それは自分自身の言葉か
脳力開発・情勢判断学は、1985年に72歳で亡くなられた城野宏先生が提唱されました。
思想であり哲学でもありますが、それに「行動」を付けて行動思想・行動哲学と呼んだ方がいいのです。あるいは「実践」を付けて、実践思想・実践哲学と呼んでも良いでしょう。
要するに机上の学問ではない、腰を下ろして腕組みし、思索をただ巡らせている(ように見せる)だけでは事は成らずということです。動けば何らかの答えが必ず出る。
動くと言うことは「手と足と口」を存分に動かすこと、しっかりと意識して動かすことに尽きます。
それだけのこと? そう、それだけのこと。だから、脳力開発(による行動)は易しく誰にでもできることなのです。
こういったことを実例(実践例)をまじえてお伝えしていくことが、脳力開発講座の役割だと考えています。伝える事柄は城野先生の講話や著書の内容もありますが、その内容を踏まえて私自身がやってきたこと、あるいはやってきた人たちを見てきたことです。
色々な方の講演や講話を聞いていると、時々「○○氏はこう言われた」とか、「■■にはこう書かれていた」といった話が目立つ講師の方がいらっしゃいますが、城野先生は、それでは単なるテープレコーダーに過ぎないと言われていました。
正直なところ、私も学び初めの頃は、それしかやれなかったこともあって、伝えるべきことの半分も伝え切れていなかったなと振り返っています。幸いに徐々に自分の実践が積み重なり、直接足を運んで見たことを伝えられるようになってきました。
まだまだ十分ではありませんが、次には自分の言葉で伝えることを意識して講座をインストしてきました。意識することで手と足と口が何倍も動くようになり、結果として自分の言葉に焼き直して伝えることも。
もちろん、まだまだ未熟ではありますので城野師の足下にも及びませんが、言葉には自信をもって臨むことができます。
城野師の目指したものを、私自身の言葉でより多く正確に伝えていくことを、今年の講座の目標といたします。
ぜひ、多くの方にご参加いただけることを念じてやみません。
最近のコメント