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苦渋の決断

表題、苦渋の決断、いやいやそんな大袈裟なものでもない。


一昨日の朝の電話から流れが変わったのを感じた。研修の主催者からの電話、やむなく中止の要請。


つい一週間ほど前には「やりますよ」とメールが届いていたのだが、そうなる予感もしていた。


主催者がやろうと思っていても、参加者にはためらいがあるかも知れない。参加者にはなくてもその周囲や会社はどうなんだろう。


幸い私の周りには情報を正しく判断して前向きに対処される方が多いので、私もいつも励まされている。


ただ、ここ何日かで「世間の空気」がさらに大きく変わった(ように感じる)。


次々に大きなイベントやコンサート、あるいはスポーツ大会が中止や延期、さらには無観客試合なるものに変更されてきている。


実は世の中で起こっているホンの一部分ではあるのだが、あれだけマスコミに報道されると「それが全て」のような雰囲気が醸成される。


それでも、要は主催者が判断してやるかやらないかを決めればいいので、私自身は「やる」方向で模索をしていた。


協力者や参加予定者も後押ししてくれている、ようしやろうと決断した、いったんは。
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ところが北海道が小中学校などの休校を決めた、大阪市も追随すると、慌てた政府(いやアベかな)が小中高を休みにする要請を出した。


要請ではあるが、受け取る側からは強制にも命令にも聞こえるモノだ。大衆は当然「大変だ」という意識だから、多くがそれに従っている。


流れが明らかに変わってきた。そんな中で自分の思いを強行することが、今本当に必要なのかどうか。


やるのは楽とはいわないが、これまで通り前に進めていけばいい。やめる、あるいは退くことは難しい。企業経営でもそうだった。


昨日は朝から迷い続けていた。しかし翌日(つまり今日)からの遠征がやむない事由でキャンセルせざるを得なくなり、それが導火線で心が決まった。


やめよう。


3月13日の研修・神戸脳力開発講座は自分主催だから決断すれば良い。しかも中止ではなく順延するだけだ、6月から予定通り進められる(12月講座を追加した)。


14日15日のキャッシュフロー経営セミナー(CFMG)、まずは共催者に了承を得る。こちらも今年あと3回の日程が組んである。4回の内1回がなくなるだけだ。


こうして苦渋の決断を下した。突き進むことも勇気なら、一歩退くことも勇気だと自分を励ましている。


戦略(方向性)が決まればやることは次々に出てきて、あとは参加予定者に正式なメッセージを送るだけだ。


昨日1日、それはまさしく脳力開発の実践ケーススタディだった。


終わりのないものはない、そんなに急速に収束しなくても先が必ず見えてくるはずだ。それを強く信じている。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(71)

次の脳力開発指針テーマは、『確定的要素から出発して考える習慣をつくろう』です。


新型コロナウィルス・COVID-19の感染についてのニュースが、毎日毎時のようにTVやネットから流れてきます。


その中には確かに事実であるという情報がありますが、それが大半なのかというとそうではないのではないかと思っています。


つまりテーマにあるように確定的要素としてとらえてもいい情報は、実はホンの一握りではないかと。


流れてくる様々な情報を集めて、全てに共通する事項については「確定的要素」と推定されるくらいの感覚ではないでしょうか。
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例えば色々な国々が伝えている情報がほぼ共通していれば、確定的要素として自分の考えの中に取り入れていく。


今問題になっているのが新型コロナウィルスであり、「COVID-19」とWHOが名付けた、これは間違いのない事実です。


最初に感染が認められたのは中国の武漢である、じつはこれは事実であるのかどうか?マークをつけた方が良いかもしれません。


武漢で大感染が起こり、その数が日増しに増えていき死者が出て、ついに武漢市が閉鎖状態となった。これは事実情報です。


といったように、一つ一つをキチッととらえていかないと判断・意思決定を誤ることが出てくる恐れがあります。


つまりマスコミ情報や、とくにネットに流れている情報は十分に注意してみていないと、思わぬ間違いにつながるということです。


「確定的要素」と「確定的でない要素」とをしっかりと区別し、可能な限り確定的要素から出発して考えることが大切です。


もちろん、今は確定的でない要素であっても、さらに情報を集めて調べていけば、確定的になる可能性はあります。


とくに情緒的に流れてしまったり、目の前にはまだ起こっていないのに、もう起こっているような錯誤をしてしまうことは危険です。


その意味では、今回の新型コロナウィルス・COVID-19感染騒動は、私たちの判断力や対応力を試されているようにも思えます。


いずれにしても、できるだけ確定的要素を多く集めて、正しい判断、的確な意思決定をしていきましょう。

代表取締役名誉ナントカは鵺(ヌエ)か?

まぁともかく、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の勢いが止まらない。


大型イベントが次々に中止や延期、あるいはスポーツでは無観客試合になったりして、いささかそこまでやるのかって感じだが仕方がない。


もし何かが起こったら主催者は責任を問われることだろう、何かが起こる確率は極めて低いが、何事にも「絶対(大丈夫)」はない。


政府は大きなイベントの自粛を呼びかけたが、ではそうでないものはというと地方公共団体や当事者に丸投げと言ったところ。


東京都が都の施設を使う500人以上のイベントというかなり具体的な線を出したが、それ以外は自分で判断しろってことだね。


そんなわけで、私の周りでも色んなイベントが中止になったり、これから先のセミナー・講演会などの中止や延期のメールがやってきている。


私が直接関わるセミナーは3月中に4つあるのだが、これについては小規模(10~25人くらい)なものなので、十分気を配りながら実施方向に舵を切ることにした。


地域的にも今のところ感染がほとんどない状況でもあるので、そのように判断をさせていただいた。


企業も対応が大変だ。政府も対応を呼びかけているが、対象となっているのは大企業のしかも正規社員の範囲だなと感じられる。


テレワークなどを推奨すると言われても、いったいどんな企業が対応できるというのだろう。小企業、零細企業にはほとんど無理な話だ。


接客を含むサービス業、流通業ではさらに不可能と言って良いし、さりとて仕事を休むわけにも行かない。


ここはそれぞれの企業のリーダーの判断、意思決定が問われるところだし、その判断と決定に責任を問われることにもなろう。


その企業リーダーに、時々おかしな肩書きを見ることがある。といっても小さな会社には余りない、大企業に目にする肩書きだ。


例えば「代表取締役名誉会長」とか「代表取締役相談役」あるいは「代表取締役名誉顧問」なんていうのも散見したことがある。
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最初の代表取締役名誉会長は、最近までJR東海のドン・葛西敬之氏が名乗っていた(現在は取締役名誉会長)。


調べてみると今も数社で見つけることができる。いったいこれは何だ? 勲章みたいなものなのかな。


小さな会社でも、事業承継などを行った直後から数年は、先代社長が代表取締役会長に就任することは多いが、この目的は主として銀行対策だ。


後継者よりも銀行に対して顔が利く、もの申せる。あるいは銀行からの信用力も高いということから必要な役職だと思う。


それでも、後継者と2人代表でいるのも数年、長くても5年が限度だと考えるべきだろう。私は2年でやめるべきと考えている。


事業承継と後継者を決めた時から本格「教育」が始まっているのであり、引き継いで1~2年で完全に渡せなければ先代の能力が問われるだろう。


そんなわけで、代表取締役名誉ナントカなどというものはとんでもないとして、承継後は早めに代表という重荷は脱ぎ捨てることだ。


会長である期間も短い方が良いし、相談役とか顧問あるいは社主とかいうものは「飾り物」あるいは「置物」に徹するべきであろう。


とにもかくにも、決して老害などにならないように、後継者や若者たちの邪魔にならないように願いたいモノだ。

言い方は悪いが自己責任で行動する

新型コロナウィルス・COVID-19の感染が、日本にも世界にも拡大が続いています。


日本での感染者数は発表の数字が正しいのかどうかなど、ネットの中では色々といわれていますが、表の数字よりも多いのではないかと感じています。


政府の方針も出されましたが、内容はスカスカという感じです。あるいはこれまで小出しにしていた方策をまとめて並べた感じも。
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またどうも最終的には自己責任でというニュアンスのようで、企業や個人にお任せという雰囲気も感じられます。


