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B/Sが読めますか(1)

財務三表は、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、そしてキャッシュフロー計算書(CF)です。


最後のCFは基本的には上場企業のみが義務づけられていますが、


実際には税理士さん(税理士事務所)が作成して会社に届けておられるでしょう。


会計ソフトを使って自社で決算されている場合には、基本ソフトに組み込まれているはずです。


経営者はこの三つのどれもキチンと目通しすることが必要ですが、実際にはどうなのでしょう。


月次の残高試算表も含めて、まず目を通されるのはPLだと思いますが、それは「利益」が記されているからですね。


もっとも利益といっても、PLの中には5つの利益が示されています。


上から順に売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期利益、当期純利益の5つです。


ではこの内、どの「利益」をしっかり見ている必要があるのか、そこのところはその理由と共に理解されていますか?


あるいは経営者と、現場の経営幹部とではみる利益が違う、と言いましたらそのことがお分かりになりますでしょうか。


そのあたりのことはまたの機会に譲って、今日はBSのことについてです。


PLが「期間」損益計算書と言われるのに対して、BSは通常「期末」貸借対照表と呼ばれています。


つまりPLが一定の期間(決算書では当該年度の1年間)の集計数字であるのに対して、


BSはある日、ある時刻の数字、決算書では年度の最終日最終時刻の「残高」数値ということになります。

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言ってみれば、BSは毎日毎日「昨日とは違った数値(本日のBS)」が示されています。


PLとBSに共通している数字は、どちらも最終行に記載されている「当期(分)純利益」です。


ここでちゃんと2つの数値がつながっている、ということが大切なポイントです。


多くの専門家の方は、『BSをキチンと読めること』が良き経営者の条件であり、


BSを正しく呼んで理解することが、「会社を強くする」ことにつながると言われます。


私も同感ですが、でもなぜそうなのかということは余り説明されていませんし、


多くのハウツウ本を読んでみても、なかなか理解できない経営者が多いのではないでしょうか。


ただ、経営者の中には頭では理解できなくても、肌感覚でBSが分かる方も少なくないのだと思っています。


それは「経験と勘」と名付けられるものでしょう、大切で欠かせないものです。


ただし、そこに科学的な裏付けというか週も納得できる合理性という理由が必要です。


BSの中には経営者(の経験と勘)を後押しする数字、あるいは行間の意味が詰まっています。


しばらくはそんなポイントについて、思いつくままに書いていきます。

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