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2020年11月 4日 (水)

B/Sが読めますか(9)

いよいよBS左側の資産、上段にある流動在庫の中でもなかなか「厄介な」在庫(棚卸資産)についてのお話です。


棚卸資産の中身は、商品・製品、半製品、仕掛品、材料・原材料、貯蔵品といったものです。


商品とは、販売業でそのまま販売できるもの(仕入れたもの)です。


製品とは、製造業で自社製造して出来上がっもの、つまり売れる状態のものです。


半製品は完成するちょっと前の製品ですが、そのままでも販売可能なものを指し、科目上は製品に含めます


似たようなものが仕掛品ですが、こちらは製造途中のもので製品になる手前のもので、工場内にあります。


材料・原材料とは、製造するために仕入れた(調達した)原料あるいは材料のことです。


貯蔵品とは、事務用消耗品や消耗工具、燃料などでまだ使っていないもの、販促品や包装資材など、


あるいは切手や印紙で、今後使う予定で残っているものも貯蔵品に含めます。


これらは棚卸によって金額(評価額)を確定します。


棚卸には、帳簿上(最近はコンピュータ上)の棚卸と実地棚卸とがあります。


実際にあるものを数える実地棚卸(実棚)が、正しい決算するためには絶対に必要となります。

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業種業態にもよりますが、商品の回転が早いところでは少なくとも毎日か毎週棚卸を行うことが望ましいでしょう。


かつての私の会社は季節変動が大きく、商品回転も平均で4回転くらいでしたから、半期に1回の実地棚卸でした。


月次決算(月次残高試算表)については、コンピュータ管理の在庫数値でやっていました。


誤差は承知ですが、実地棚卸には時間がかかり(当社では1日半~2日)ますから、やむを得ないところでした。


ですから、実地棚卸をするとどうしても誤差(差異)が発生しますので、


差異のある商品については棚卸をやり直したり、最終的には現物主義で「洗い替え」をしていました。


棚卸資産だけでなく、資産の残高数値を正確に把握しないと決算自体が正しいものになりません。


つまり利益そのものが信頼できる数字にならないことになっては、経営が成り立ちませんから、


とくに期末の残高合わせ、実地棚卸は慎重の上にも慎重に行うことが大切です。

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