そんな中で、多人数が集まるイベントなどはできれば中止をするのが望ましいというものもありました。


これも強く中止しろと言っているわけではありませんし、また多人数とはいったいどのくらいのことをいうのかも分かりません。


つまりはやるかやらないかは主催者等に丸投げされているわけで、そうなると周囲の見方も次第に変わってくるでしょう。


こんな「ご時世」だから、お上がやらない方が言っているのだから、「やめる」のが善で「やる」のは悪のような見方ですね。


私もしばらく前までは、みんながヒステリックになってしまっては困りものだ、冷静になった方が良いと言ってきました。


その考えは今も変わりませんが、できるだけ周囲の気持ちには寄り添わなければと思っています。


ですから、自分で参加不参加を選べるイベントは極力欠席する、既に申込をしたものはキャンセルしようと考え始めていました。


そうしましたら、政府方針が出された直後からイベント中止の知らせがいくつかメールなどで配信されてきました。


キャンセルする手間は省けますが、中には参加費を振り込んだものもありますので、事務局の方は大変だろうなと同情してしまいます。


この1~2週間の状況がポイント(政府は瀬戸際と言ってましたが)だそうで、3月の中頃には落ち着いて先も見通せるのかなと期待しています。


私もその間に企業訪問や主催・共催セミナー、研修会などがありますが、企業訪問は多人数が長時間集まるわけはないので予定通り進めていきます。


セミナーも、いずれも10人前後以下の小さなものですから、しっかりと管理体制をとっておけばということで今のところは実施します。


交通機関での移動中とかリスクを感じる部分もありますが、それを持ち出したら何もできなくなってしまいます。


今のところ感染の恐れは「宝くじの1等に当たる」よりは大きくても、数10万分の1にも満たないと思われます。


マスク着用だとかこまめな手洗い、消毒など気を付けるべきところは十二分に気を付けますし、万が一感染リスクに襲われても跳ね返せる体力はあります。


氣力も備わっているはずです。


幸い重症化する既往症も今のところはありませんし、むしろ前向きにプラス意識を持って臨んでいきたいと考えています。


もちろん、セミナーへの参加者の方がそうではないお考えであれば、それに沿って行動していただければ構いません。


政府与党ですら「自己管理せよ」と、ある意味自己責任を押しつけてきています。好きな言い方ではありませんが、私も皆さんも自己責任で行動しましょう。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(70)

立場と立場の対立、その中でも最も基本的根本的な対立は、現状打破の立場と現状維持の立場とのぶつかり合いです。


現状打破とはいうまでもなく「今この状況を変えていこうとする立場」です。


他方の現状維持は、「現状をこのまま変えないでいこうとする立場」です。


この2つの立場は決して相容れるものではなく、今後の意思決定や行動を決定づける根本的な対立であり、衝突です。

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会社の会議などではこの場面がよく見られます。ただ見た目には単純に2つに割りきれるものではありません。


言葉のやりとりや意見のすれ違いは、一軒複雑そうに見えます。ですが、じっくり聞いているとこの2つのぶつかり合いであることが分かります。


そこでまずはこれを交通整理してみることが大切です。つまり立場の振り分けを行うことが大事です。


双方に共通していることは、どちらも「何かを守ろうとし、それに対立しているもう一方をたたこうとしていること」です。


となると、その何かを具体的にして中心点を明確にするところから始めなければなりません。


つまり、具体的な希望と行動の方向あるいは内容を明らかにします。これが「立場の整理」ということです。


いくつかの意見が出ていても、どの意見はどの立場から出されている意見なのかを、冷静に検討して整理してみます。


冒頭の例では、どれが現状打破の立場の意見であり希望なのか、どれが現状維持の立場から出されているものなのかを振り分けです。


この時に大切なことは、自分の立場もちゃんと明らかにしておくことです(自己の点検)


自分もまたある立場で考えて行動するわけですから、それが明確でないと強い発言に流されてしまう恐れがあります。


あるいは偏った目を持って、無意識の内に流されてしまうことになりかねませんから。例えば人の好き嫌いといったことは捨てておくべきです。


あるいは利害関係だとか、自分の仕事との関わりとかが強すぎると客観的な把握の邪魔をしますので、自分自身の立場の点検も不可欠だと言うことになるのです。


こういったことを日常的に習慣づけておくことが重要だと、脳力開発・情勢判断学では教えています。

目立つ部分だけに目を向けないで

令和初の天皇誕生日を挟んだ三連休を、新型コロナウィルス(COVID-19)が直撃している。


祝賀の一般参賀が中止されたり、東京と主催のオリンピック関連イベントも中止されたらしい。


テーマパークでも休業するところが出ているせいもあったのか、土日の都内の電車はどれも比較的空いていた。


その土日は、神奈川県の三浦海岸マホロバで開催されたMGフェスティバルに参加してきた。
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やはり直前まで開催するかどうかについては検討されたようだが、全国から80名以上の仲間が集まって「MGのお誕生日」を祝うこととができたのは幸い。


マスクを用意したり消毒液も常備しておいたり、主催する側の気遣いも大変だっただろうと思う。


感染者の数は確かに日々増えており、今がそういう時期だという専門家の指摘も理解している。


おそらくまだまだ感染早期の段階なんだろうし、これから上昇カーブが一段と出てくるのだろう。


周囲でも、遠方への出張規制やテレワークなどの推進をする企業も出てきている。この状況はまだ年度末までは続くだろうと予測される。


さはさりながら、過剰反応あまつさえヒステリックになることは避けた方が良い。そのためにはより正確な情報が必要だろう。


テレビ報道などで流れてくる情報は、一般的なものではなく「目立つ部分」を扱っているのは脳力開発でも指摘しているところだ。


その目立つ部分だけで判断すれば、とても大変な状況で、一歩も外へ出てはいけない、イベントなどとんでもないということになってしまう。


確かにこれまで以上に注意し、極力人混みを避けたり感染の広がる地域へは足を向けないに越したことはない。


だからといって、そういう状況で必ず感染することはないわけだし、今のところ宝くじの大当たりより確率は低いはずだ。


どうも、報道は当たり前の状況を伝えないので困る。「平穏に日常生活を送る」状況とその方法を伝えてほしいものだ。


こんな感じが続けば疑心暗鬼がはびこったりして、何でもかんでもいけないという風潮が強まってしまうだろう。差別も起こりうる。


過ぎたるは及ばざるがごとしという。もっと冷静に、一方からだけではなく違う方向からも目を向けてもらいたい。


危険だったり問題が大きいところは少数例に過ぎず、大半(大部分)は普通なのだということを忘れてはならない。


無論、COVID-19予防のために為すべきことを怠りなくやることはいうまでもないのだが。

損益分岐点売上高は間違いを招く(2)

損益分岐点は4つある、この言葉にたくさんの反応をいただきました。


そりゃあそうでしょうね、世の中に出ている経営や会計の本を眺めても、そうズバリ書いてある本はほとんどありませんから。
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では次のような例をご紹介しましょう(右上の図)。


簡単な数字で表していますので、読む皆さんが適当な単位(例えば億単位とか)に置き換えて読んでいただけばいいと思います。


売上高が100万円、総費用90万円(変動費が50万円で金利を含む期間費用が40万円)、そこで経常利益は10万円(コスト構造として原価率、粗利益率とも50%)。


ちなみにこの図は「戦略MQ会計」の図といいますが、MGをやっている方にはお馴染みのものです。図右側の大きな方(通称「4畳半図」)は掲載している経営・会計書があります。


