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路面電車が元気になった

地方都市における路面電車の見直しが進んでいる。


宇都宮市では新規開業を目指しての工事が開始されているほか、既存の路線でも改善が盛んである。


広島市はJR広島駅への乗り入れ改良に伴う新路線建設が始まるし、岡山市でも駅前広場への乗り入れ工事が決まった。


札幌市では数年前に僅かに途切れていた区間をつないで、ループ運転が始まり状況も増えているという。


富山市(写真)では富山駅の高架化が完成して、南北に分かれていた路線がいよいよ直結されると共に、経営が一元化されそれによって運賃も下がるケースがある。


北側の富山ライトレールは元はJR富山港線だったが、赤字での廃止も検討されたがLRT化によって駅前乗り入れ路線を新設し、運転本数を2~3倍にして美事によみがえった。 20191007-090549


前述の岡山市でも既存のJR線と直結して、LRT化しようという計画もある。


その他、各地での動きが活発になっており乗客の増えたところも多く、路面電車ファンとしては嬉しい。


LRT、ライトレール・トランジット。それは低床車やモータ・制御器の近代化など車両だけの改善ではない。路面電車システム全体としての大きな変化だ。


それ以上に利用者(潜在利用者も含む)や、周辺の住民や旅行者などの意識も変わってきたのだと思う。


一時期、路面電車は交通の邪魔者とされたことがあった。とくに大都市では殆どの『市電』が廃止の憂き目に遭い、都市の中からトラムが消えたところが多い。


東京都電(荒川線を除く)、大阪市電(阪堺電車は健在)、神戸市電、京都市電(嵐電は健在)、名古屋市電、福岡市、北九州市、仙台市電などなど。


中堅都市でも金沢市や岐阜市、福島市、下関市、大分市、和歌山市などでトラムが消えた。


車社会の邪魔になるというのが大きな理由だったが、結果はどうだったろう。大都会は地下鉄の方が大量輸送面では有利だが、財政負担などで苦しむ自治体も少なくない。


最大の問題は「人間に優しい」かどうかの視点だろう。LRTが完璧だなどという気はない、しかし人間に優しい、とくに交通弱者にやさしいことは事実だと思う。


広島市や岡山市のように駅との直結改良が進むのも、まさにその思想による。豊橋市や高知市、熊本市、鹿児島市、長崎市、福井市、前日の富山市などもインフラ改良が進んで市民の足として人気になっている。


いったん外したレールの復活は難しいと思うが、すでに地方ではバス路線ですら存亡の危機にある。自動車社会の頭から、大きく舵を切り替えないと、環境問題を含めて間違い続けることになると思う。


より便利なトラム、LRTシステムなどを今一度本気で見直してほしいものである。


我が新潟市もぜひに。

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