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連載・『脳力開発と私』こぼれ話(67)

報道などマスコミは少数例を扱う、このことは常に頭に入れておく必要があります。


なぜ少数例つまり目立つところを扱うのか、それはまぁ当然といえば当然でしょう。


たとえば、「人間が犬を蹴飛ばした」というニュースよりは、「犬が人間を蹴飛ばした」(笑)方がニュース性があるということです。


圧倒的に多数の例とかありふれたことを取り上げてみても、商売にはならない、見てもらえない、本が売れないということですね。


そのことをけしからんとかトンデモナイと怒ってみたところで仕方のないことです。


読んだり見たりするこちらの方が、そのことを十分に承知しておれば良いことです。目先のニュースに振り回されなければ良いのです。


というよりは、常にそのような意識を持ってニュース報道なり週刊誌などを見る訓練をしておけば良いのです。


卑近な例でいいますと、東日本大震災の時に津波来襲の様子や福島第一原発水素爆発のニュース映像が、全世界に流れましPhoto_20200213130201 た。


この時、世界の多くの(というより大多数の)人たちは、日本全体が大津波に襲われ、原発から漏れ出した放射性物質で汚染されたと受け止めました。


そうでしょうね、あれだけ悲惨で無惨な状況が映像事実として紹介されれば、日本全体があのようになっていると錯覚しても無理はないのです。


被害の事実があたかも全体を示すように感じてしまう、実はこれが片面思考であるわけですが、反対の事実にはなかなか意識が向かわないのです。


反対の事実とは上記の例でいえば、津波に襲われなかったあるいは原発周辺ではなかった「多くの日本」は、そういった被害もなく無事であったということです。


実際に、海外の駐在員が慌てて出国したという事実も報道されました。でもこれもまた部分的な真実報道で、大部分の外国人は平穏に日本で暮らしていました。


しかしながら、9年経った未だに福島県やその周辺の農産品や魚などは買わない、輸入をしないということも続いています。


いずれにしても、目立つ方の事実が示されているのであれば、その反対側(反面)の方が目立たない側の事実ですから、そちらを主流部分と見当をつければ良いのです。


こうすることによって、大事な事実とか普遍的な事実を見逃すことなく読み取ることができます。


では次回からはさらに広く、多角度思考ということを考えて参りましょう。

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