しかしこの4畳半図だけでは、単にPL(損益計算書)を図式化したものに過ぎません。


さて、この会社の利益率(売上高経常利益率)は10%ですから、かなり優良な会社だと言えます。すなわち儲け(利益)の出ている会社です。

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また損益分岐点売上高は、公式(右の式)に当てはめて計算しますと80万円となります。税理士さんや銀行からいただく経営分析表には、そのように書いてあるはずです。


しかし80万円まで売上が落ちなくても、90万円でも、あるいは100万円と現状を維持しても赤字に転落してしまうことがあります。


この辺りの詳細は、MGを受講していただかないと紙上で説明するだけでは十分はお分かりいただけないでしょう。


一例にコスト構造がそのままでP(販売単価)が90(←100)に落ちた場合を想定してみます。


そうすると、売上は90万円と10%ダウンになります。総費用は90万円(変動費50万+期間費用40万)と変わらず、利益はゼロです。


いかがですか? 損益分岐点売上高の80万にならなくても10%ダウンで、赤字スレスレになるのです。


P(売上単価)だけではなく、V(変動単価)やQ(販売数量)、さらにF(期間費用)を変えても利益ゼロになるポイントが求められます。


つまり「損益分岐点が4つある」というわけです。この4つのポイントを明らかにするのが「利益感度分析」です。


P/V/Q/Fの4つの内、どれがどのくらい利益(経常利益)に影響するのかが分かるのです。


自社の利益感度(P感度・V感度・Q感度・F感度)がそれぞれ分かれば、どれを最も重点的に追求していけば良いかが分かります。


ちなみにかつての私の会社はP感度が1%以下、極めて敏感でした。逆にF感度は約4%。だから経費節減は努力に見合わない(ムダ遣いしてはいけませんが)。


明日からの実際行動をどうしてら良いのか、あなたの会社も試算してみませんか?

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(69)

さて「立場」ですが、脳力開発では立場の中身を「希望(あるいは利益)」という言葉で要約して表します。


すなわち、「こうしたい」「こんなことをやりたい」という行動の内容が、その人の立場を表しているということです。


見方を変えると、希望ということがある立場のことを示している、とも言いかえられます。


店頭で接客に当たる社員に「お客様の立場にたって」というのは、お客様という相手の具体的な希望あるいは利益を考えて行動せよ、ということになるのです。Photo3_20200220215601


私はここに、さらに「役割」という言葉も付け加えてお話をしています。


会社の中では、社長を筆頭に末端の社員やパートの社員まで、それぞれが役割を持って働いています。


ですから社長という役割には社長としての希望があり、それによって考え行動しています。部長には、課長にはと、役割と希望が少しずつ異なり、その行動も違ってきます。


立場・役割によって、希望や利益が異なる。それはとりもなおさず、立場によって価値の内容(質や量)が異なるということです。


よって次のように言い表すことができるでしょう。
 *立場・役割によって、主張や意見が異なる
 *立場・役割によって、評価(ものの良し悪し)が異なる
 *立場・役割によって、進む方向やルールが異なる
一括していえば、立場・役割によって戦略が異なるということです。このことを頭に置いておかねばなりません。


そうなるとどういうことが起こるでしょうか、当然のことですが、立場・役割のぶつかり合い(衝突)が起こるでしょう。


そこで衝突が起こった時には、逆にそのぶつかり合いの内容から、どういう立場・役割どうしがぶつかり合っているのかをつかむのです。


大概の場合は、お互いの中心点(重要点)どうしが衝突していますので、その中心希望と方向(戦略)を明らかにするのです。


中心点をつかめば、解決への道筋も見えてくるものです。

脳力開発的に考えると

毎日のように新型コロナウィルス(COVID-19)の話題が、トップニュースとして流れてきています。


情報は玉石混淆で、まだ正確なところはどうなのかということは分からない、というつかみ所のない状況が不安を助長します。


こういう時には脳力開発・情勢判断学の出番だなと思うわけで、私自身はとにかく確定的事実を追うように心がけています。


事実としてハッキリしていることは、日本が中国に次いで世界で2番目に感染者が多い(クルーズ船感染者含む)ということです。


それにしては対応が後手後手に回っていたり、危機管理が甘いのではないか、そういう状況もいくつか読み取られるところです。


ちょうど中国が春節に入って「国民大移動」が始まるタイミング、その時点ではまだ武漢(周辺)からの入国も制限無しでした。


他の国が制限を設けるようになって、慌てて実施したということは否めない事実です。国際線空便の休止なども数歩遅れた感じでした。


また既に武漢だけでなく、オール中国からの入国を(自国からの出国も)制限している国が増えているのに、日本は浙江省を加えたのみ。
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もちろん、「正解は何か」ということがまだ明確ではありません。だが何ともお粗末な対応ではないかと色んな事実から評価できます。


そして気にかかっていたことが現実になりつつあります。それは「自粛モード」が広がりつつあること。


もちろん、必要なことはやるべきでしょう。自らやれる健康管理、予防の実行などは積極的にやることは当然です。


しかし必要以上に恐れて過剰に対応することは、いかがなものでしょう。正確な事実が少ないので対応は大変ですが、過剰な自粛は萎縮につながります。


東日本大震災の後にも自粛ムードが広がって、多くのイベントが中止になった事実があります。すでに多くの行事やスポーツ大会が影響を受けていますが、その二の舞にはならぬよう願いたいモノです。


とにもかくにも、しっかりと事実情報を自分で確かめて正しい判断をし、行動をすることを心がけて参りましょう。

損益分岐点売上高は間違いを招く(!)

社長の役割ってなんでしょうか、社長がやるべき仕事と言いかえても良いでしょう。


ある意味それは社長にしかできない役割なのかも知れません、あるいはまた社長が全責任を負う役割なのですが。


以前に私が質問したある社長は、「金儲けです」と力強くお答えになりました。「利益を出すことです」と断言された方もいらっしゃいました。


間違いだという気はありません。金儲け、あるいはその結果としての利益を無視して会社経営はありませんから。


会社の目的(戦略あるいは存在価値)が「社員とその家族を幸せにすること」であったとして、毎年キチンと利益を出し続けることはとっても大事な要素の一つです。


ただそれは、「社員とその家族を幸せにすること」 を継続して実現するためにいくつかある、手段(戦術)の一つだということです。


そういうといくら理想を並べ立てても、先立つものがなければダメでしょうと反論されます。


もちろんです、でもあくまで利益は手段の一つであるということを力説するのです。


つまり利益だけを追いかけて、その為には方法を選ばない、不正や不法も辞さないというのは論外としても、利益を上げることに全力を注ぐことは必要だと。



百歩譲ってそれも良しとしましょうか、ですがその為に社員さんたちが毎日の仕事に疲弊し、あるいはノルマに押しつぶされては幸せではないですよね。


あるいは利益を上げるためにはコストダウンが第一だと、仕入先や協力先、下請け先を泣かせていいものでしょうか。


まぁ、そこはそのまま百歩譲っておきましょう。経営の目的達成のためには、利益も欠かせない要素であることは確かですから。


そこで社長に「利益を確保するための経営の数字はキチンと押さえていますか?」聞きますと、「それは経理担当者に任せている」のだと。


時には「ハイ、ちゃんと数字を見ていますよ」という社長もおられますが、その多くは経営担当や税理士さんから上がってくる資料を見ているだけ。


自分で経理(経営管理)や財務をやるのは、会社が小さい内は社長の役割になるかも知れませんが。


それでも、経営の数字とか会計のことは苦手だという社長の多いことは、見過ごしておれません。Photo_20200218164401


それで、ある税理士さんの書かれたレポートを紹介しようと思ったのですが、、、


その方が書かれていた、社長にとって「ここだけは見るべき」数字は、「損益分岐点売上高」「キャッシュフロー」そして「時間当たり付加価値」の3つでした。


キャッシュフローと時間当たり付加価値(MG的にいうとMQ/H)についてはその通りだと思うのですが、損益分岐点売上高はいけません。


損益分岐点売上高 はご承知のように、黒字会社の場合はここまで売上が落ちても何とか赤字は免れるという数字です。


逆に赤字会社の場合は、そこまで売上を上げることができれば赤字を脱却して黒字になりますという数字です。


ところがこれが問題なのです。ではここから先は次回に書いていくことにしましょう。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(68)

