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連載・『脳力開発と私』こぼれ話(58)

昨年のコラムでは「戦略と戦術」の話を何度か書きましたが、指針ではその四『中心点を明らかにし、中心・骨組で考える習慣をつくろう』になります。


まず中心点を明らかにするということですが、これには段階があります。まず、中心点すなわち物事の中心部をつかまなければなりません。


物事には中心と周囲とがあり、また動きのある場合はそのつながり(流れ)がありますが、そこにも中心が必ずありますから、それをまずつかみ出さなければならないわけです。


つながりが長いあるいは複雑で中心をつかまえるのが困難な場合には、さらに細かいブロックに分けて中心を絞り込んでいくことです。


こうやって中心が明らかになりましたら、焦点を絞っていくことになります。行動という視点で考えるとしたら、その行動目標や到達目標を決めることになります。
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分かりやすい言葉で言うと「決心」することです。企業で例えれば、最終の利益目標(数値)を明らかにし、それを必ず達成するという決心を定めることです。


この決心が強固でないと「統一指令」が働かず、知恵や手段・方法を行動に移していけません。目標に向けての自分の役割は何か、どう行動すれば良いかを定めていくのです。


私の過去の体験でいいますと、まず累積赤字を抱えしかも実質的債務超過状態の会社を建て直す、ということが中心点としてつかめました。そこで経営再建ということを明示し、自分が経営者(当時専務)として何をすべきかを意思決定していきました。


周囲(社員さんたち)を動かすためには何が必要か、それも合わせて考え伝えなければ、私一人ではどうにもなりません。


そこで必要なことは何か、会社の現状を正確に知らせることと彼らが自分の役割を自覚してくれるきっかけを作ることです。後者が、MGあるいは脳力開発といった研修でした。


私は、統一指令を固めるために新たな企業理念を制定し、みんながその方向に行動を揃えることを目指して動いたわけです。


あとはみんなが、それぞれのミッションを「やる」か「やらない」かの選択ですが、これは心配していませんでした。研修によって、正しい選択のできる意識づくりができたと確信したからです。


明確な戦略がありますので、行動に誤りがあれば修正を示唆していけば事足ります。それだけのスキルを、各人がその程度の差こそあれ身につけてくれたわけです。


さて、では意識レベルと行動レベルのことをさらに書いていきましょう。

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