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連載・『脳力開発と私』こぼれ話(66)

両面思考のポイントは「どちらが主流か、どちらが主たる面か」を見極めることです。


まず気を付けたいことは「両面は(ふつう)対等ではない」ことだと申し上げました、これも大事なことです。


片面思考しかしない人は、そもそも両面が(見えて)ない、片面しか考えてないので主流も何も無いのですが。


ここで注意すべきことは、目立つ方(部分)にどうしても視線や注目が向いてしまうことです。


目立つのはなぜなのでしょうか、それはごく少数の部分であり例外的な部分だからです。


真っ白なボールが山のように積まれた中で目立つのは、たった一つの赤いボールです。白い紙の中で目立つのは、赤い点や染みです。


つまり圧倒的に多数を占める部分は、それだからこそ目立たないのだということを判断する際に忘れてはならないのです。


ここ最近は、新型コロナウィルスの猛威がマスコミで大々的に取り上げられています。確かに大変な出来事であることは間違いありません。
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しかし、日本で25人の感染陽性が出ていることが大いに騒がれているのは、それが目立つ部分であるからです。


目立たない部分、感染陽性者を除く1億2千万人余りの日本人は無事であるということは報道としては取り上げられません。


目立たないニュースにはニュース性がないから、マスコミやジャーナリズムには(「商売にならない」ので)取り上げられないのです。


そのことをけしからんと非難してもしょうがないのであって、私たちはその目立たないことが主流であると承知していれば良いのです。


城野宏先生は、これを「浅草の火事」という例話で私たちに伝えられました。


ニュースで「浅草で大きな火事が起こって燃えている」といわれると、ついつい浅草全体が火事あるいは東京が燃えていると感じてしまいます。


しかし燃えているのは浅草のホンの一角であって、多くの浅草は無事であるし、東京全体は殆ど全て安全であるということです。


だから慌てて荷物をまとめて避難するなどという心配をする必要は、ちっとも無い。しっかりと具体的事実を知って対応すればいい。


仕事においても同じことが言えます。見せられた部分だけを見ないで、まだ見えていない部分もしっかりと見たり考えたりする。


それによって、間違った判断が防げるというものです。局部的事実も重要ですが、全体としてどうなのかということがもっと大切です。


部分最適ではなく全体最適が大事、という所以もここにあります。

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