前回まで両面思考ということについて述べてきましたが、さらに一歩進めて多角度思考ということを考えてみましょう。


あなたもこういうことを言われたことがないでしょう、「頼むからオレの立場にもなってくれよ」と。


あるいは仕事をしている時に、「経営者の立場になって考えてみてほしい」という言葉に腕組みしたことはありませんか。


自分自身を見ても、会社の中では一人の社員であり、例えば課長とか係長という肩書きを持っていたりしますね。

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家に帰るとどうでしょうか、奥さんがおられれば夫という立場であり、子供さんがいれば父親という立場が加わります。


近所ではどうでしょうか、地域社会の一員であり、もしかしたら町内会やPTAでも役割を担われているかも知れませんね。


普段はそういうことを余り意識していないでしょう、この時はどういう立場で接するかなどと改めて考えないと思います。


立場という言葉は余りに当たり前のことであって、それがどうしたということかも。


でも例えば重要な場面で、「私(の立場)としましては」とか「個人的には」と断りの言葉を挟んで発言していませんか。


小さい頃に「あなたももうお兄ちゃんなんだから(小さい子をいじめてはダメですよ)」と言われて、戸惑いませんでしたでしょうか。


この『立場』という言葉を、当たり前の決まり文句として捉えないで、具体的な思考の元になる言葉として捉えてみませんか。


考え方の整理をするためには、実は立場ということがとっても重要な要素になっているのです。


しかも立場というものは、それだけが単独に存在しているわけではありません。夫という立場は妻が対極にいるからですし、一つだけ切り離しても意味がないのです。


脳力開発では、立場というのは「複数の要素の間の相互関係」を整理して考えることが大切だと言っています。


これが分かっていると一方から考えて答を出すのではなく、関連するいくつかの立場からのアプローチをして考え行動するという、土台習慣ができるのです。


そうでないと、一方からだけ考えて行動してしまい、周りとぶつかってしまう、対立してしまうということになりかねませんから。


商売でも売り手の立場だけでなく、買い手(お客様)の立場からも考えないといけないと言われるでしょう。さらにそこを掘り下げていきましょう。

岡山は何番目の故郷?

高松(さぬきMG)からの帰り道、大阪までまっすぐに行ってもよかったのですが、ちょっと岡山に寄り道泊です。


特別な理由はありません、ただ立ち寄ってみたかったいうことだけでしょうか。


実はこの岡山には、大学時代の後半の2年間、そして就職して1年半後の1976年から新潟(長岡)に赴任する1990年まで住んでいました。
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さらに2006年秋から2008年春までの1年半、逆単身赴任をしていましたので、けっこう縁があることになります。


結婚したのもこの岡山の地ででした。最初に自分の家を建てたのもこちらでした。


ついでに付け加えれば、亡くなった母は岡山県の西部の広島の県境に近い町で生まれ育ちました。


私が最初に当地にやってきたのは1972年、新幹線の岡山開業の年でした。まだ大学時代で、本拠地(下宿)は大学のある神戸市内にありました。


その辺りのことは話せば長いことになりますので省略しますが、当時あった市内のユースホステル(YH)に居候ヘルパーをするようになったのは、その夏からのことでした。


そのYHも老朽化が進んで取り壊され、今では跡形もなくなってしまっているのですが。



大学の授業もありましたから、その年は神戸と岡山を適当に往復しながらでしたが、翌年73年の春先からは殆ど住み着くようになりました。


74年春に就職をして名古屋(会社の独身寮)に住むことになりましたが、やがて体を壊して退職し、また岡山に戻ってきました。


そこで縁あって、独立開業まで30数年お世話になる会社(親会社)に就職し、最初は市内の西の方に、しばらくして県南の玉野市に住みました。


で、上記のように再び岡山市内の東の方に家を建てて、その家には5年ほど住みました。


それからもう30年が経ち、駅前も駅の東西も大きく変化しましたが、その変化を感じようと今夜は少し歩き回りました。


本当に大きく変わっていますね、いくつか当時からある店の名前も見つけましたが、当然当時の主人やスタッフさんはいないのでしょう。


いつもこの辺りを歩き回ったなとか、この近所にあった縄のれんをくぐってお酒を呑んだなとか、思い出すことも多々ありました。


でも新しい道や建物・施設ができており、迷ってしまうようなことも。変わりましたねぇ、初めて住んでからは50年近いですから。


この雪の殆ど降らない町から、雪国へ赴任・引越をすることになり、やがてそこが終の棲家になりそうなのはどういう縁なのでしょうか。


人生とは不思議なものですね、何よりこの町にも縁があるといっても、私が本来生まれ育ったのは大阪なんですからね。


大阪(神戸も含め)、岡山、そして新潟。それぞれが色んな意味で私の故郷です。


強いていえば、この岡山の地は「青春という時代の故郷」なのでしょうね。ある意味では輝いていた時代なのかなと感じています。


それでは今日は最初の故郷である大阪へ足を向け、両親の墓参りをしてくることにしましょう。

楽しく・美しく・効果を出す

昨日も書きましたが、この土日は「さぬきMG」に参加しています。


MGは成績より期数、期数より交流、交流を通して向上へというのが学びのテーマです。


期数は今日の第5期を終えると1411期になります。1987年の9月が初MGでしたから、32年半くらい学び続けています。


同じプログラムでの学びを毎回毎回繰り返すのですが、なぜかいつも新たな気付きがあるから不思議なものです。


多分いつもと同じことを講師(今回は西順一郎・佳恵さんご夫妻)から伺うのですが、今回も「これだ!」と琴線に触れるところがありました。


それが写真の「楽しく・美しく・効果を出す」のサイクルです。202002-m


MGのルール(Cルール)の中にも、『楽しくなければMGではない、美しくなければMGではない、効果がなければMGではない』が明記してあります。


その上に楽しさが効果を出す、美しさが効果を出す、効果が出ればさらに楽しくなり美しくなる。これが腑に落ちました。


また、心構えとして「常にゼロ(期)からのスタート」を意識すること。すなわち今回の第1期は1407期目ではなく、ゼロスタートの第1期であるということです。


何も知らなかった(無知)時の自分に氣というメーターを戻してみる。そうすると虚心坦懐、何でもスルスルと入ってくるものです。


さらに第1期のシミュレーション、第2期からのゲームという形で疑似経営体験をすることで「無知」が「有智」に化学変化していく。


素敵なことだと思われませんか。


さて今日も素敵な仲間たちと学びの1日、どんな新たな気付きがあるかワクワクします。

感想文は毎回書いて頂きます

昨日から四国高松に来ています。北国もこの一両日季節外れの暖かさですが、こちらはさらに暖かくて昼間はコートが要らないですね。


今日と明日はこちらで、西順一郎先生が講師のMG「さぬきMG」セミナーに参加します。


高松でMGを受けるのは何年ぶりでしょうか。MG百回帳を遡ってみると、1990年3月の瀬戸塾MG(ワンデー参加)以来30年ぶりです。

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この時に実はちょうど200期に到達したのでした。MGを始めてから2年半での通過でした。


