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2020年10月29日 (木)

B/Sが読めますか(8)

前回(先週)、コラムの最後の方でよい税理士さん(税理士事務所)を選ぼうと書きました。


「よい税理士」さんというといささか曖昧なので、具体的な条件を記しておきましょう。


ただしあくまで私の主観・私感で、いささか思い込みもあるかも知れませんので念のため(悪しからず)。


その前にまず、経営者の方に知っておいてほしいのは、税理士さんの主たる仕事は「税務会計」だということです。


これが何かというと、平たくいってしまえば(企業が)税金を正しく払うための会計事務をしていただくということです。


そして税務会計と、経営者が知りたい会計情報の間には差異、あるいはスキマがあるということです。


ですから、税理士さんはあなたの会社の「経営アドバイザー」や「コンサルタント」ではありません。


だから「経営コンサルタントの私にお任せを」ナンテことは申しませんよ。


言いたいことは、経営も分かる、経営についてもアドバイスしていただける税理士さんにお願いすることです。


どうやったら税金を払わんでも済むかだけに血道を上げてくれる方には、大事な会社の命運を任せないように。


とまぁそのくらいにしておいて、肝心の話をしなければなりませんね。

Photo1_20201029084801
売掛金ですが、売上債権にはもう一つ「受取手形」という科目があります。


その殆どは約束手形(為替手形もありますが使い方は現在はほぼ同じ)ですが、手形取引の多い会社は、


しっかり管理しないと手痛い目に遭いますし、とくに裏書きで支払にも使っている場合には最大のご注意を。


約束手形は、記入してある期日に額面金額を「現金で支払います」という約束を記した紙ですが、


文字通りの紙切れになってしまうリスクを常に伴っている、ということを忘れないでほしいのです。


営業マンの中には、取引先から手形をいただいてきて「集金が完了」したと思っているとしたら大間違い。


売掛金という科目が受取手形という別科目にスライドしただけで、売上債権のくくりから抜け出てはいないのですから。


故・一倉定先生は、「手形は切るな、手形はもらうな」と口を酸っぱくして言われていました。


手形を切るなということについては、またいずれ触れることになるはずです。


とにかく、キャッシュフローすなわち資金繰りについてリスクになる要素は、極力なくしていきましょう。


では次回からは、もう一つキャッシュフローに強い影響を与える「在庫」について触れていきます。

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