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会社の中に潜在するキケン

昨日は東京のコロナ感染者が1日最高(41人)を記録した。厚労省の週内51人の予想を大きく上回り、知事が慌てて警告を発した。


警告ではあったが、内容はこれまで様々なところで言われてきたことのつなぎ合わせみたいで、切迫感が足りなく感じた。

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しかも中身は要請や自粛、つまり自分(たち)で考えてやってよね、というお願いのレベルを少し上げただけ。


こういう言い方では「やらなきゃ」という人と、「やらんでもいいかも」という人と、完全無視(あるいは無知)に三分する。


いや、ほんとうはその間に「どうしようかな」という多数の層があることを忘れてはならない。


この層は強い方、というよりも声の大きな方に引っ張られ、流されていきがちになる。


完全無視(無知)層の人はいつも我関せずなので、とうめんはどうでもいい、考慮に入れる必要がない。


さて、どういうことが起こるだろうか。何も無ければ、つまり大事が発生しなければそれで自然と収まってしまう。


大事が起こったら、「それみたことか」と言う声が断然大きく強くなっていく。


とたんに「どうしようかな」層が雪崩を起こし始める。当然だが、大きな声の方に寄りかかっていく、流れていく。


それどころか、まだ寄りかかろうとしない人たちに対して一気に攻撃的になって、非難が始まる。物理的な攻撃さえ起こす。


怖いことだよね、でも会社の中では常にこういうキケンが潜在していることを知っておいた方が良い。


いわゆる「2-6-2」の原則なのだが、真ん中の「6」の層の意識や動きには常に心を配っておかないといけない。


企業組織の中では上(左)の「2」の層は優秀有能であるとされていて、それに多数層が引っ張られると良いのだと教える。


だが、ホントにそうなんだろうか。これもまたキケンを孕んでいるのだと考えられないだろうか。


新型コロナウイルス感染という「危機」が、多かれ少なかれ御社にも襲いかかっていると思うのだが、危機は常に(平時にも)組織内にあるということを忘れないことだ。


危機感がどういう方向に向かう力を生んでいくのか、経営トップあるいは組織のリーダーは、しっかり目を見開いて注視していなければならない。


優秀有能な「2」の力だけでなく、多数派の「6」の力をどう巻き込んでいくのか、残る「2」の力も活用できないか。


現状は待ったなしだからこそ、トップやリーダーの力が験されるところだ。


もちろん戦略を見失ってはいけない、社員とその家族のために会社を守るという戦略を。

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