そんなわけで、今年2回目の西研MGに選んだのが尾崎富美代さんが主催されている「さぬきMG」で、先月の大分MGに続いて連続初参加です。


ところで西研MGでは、研修の最後に感想文を書きます。もちろん、私自身がインストするMGでも参加者全員に書いていただきます。


感想文は、(1)MGについて、(2)講義について、(3)今後について。以上の3項目で構成されています。


一説には、それぞれが「過去」「現在」「未来」を象徴しているともいわれています。


インストした後は、この感想文を読むのが楽しみであると同時に、非常に良い勉強になるのです。


MGでは研修の最終時点、すなわちゲームと決算、講義などが終わった段階、すなわちまだ熱気が体に残っている状態で書きます。


ですから、言葉を飾ることなく本音がほとばしる感想文も少なくありません。ある意味それはインストへの評価でもあるわけです。


なるほそうだったのかと考えさせられることもありますし、初めて体験する方が必ず書くような感想を見ると微笑ましくもあります。


あるいは次回の自分のセミナーで、工夫をして活かしていきたいと思わせるような鋭い内容もあります。


また、私の主張することに共鳴してくれる言葉があれば素直に喜び、自信を深めます。


MG以外の色んなセミナーや講演に出た際にも、任意にアンケートや感想を求められることはありますが、ありきたりの文字が並ぶことが多いのではないでしょうか。


とくに知名度の高い講師や有名なコンサルタント会社の主催の場合には、「下手なことは書けないな」という思いが先行しそうです。


西研MGの感想文にはそういったものが少ない、と私は感じています。時には厳しい言葉を目にすることもあって、かえって励まされます。


最後の(3)今後についての中に、「またやります」とか「機会を作ります」などとしっかり書いてあるとホッとします。


多い常套句は「機会があればまた参加したいと思います」ですが、この場合は90%以上再会することはありません。


機会は向こうから訪れるのではなく、「自分から作るものです」よと言ってあげたいところです。


同じ時空(時間と空間)にずっといても、人それぞれに感じることや学びの中身が違うところが素敵なところですから、西研MGでは参加者に全員の感想文を後日お届けします。


私もそれを読めば、自分が気が付かなかったところを気付かされ「あっ!?」と胸をつかれることがあります。


それがまた、感想文の楽しみだと見えます。では、今日明日ニコニコ笑顔で楽しい学びと交流の時空に浸ってきます。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(67)

報道などマスコミは少数例を扱う、このことは常に頭に入れておく必要があります。


なぜ少数例つまり目立つところを扱うのか、それはまぁ当然といえば当然でしょう。


たとえば、「人間が犬を蹴飛ばした」というニュースよりは、「犬が人間を蹴飛ばした」(笑)方がニュース性があるということです。


圧倒的に多数の例とかありふれたことを取り上げてみても、商売にはならない、見てもらえない、本が売れないということですね。


そのことをけしからんとかトンデモナイと怒ってみたところで仕方のないことです。


読んだり見たりするこちらの方が、そのことを十分に承知しておれば良いことです。目先のニュースに振り回されなければ良いのです。


というよりは、常にそのような意識を持ってニュース報道なり週刊誌などを見る訓練をしておけば良いのです。


卑近な例でいいますと、東日本大震災の時に津波来襲の様子や福島第一原発水素爆発のニュース映像が、全世界に流れましPhoto_20200213130201 た。


この時、世界の多くの(というより大多数の)人たちは、日本全体が大津波に襲われ、原発から漏れ出した放射性物質で汚染されたと受け止めました。


そうでしょうね、あれだけ悲惨で無惨な状況が映像事実として紹介されれば、日本全体があのようになっていると錯覚しても無理はないのです。


被害の事実があたかも全体を示すように感じてしまう、実はこれが片面思考であるわけですが、反対の事実にはなかなか意識が向かわないのです。


反対の事実とは上記の例でいえば、津波に襲われなかったあるいは原発周辺ではなかった「多くの日本」は、そういった被害もなく無事であったということです。


実際に、海外の駐在員が慌てて出国したという事実も報道されました。でもこれもまた部分的な真実報道で、大部分の外国人は平穏に日本で暮らしていました。


しかしながら、9年経った未だに福島県やその周辺の農産品や魚などは買わない、輸入をしないということも続いています。


いずれにしても、目立つ方の事実が示されているのであれば、その反対側(反面)の方が目立たない側の事実ですから、そちらを主流部分と見当をつければ良いのです。


こうすることによって、大事な事実とか普遍的な事実を見逃すことなく読み取ることができます。


では次回からはさらに広く、多角度思考ということを考えて参りましょう。

経営理念は浸透させることが大事

とある会社のコンサルティング&サポートをしていた頃のお話です(かなり以前の実話です)。


その会社は先代の社長が病気で倒れられて、他社で修業中のご子息が急遽呼び戻されて2代目の社長を受け継がれました。


たまたまMG研修を学んでおられたので、何度か研修会場でご一緒したことが縁でサポートを引き受けることになりました。


お父さんである先代社長が創業されたのですが、時流に乗って時には倍々の発展をされていた時期もありました。


ただ、資金繰りはいつも厳しく、経理を担当されていたお母さんがいつも苦労している姿を見ておられたそうです。


創業者であるお父さんの思いは折にふれて聞かれていたそうですが、経営理念といった形にはしていませんでしたので、まずは創業の心をアレンジする形で経営理念をまとめました。


先ずはそのお手伝いからサポートを始めたのですが、最初は毎月訪問して2日か3日間社長を中心に幹部の皆さんとミーティングをしていました。


その延長で、月に1回の全員朝礼(普段は部門別朝礼実施)の際に、経営理念についての話を毎回のようにさせていただきました。


徐々に、行動指針(クレド)など理念周辺も整備していきましたので、毎回毎回切り口を変えながら理念経営についてお話をしていました。


半年くらいたった頃でしょうか、ナンバー2である常務さん(先代社長の番頭さんという立場の方でした)から、次のように言われました。


「先生は毎回同じお話をされていますが、耳にたこができました。


「私も毎回同じ話はしたくない。だから、経営理念を実践してもらえませんか」と申し上げました。


実はこのネタは、かつて松下電器産業の高橋(荒太郎)副社長が同様のことを言われたことを思い出して、使わせてもらった返事でした。Photo_20200213060201


高橋さんの場合は、相手が労働組合(の組合長)だったかなと思いますが。


実は私はまだまだ「足りない」と思いつつ、毎回同じ話を続けていました。


何が足りないか、それは経営指針やクレドなどがまだまだ社内に浸透していないということでした。


経営指針やクレドを作るのは簡単だとは申しませんが、大変なのはそれを社内に、社員全員に浸透し理解してもらうことです。


理解して日々の仕事の中で実践してもらわなければ、それこそ「絵に描いた餅」だからです。


社員の皆さんが末端まで理解してくれていると実感できるまで、私は語り続ける覚悟を持って臨んでいました。


ちょうど、業界を取り巻いている景況も悪くなって危機感を持たなければならない時期でもありましたから、ここで引くことはできないという強い思いでした。


それは若社長も真っ先に理解してくれていましたので、二人で分担しながら社員に落とし込んでいったのです。


サポートのお約束は3年間でしたので、正直言って大丈夫かなと思うこともありましたが、必ずやり遂げるという強い意志で推し進めました。


幸いに「5S」という具体的な戦術を取り上げていましたので、現場も行動に結びつきやすかったのでしょう、徐々に成果が出てきました。


目に見える成果が1つ2つと出てくればしめたものです。若社長も手応えを感じたようでした。


最近は年に一度の経営計画発表会にしかお伺いしていませんが、創業者の心を反映させた経営理念はキチンと根付いているようです。


皆さんの会社ではいかがでしょう、社員は理念達成に向かって行動されていますか?

