳力開発には「11の指針」があります。指針とは、土台習慣あるいは意識と言われるものですが、三つの面に分けています。その第一がここまでお話ししてきた、「精神的姿勢の確立」です。

 

ここから第二面「思考方法の整備」に入っていきます。ちなみに第三面は、「実際知識の拡大」です。

 
 
 思考方法の整備の第一(指針その4)は、中心・骨組で考える習慣づくりです。私たちはちゃんと意識していないと、物事の一部分や局面だけを見て(あるいは考えて)、それが物事の中心だというつもりになってしまいがちです。

 
 
 逆に、全体を意識する余りに、あれもこれもと複雑に考えすぎて、何が何だか分からなくなって混乱してしまう。

 

そういう思考習慣に陥ってしまうことがありますが、いずれにしても無意識の内にやってしまう、それが習い性になっているということが問題です。

 
 
 では「望ましい習慣」はというと、いつでも全体を考える思考習慣であり、さらにそこからいったん枝葉末節をはずして、中心・骨組だけを残す(きちっととらえる)思考習慣の確立です。

 
 
 MGでも、まず全体の状況つまり誰と同じ卓なのか、市場の状況はどうかをざっくりとつかみますね。それから、それぞれの会社盤を見て在庫状況や製造販売状況、戦略チップの枚数を確認します。

 

 ある人は他の人の資金繰り表(現金残高)を見て、判断するかもしれません。それによって、自分の計画を組み立てしていきます。

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MGを通じて学ぶ社会的価値の追求

<連載コラム㊶>

社会的な価値追求の基盤になる原点は、愛とか慈悲といった言葉で表される高度な感情です。それをさらにもっと簡単明瞭な言葉にすれば、「思いやり」あるいは「まごころ」とか「誠意」ということになるでしょう。

 
 
 つまり脳力開発で学ぶというより確認することは、こういった最も平凡で素直な(当たり前の)ことなのです。

 

ホンモノの思いやりとか真心とは、見返りを求めることなく利害や打算を超えて、真に縁につながる人たちの幸福を願って行動する、ということに他なりません。

 
 
 これ以上に力のあるものはなく、これに敵うものもありません。まさしく最高であり最大の脳力といえるでしょう。

 
 
 MGのビジネスパワー分析の10番目、互恵力もこの考え方につながるものだと言えます。西先生が折に触れておっしゃる「Y理論」もまた、同じ軸に位置するものです。

 
 
 平凡なことを素直に、あるいは愚直にやりつづける、これはMGの決算にも通じます。私はMGセミナーでは、「とにかく番号順に、愚直にやっていけばいいのです」と申し上げています。

 

そしてベテランの方には、「初心者のペースに合わせて、先へ先へいかないように」と、いつもお願いをしています。そのことが彼ら自身の学びになりますから。

 
 
 社会的価値の追求、脳力開発の中でも最高・最大のテーマですが、MGを通じても学んでいることをお忘れなく。

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価値追求に向かうことの意味

<連載コラム㊵>

さて、脳力開発の本論に戻ります。社会的価値追求ということについて、書いていくところで少々脱線してしまいました。

 
 
 人間にとって、書物の中の理屈や言葉の上の理論よりも、本来の素直な基本感情において、そして他人の言に振り回されることなく自分自身の本心において、最も納得のいく「境地」の裏付けがこの社会的価値追求という土台です。

 
 
 満足感が高く、また安定感のある価値追求であり、人間が最も普遍的に本来的に備えている、根源の生命感情であると言ってよいでしょう。

 
 
 この価値追求に向かう時にこそ、毎日毎日の自分の活動に、充実した情熱や高度の信念に裏打ちされた「生きがい」を感ずることができます。

 

そしてこの時にこそ、脳力は最高に発揮されることになり、深く大きい知恵がわいてくるという結果になります。

 
 
 MGを会社に導入し、社員と共に「良い会社」に発展させていくということも、その究極の目標が正しいものであれば、まさにこの価値追求であるということができるはずです。

 

 それは単なる利益の増大だとかで終わるものではなく、例えば「社員を大切にする会社になる」といった、本質的目標であるべきでしょう。

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MGシニアは本質と開発者の思いを学ぶ場

<連載コラム㊴>

前回の続きですが、私は別にMGシニアを受講してインストラクター免許をいただいた方がセミナーを開催していることをとやくかくいうつもりはありません。

 

しかし、免許を取るために、あるいは自らセミナーを開きたいが故にMGシニアを受講する、というのでは本末転倒ではないかと思うです。

 
 
 MGシニアはあくまで、MGの理論やベースになっている思想・哲学、あるいは開発者の西順一郎先生がどんな思いを込めてMGを創られたのか。

 

そういったことをキチンと学ぶ機会であり、修了証や免許証は表現は悪いですが「おまけ」、あるいは「付録」です。

 
 
 ですから、一度や二度MGシニアに出たくらいでは、一体どこまで理解できているのだろうかと思ってしまいます。理解できていなくてもMGのインストはできますし、セミナーは開催できます。

 

でも参加者の皆さんに、「ぜひ本質や真髄は西先生から学んで下さい」と伝えるだけでは余りに寂しい限りです。

 
 
 反論される方、ではあなたはシニアで学んだポケコンやMTを、あるいは戦略MQ会計をどれだけ日常の企業経営に活用し、駆使していますか。

 

さらには、脳力開発やTOCなど、MGの現場実践を強力に補完する学びにどこまでアプローチできていますか。

 
 
 手前味噌ですが、私はMGを始めて30年、その間にMGシニアには多分15回以上参加、あるいは顔を出していると思います。それでもなおまだ、分からぬことだらけです。

 

 日常的にポケコンやMTを使い、脳力開発についてはMGより長く学び続け、TOCも実践応用してきました。

 
 
 でもなお、学び続けると思います。前回のシニア受講は2015年の12月でしたが、その後2017年の10月にも受講しました。ではこの話はここでいったん終えて、再び脳力開発の本論に戻します。

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