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連載・『脳力開発と私』こぼれ話(73)

確定的でない要素の話をしたいと思います。


つまり人間の脳に伝えられる様々な情報には、「確定的要素」と「確定的でない要素」の2種類があるということです。


確定的要素は次の3つです。
 ・確定事実  ・確定的法則  ・確定的可能性202003


確定事実は問題ありませんね。正確に言えば、自分の目で耳で、あるいは肌などで得ることのできた事実情報(甲情報)です。


自分の信頼する人(仲間、部下、先生など)からの事実情報(乙情報)も確定事実に入れていいでしょう。しかしマスコミ情報などは、慎重な取り扱いが必要です。


確定的法則は、こうなれば絶対に(100%)このようになるという科学的法則、自然法則などを指します。


さらに確定的可能性も、法則までは至っていないがやはり100%そうなるということを指します。ある毒キノコを食べれば食中毒に罹る、といった可能性です。


それ以外のものが確定的でない要素ということになります。どんなものがあるでしょうか。


ザッと上げてみれば、憶測、推測、印象、仮定、思い込み、空想、夢想、未確認情報、評価など。


伝聞情報なども大多数は確定的でない要素に入りますが、上記の乙情報のように確定事実に入れてよいものもあります。


ただし、例えば昨今の新型コロナウイルス感染騒動の中での専門家情報などは、やはり甲乙ではない情報(丙情報)として扱うのが無難です。


こういった確定的でない要素に基づいてしまうと、判断や実際行動がよい結果になりません。気分状態もきっとマイナスになることでしょう。


憶測あるいは推測は、確定的でない要素の典型と呼ばれるものです。身勝手な想定や推論で話を組み立てるもので、気分や感情がベースになることが多いのです。


ですから当然のように客観的ではありませんし、科学的な根拠も乏しいわけで、実際とは食い違うことも多いのです。しかし、この情報は世の中には溢れているというのが実際です。


それは、今回の新型コロナウイルス感染騒動を見ていても分かる通りです。とくに事実と混線してしまうので要注意です。


次に印象、こちらも気分や感情といった感覚的な受け止めをそのまま膨らませることで生まれます。よく第一印象とかいいますが、第一印象事態は悪いものではありません。


その印象を、判断なり意思決定に使ってしまう習慣が付いてしまっていることが問題です。


客観的に思考を整理して、つまり印象部分は外してみて初めて正しい認識につながり、的確な判断につながっていくのです。

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