第3回越後長岡ちょっくらMG

相変わらずトップニュースは新型コロナウィルス。


名前も決まったようですね、「COVID-19」とか。今月現順がピークではないかとも言われますが、早く収まってほしいもの。


さて、そんな中の昨日、長岡市でワンデーMGセミナー「第3回越後長岡ちょっくらMG」を開催していただきました。


参加者は17名、最年少は小学校5年生の11歳から最年長は70歳まで、初MGも6人と多彩なメンバーがあつまりました。


まさに芋洗い、始まる前はどうなるか心配しましたが、午前中は時間の余裕を取っていただきゆっくり進行。

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2期からのゲームでは、3卓それぞれに初心者とベテランがうまく配置され、明元素なゲーム展開になりました。


その結果は成績にも表れます、期末の資金不足はゼロ(これは第3期もでした)で、自己資本も高めながらキチンと正規分布です。


第3期も棚卸差異の修正が3人あっただけで、こうなるとインストは良い意味でのヒマでした(笑)。


そして何と決算トップは小学校5年生、居並ぶ大人を尻目にお見事でした。


最終的には4、5人が決算完了とはなりませんでしたが、これはどうしても最終講義(戦略MQ会計)を入れたいからです。


ゲームだけで終わっても第1期の会計講義でことは足りますが、やはりMGの真髄は戦略MQ会計を少しでも分かっていただくことですから。


次回の開催も5月末の土曜日に決定。また一人でも多く新たなMG仲間を増やしていくことができたらと、期待しています。


やがて会社の中に落とし込んで、「いい会社」が1つ2つと長岡の地に増えていくことを願ってお手伝いさせていただきます。


今回の参加者、そして準備運営いただいた西尾さんご夫婦&家族に感謝です。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(66)

両面思考のポイントは「どちらが主流か、どちらが主たる面か」を見極めることです。


まず気を付けたいことは「両面は(ふつう)対等ではない」ことだと申し上げました、これも大事なことです。


片面思考しかしない人は、そもそも両面が(見えて)ない、片面しか考えてないので主流も何も無いのですが。


ここで注意すべきことは、目立つ方(部分)にどうしても視線や注目が向いてしまうことです。


目立つのはなぜなのでしょうか、それはごく少数の部分であり例外的な部分だからです。


真っ白なボールが山のように積まれた中で目立つのは、たった一つの赤いボールです。白い紙の中で目立つのは、赤い点や染みです。


つまり圧倒的に多数を占める部分は、それだからこそ目立たないのだということを判断する際に忘れてはならないのです。


ここ最近は、新型コロナウィルスの猛威がマスコミで大々的に取り上げられています。確かに大変な出来事であることは間違いありません。
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しかし、日本で25人の感染陽性が出ていることが大いに騒がれているのは、それが目立つ部分であるからです。


目立たない部分、感染陽性者を除く1億2千万人余りの日本人は無事であるということは報道としては取り上げられません。


目立たないニュースにはニュース性がないから、マスコミやジャーナリズムには(「商売にならない」ので)取り上げられないのです。


そのことをけしからんと非難してもしょうがないのであって、私たちはその目立たないことが主流であると承知していれば良いのです。


城野宏先生は、これを「浅草の火事」という例話で私たちに伝えられました。


ニュースで「浅草で大きな火事が起こって燃えている」といわれると、ついつい浅草全体が火事あるいは東京が燃えていると感じてしまいます。


しかし燃えているのは浅草のホンの一角であって、多くの浅草は無事であるし、東京全体は殆ど全て安全であるということです。


だから慌てて荷物をまとめて避難するなどという心配をする必要は、ちっとも無い。しっかりと具体的事実を知って対応すればいい。


仕事においても同じことが言えます。見せられた部分だけを見ないで、まだ見えていない部分もしっかりと見たり考えたりする。


それによって、間違った判断が防げるというものです。局部的事実も重要ですが、全体としてどうなのかということがもっと大切です。


部分最適ではなく全体最適が大事、という所以もここにあります。

キーボード依存症でしょうか

右の手首に微かな痛みを感じているので、冷湿布を貼ってみた。


自宅事務所にいると、どうしてもキーボードを叩く時間が増えるせいだろうか。遠征に出ているとほとんどそんなことがないから。


キーボード依存症とかいうのがあるのでしょうか、SNS依存症とかスマホ依存症というのは聞いたことがありますが。

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さすがにそこまではいかないまでも、確かにPCの前に座っている時間が長いなと感じることはあります。


励行していることは、適宜違うタイムを取るということ、おやつタイムとかコーヒータイム、あるいは読書タイムなどなど。


いずれも10分から30分くらいの短時間タイムで、気分転換にはこれが一番良い。


とくに発想中断時なり、文章を考える思考が一時停止状態の時には一番適当です。


キーボードを叩いている時間、つまり仕事をしている時間についても、けっこう細切れにやっています。


1つの仕事に集中している方が良いという方も多いようですが、私は細切れにしている方が却って集中力が途切れないのです。


そんなわけで、今日も早朝に目覚めてからキーボードタイムを中心に流れています。


すぐ横に大きな窓があってふと眺めると、さっきと天候が変わっている事も少なくありません、とくに今の季節は。


さっきは細かい雪が降っていましたが、今は青空が見えてきています。冷え込みは厳しい感じですね。


あ、朝ごはんも自分で作って食べました。今朝はごはん茶碗半分に納豆、サラダに味噌汁とがんもどき。


午前中はのんびり報道番組をBGMにして、キーボードタイム中心にいきましょうか。皆さんも佳い1日でありますように。

最後の喫煙可能列車が無くなった

新型コロナウィルスの猛威がなかなか収束する傾向を見せません。


色んな防御・防衛策がネットなどにも紹介されていますが、中には眉唾どころか荒唐無稽なものもあるようで、気を付けたいですね。


あるいは中傷誹謗、ヘイトのようなことまで起こっているようですが、これは何ともいけませんね。


いずれにしても体力の弱い高齢者に感染が広がるような傾向もありますので、まずは正しい生活習慣ですね。


早寝早起きはもちろん、三度の食事も暴飲暴食は避けるべし。あるいは酒やタバコも控えめ、いや後者はやめた方が良いでしょう。


そのタバコですが、世界の潮流に沿った法の整備と共に愛煙家にはとっても窮屈な時代になっています。


私自身はもう30年近く前にタバコを捨てましたが、別に時代を先取りしたわけではありません。


かつてはヘビーではないもののかなりのスモーカーで、出張などで移動中の列車の中でも四六時中スパスパやっていました。


そう、その当時は都会の通勤電車以外にはほとんど禁煙車はなくて、車両にもちゃんと灰皿が付いていました。


首都圏の主要路線も禁煙規制があったものの、本格的に禁煙車が導入されたのは1976年の新幹線「こだま」が初めてでした。


この時は16両編成の16号車たった1両のみでしたが、この後次第に禁煙車率が加速度的に向上していったのはご承知の通り。


現在ではほぼ全列車の禁煙化が完了し、一部車両(及び一部駅)に禁煙ブースが設けられているのみです。


ところがつい最近までとある私鉄の特急に喫煙可能車両がありました。それが近鉄の特急でした。

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近鉄駅の窓口で特急の指定券を買う時には、必ず「タバコは吸われますか」と聞かれました。ネット予約でもちゃんと聞かれました。


これがつい先日の1月31日までで喫煙車両が廃止され、2月1日からは全ての特急が全面禁煙になりました。


逆に良くここまで続いてきたなぁと感心させられます。愛煙家には申し訳ないですが、長く乗っても2時間ほどですからね。


かつては列車の窓を開けて、タバコの煙をくゆらせながらワンカップを窓際において、景色を眺めるのが旅の楽しみでもありました。


移りゆく車窓に釘付けになっていて、指に挟んだタバコの灰が膝に落ちたり、指先が熱くなっていたり。


「火を貸してもらえませんか」と相席の方に声をかけることもありました。


それでも満員の車内では吸わないとか、子ども達が乗り合わせたらガマンするとか、それなりの秩序は心得ていたようです。


そういう旅も遠くに消えました。その内缶ハイボールも規制されないことを祈っています。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(65)

さて、引き続いて両面思考について述べます。


基本の意識や行動は、『両面とも抱き合わせのセットで見たり考えたりする』ということになります。日々の中でもしっかり意識すれば、実践に活きてきます。


例えば、日々流れてくるニュース情報などでもいったんはそのまま受け容れますが、同時に必ず違う点も考えてみるということです。その両方をセットで頭の中に入れるわけです。


誰かが株などの投資で得をしたという情報を聞いたら、その反対に損をした人もいるのではないかと考えるわけです。


余り良い例ではありませんが、最近の新型コロナウィルスの日本における感染者は45人(2/6)だそうですが、それが大変だと考えるのは普通です。


しかし、日本にいる他の(大多数の)人たち、つまり具体的に1億2千万人余りはまだ感染していないということだなと。

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そうすると、インフルエンザの感染者の数と死者の数の方が多いのではないかという情報が気になってきます。


それなのになぜこんなに騒いでいるのか、という理由を探りたくなる。専門家という方が「新型なので分からないことが多い」と言っていることが、騒ぎの大きい要因ではないのか。


インフルエンザには予防接種ワクチンもあるし、感染の検査もたやすいし、感染していても特効薬がいくつかあります。


さらに展開していくと、それなのにインフルエンザでも大騒ぎになるのはなぜなのか、といったように考えや行動が展開していくわけです。


さて、こんな風に両面思考を展開していくわけですが、そこでとても重要な要点があるのです。


つまり、両面が考える場合には、必ず「どちら(側)が主流なのか」というポイントも考えることが大切になります。


最初から片面しか考えていない人には、どちらが主流かという考え方がそもそも最初からありません。両面とも考えると、ここが重要になるわけです。


そして判断する、どちらが主流だと決めなければなりません。そうしないと行動に結びついていかないからです、手足口をどう動かすかの指令が出せなくなるからです。


次回はどちらが主流かを考え、決める際の注意点についてです。

冬は冬らしさがいいかな

やっと新潟らしい冬景色が戻ってきました。


白山公園の梅の花も咲き、今年はこのまま春になるんじゃないかなと思いましたが、さすがにそうはいかないですね。

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今朝は今季最強の寒波、冬将軍もようやく目覚めたようですので、新潟県内各地でも吹雪のところがあるようです。


ついこの間は県内の気象観測地点全部で積雪ゼロを記録しましたが、さすがに県南の津南町辺りは1mくらいの雪になっています。


昨日の東京からの戻り道(新幹線)でも、県境のトンネルを出た途端に猛吹雪模様。窓に当たる有性スプリンクラーの水音がしていました。


暖冬も、暮らし向きにはありがたいのですが、やはり冬は冬らしくなくてはとも思うのです。


既に県内のスキー場の中には、今季の営業を諦めたところも出ています。暖冬に、新型コロナウィルスのダブルパンチで大変です。


小中学校のスキー授業も軒並み中止、冬祭や雪まつりの企画変更や中止もあるようで、運営に当たる人たちは大変ですね。


除雪を当てにしていた業者にも業績を心配するところが出始め、さらには春以降の米作にも影響が出るのではと懸念されています。


最も今回の寒波も、週末から来週にはもう緩むそうで長続きしません。


新潟市も今朝はうっすら雪化粧しましたし、道路の凍結状態は明日くらいまで続きそうですが、数年前のようなことはなさそうです。


四季のある日本、とりわけ季節のメリハリのある雪国。冬は冬らしくあってほしいなと、ふと思ってみたりします。


でもやはり、早く春が来るのを待ちわびる気持ちもありますね。

再掲・ウズク(UZK)の管理

これまでも度々書いているが、黒字倒産が増加しつつある。


昨今は黒字倒産の要因として、人材不足や事業継承が増加しつつあるが、相変わらず資金(キャッシュ)の行き詰まりが主因である。


とくに起業してから3年とか5年以内に倒産に至る企業には、この資金の行き詰まりが目立つようだ。


計画段階から資金繰りに無理のあるケースは論外として、業績を急激に伸ばしながら倒産するケースも少なくない。


とくに売上が倍々ゲームで上がる場合にはとくに要注意だと言える。企業としての体制が整わないこともあるだろうが、キャッシュに対する無知が大きな要因だろう。


製造業にしろ、販売・流通業にしろ、売上が急激に伸びる際には仕入も急増する。製造業なら材料・副材料の仕入、販売・流通業なら商品の仕入である。


在庫が潤沢になければ物作りに支障が出るであろうし、売れ筋商品を切らせては顧客から見放されるし、販売チャンスを逃がすことになる。


また売上(正確には売上回収)よりも、仕入の支払決済の方が先行することが多い。これが手元資金をドンドン減らしていく。売上は上がっているからPL上は黒字状態だ。


では在庫を持たないサービス業はどうか、こちらはもっぱら売上回収についての問題だ、いくら売上が上がっても、売掛金のままではキャッシュは減少する。


社長も営業マンも売ることについてはプロかも知れないが、経営は「売ってナンボ」ではなく「集金(回収)してナンボ」なのだ。


回収ができずに売掛金が塩漬けになってしまっていては、見かけの利益が増えるが運転資金が回らなくなって借入金が増える。


借入ができなくなった時が運の尽き、などということになってしまう。


経営者は常にウズク(UZK)をしっかり管理してほしい。「U」は売掛(売上債権)、「Z」は在庫(材料・仕掛品・製品または商品)、そして「K」は買掛(買入債務)である。202003-cfmgp


この3つはPLでは管理できない、BSをしっかり見ていかねばならない。「BSがちゃんと読めない」経営者の何と多いことか、それこそチコちゃんの『ボーッと生きてんじゃないよ!』だ。


UとZが増えれば運転資金が不足して借入に頼ることになるが、「貸したくてたまらない」銀行も貸したくない会社には融資してくれない。


「K」は上手にコントロールすることが大事だが、払うものはキチンと払うのが大原則だ。となると、やはり「U」と「Z」がカギになる。


売り上げたら早めに回収(集金)する、その為には良い得意先を持つことだ。見た目や名前にごまかされて、支払の渋い売り先を持たないことだし、持ってしまったらしっかり管理することだ。


回収も原則はキャッシュ集金だ、振込が手数も余りかからないし確実だ。手形は危険だ、手形は切らない、もらわないことが理想だ。


在庫、安いからと言って必要以上に買い込まないことだ。過剰在庫は不良在庫になる恐れもあるし、寝たままの在庫はキャッシュを生まない。


安く仕入れたと喜んでいても売れなければ、そして回収(集金)ができなければ何の意味も無い。


今こそキャッシュフロー経営とは何かを学び、かみ砕いて理解を深め、社員と情報を共有して現場で活用してほしい。


キャッシュフローMGはその学びの手段の1つだ。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(64)

どんなものにも両面があることを前回書きましたが、その両面とも「事実である」ことを知っておくことが大事です。


昨今はテレビのニュース映像やネットなどで情報が直ちに、そして大量に入ってきますが、そこで注意が大いに必要です。


つまり何かの情報を耳にしたり目にすると、とくに一部の印象を強く受けると、それがホンの一面的なことや局所的なことであるのに、あたかも全体あるいは前面を示しているように受け取ってしまいがちです。

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そうして一喜一憂してしまう、あるいは盲信して行動してしまう、そういう習慣に自分がなってしまってはいないでしょうか。


会社の中の会議においても、白熱の議論が交わされていることがありますが、第三者として聴いていると「らちがあかない」やりとりをしていることの多いのに気が付きます。


つまりお互いに自分の立場から意見を述べているだけ、言い換えれば互いに「1つの物事の片面事実だけを言い張っている」のです。これではいつまで経っても平行線です。


自分の意見がその対象のものや事実の全体を表していると思い込み、相手の言っていること(もう片面の事実)を否定しようとして、議論が空回りしているのです。


双方共に事実を語っているのですが、同じものや事の異なった面を指しているだけのことに、気が付いていないのです。


こういう行動は日常の中で頻繁に見られることで、かなり強く意識していないとあらゆる側面で同じ誤りを繰り返してしまっています。


ですから「必ず両面を見る」という両面思考の習慣を、土台習慣としてがっちり築いておかねばならないのです。


その為には、何に対しても「その両面とも必ずセットとして見たり考えたりする」習慣づくりが必要で、これは普段から意識すると同時に行動訓練が欠かせません。


ある方向からの見方を示されたら、あるいは自分でまず思ったことがあったら、必ずその反対、違う点も考えて両方ともセットにして頭の中に入れるのです。


良い面を示されたら、悪い方の面はないのかをすぐに考える。成功するイメージを持つことは大事だとしても、まずは失敗する局面はないのかも考えてみる。


周りの人に「あいつは天邪鬼だなぁ」と思わせるくらいでも、ちょうど良いのです。


もっともそれが嵩じてしまい、「あいつは何でもかんでも反対してくる」と思われた私は、企業組織の中でははじき出されかねませんでしたが。


結局それも形を変えた片面思考だということに気が付いて、行動の仕方を少し工夫しました。

令和1年の申告書を提出します

今日は2月3日、昨年つまり令和1年の申告書を新潟税務署に提出してくる予定です。


個人事業(ヴァンガード経営研究所)主としての青色申告書と、個人の確定申告書です。ここ数年は、ほぼ同じタイミングでの提出です。


郵送でも良いのですが、「収受」印をもらいたいので毎年足を運んでいます。もっとも来年からは青色申告控除額を維持するために、電子申告に変えることを考えています。
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申告書は全て自分で仕上げています。そのために必要な日々の経理処理や、帳簿を揃えることも自分でやります。しかも、市販のソフトは使っていません。


日々の仕訳(帳)から、現金出納帳、総勘定元帳までを「マイツール」で、自作システムを駆使して作成をしています。


もし来年電子申告することになると、マイツール内の電子データを認めてもらえるかどうかというポイントがありますが、これまで通り全てプリントして持つことなら大丈夫でしょうか。


領収書を始めとする伝票類は順番に紙にのり付けしているが、これをPDFデータ保管するかどうかも今のところ保留。大した枚数でもないし、手間もさほどかかりません。


もっとも、これらはもし万が一税務署からの調査などが入った場合のためにとってあるだけで、起業して10年以上自分で見返したことは殆どないですね。


そろそろ保存切れのもの、帳票を含めて捨てても良いなと思っています。数年分をまとめてゴミ処理場に持っていこうかなと。


そんなわけで全部自分で会計処理するわけですが、30数年前まではそんなことができようなどとは考えても見なかったですね。


きっかけになったのは1987年9月に初めてMG(MQ戦略ゲーム=西研MG)を受講した時ですが、その後継続して受講したモノの、何でも自分がやれるまでには数年を要しました。


というよりも、気が付いたらできるようになっていたというのが正しい表現です。


MGを始める前までは、自社の決算書も読めなかったわけですし、経理の仕訳なんてものは「経理屋の仕事」と考えていましたから。


仕事の中で納品書や請求書あるいは領収書を受け取っても、経理課にまとめて提出するだけ。仮払伝票をきったら出張旅費分が前払いされ、戻ったら精算書を提出する、面倒だなと思っていたくらいでした。


それがMGをやって程なくしてB/SやP/Lくらいは理解できるようになり、経営計画書もそれなりに作れるようになり、販社に移ってしばらくもしない内に仕訳のできる自分に気付きました。


もちろんMGのおかげですし、素敵な相棒であるマイツールがいつもそばにあったからだし、できるという意識を持って行動する脳力開発の実践が可能な自分になっていたからでしょう。


というわけで、今日の午前中には申告書を提出して参ります。

この目で見たマスク騒動

寒気の居座りが弱くて、冬らしい天気になかなかならないようです。


先月は飛び抜けて記録的な暖冬だった(100年に一度?)ということも、気象データから読み取れる事実ですね。


そんな中で新型コロナウィルス感染が大きく広がっています。昨日現在で国内では20人の感染者、この数字の読み方が難しい。


たったの20名と感じるのか、もう20名も感染していると読むのかによっても「脳の対応」が変わってくるでしょう。


それにしてもテレビをつけると、新型コロナウィルス関連ニュース報道のオンパレード。ネットの上にも情報が溢れ過ぎています。


その中には当然のごとくデマ情報も溢れているわけで、中には目に余るひどい情報もあり、しかも拡散が始まっています。


情報の伝わり方が、その速さが半端ではないということも感じています。


そういう時代に合わせた対応の仕方が、個人にも国にも、そしてマスコミにも求められているのでしょうが、全く遅れているなと感じます。


1つの例がマスク問題ですが、事実として店頭からマスクが消えていることは私も昨日1日で事実として確かめました。

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そう言えばこんな騒動が過去にも何度かあったなぁと、記憶を辿っていけばいくつかを思い出すことができます。


マスコミも事実を報道しているのでしょうが、まさかそれを面白がっているなどとはいいませんが、何だか「煽っている」という側面が透けて見えます。


城野先生が、マスコミは「目立つ部分」しか取り上げないと言われていましたが、なるほどとうなずけます。


私自身もこの目で、一人で3箱も4箱も抱えてレジに並ぶ人を何人か見ました。店が開いてまだ店頭在庫がそれなりにある時間、でもその時間はアッという間でした。


1箱50枚入っているとして3箱だと150枚、家族の数が何人いらっしゃるのか分かりませんので非難をする気はありません。


でもこういう時だから、人間の本質が見えてくるのかも知れません。


ただそう言う私も、普段からマスクなどは家の中に備蓄をしているから余裕を持っていると言われればその通りです。


正しい情報が、この状況の中で「正しい」とか「的確だ」というつもりはありません。


しかし、自分自身でしっかり判断をして行動することが大切ですよ、とは言いたいところです。


少なくとも、とんでもないデマ情報や煽り情報などに振り回されませんように。

学びは自分の過不足確認

2月に入り、冬らしい西高東低の気圧配置が天気図に現れました。


先日は新潟県内の気象観測地点の全てで積雪ゼロという、前代未聞の気象状況になりましたが、昨日からは山沿い地方では降雪・積雪が記録されています。


2月の上旬は予報に雪マークが付き、スキー場などはホッとしているところでしょう。


冬場に雪が少ないと、この先春以降の米作などにも影響が出ないかと懸念されているところです。


さて、昨日は「人を大切にする経営学会」関東支部の設立記念フォーラムに参加してきました。内容などについては、後日『小さな会社のマネジメント』で紹介するつもりです。


そんな中でいくつか琴線に響いた言葉を紹介します。


まずトップバッターで登壇された、福島県いわき市を中心にスーパーマーケットやドラッグストアを展開されている、(株)マルトさんの社是。


「商売とは 心からありがとうを言ってくださる お客様という名の友人をつくること」


さらにTOTOグループの企業理念の中から。


「良き品物を作る前に良き人を作る」(2代目社長の提唱)
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最後に坂本光司先生のお話の中から。


「正しい経営は潰れない」


他にも色んなことが突き刺さりましたが、ある意味ではセミナーやコンサルティングの中でやってきていることが、間違いの無いことだったことを確認できました。


3月からの脳力開発講座、そしてMG/CFMG研修の中でお伝えして参ります。

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