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連載・『脳力開発と私』こぼれ話(63)

名刺、あなたもいつも持ち歩いておられるでしょう。その名刺は片面にだけ名前が入っていますか、それとも両面に入っていますか。


仕事柄、色んな職業の方や肩書きの方から名刺をいただきますが、中にはどちらが表かなと思えるものもあります。


あるいは片面は日本語で、もう一方の面は英語表記でというように分けておられるケースも。これなどはどちらが表なんでしょうか。
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さて、名刺にも顔写真を入れておられる例もありますが、それは真正面から見た顔の写真ですよね。確かに、私も真正面顔以外の名刺写真は見たことがありません。


いや、実は一度だけいただいたことがあって、それには横顔が印刷してありました。


では、人間の「表(面)」というのは真正面顔なのでしょうか。おそらく殆どの方がそうだと言われることでしょう。でも誰がそう決めたのでしょう。


ある人が私を見てこのように言いました。「板東秀行という人は目が2つで鼻と口は1つ、耳は2つでめがねを掛けていて、髪は少し薄くなりかけているが黒くて少し白髪が見える」


ところがある人はそうでないとおっしゃる。「いやいや、目も鼻も口もない。耳は確かに2つ見えているが、髪は割合ふさふさしていて白髪も余り見えない」だと。


ではどちらが本当の板東秀行なのか、どちらが正しいのか。


どちらも正しいのですよね、前の人は私を真正面から見ているのだし、後の人はちょうど反対側すなわち後ろから見ているわけです。


これを脳力開発では、「両面とも事実」なのだと言います。人間の見方で対立することはないと思いますが、仕事の中ではこのような対立点が意外に多いのではないですか。


例えば新開発商品1つを見ても、ある人は「売れる」局面を考えたり描いたりして主張する。一方ある人は「売れない」面からアプローチする意見を述べて対立する。


でもどちらのことも事実であったりする。これはお互いが片面思考なのでぶつかり合っている、に過ぎません。


自分の主張していることが全てであると考えたり思い込んだりして、対立する相手の言っている事実は「それは違う」と否定する。それではどこまでいっても対立するばかりです。


結局のところは、双方とも客観的事実を述べているのですが、互いに一方からしか物事を見ていないだけのことなのです。


物事には表があれば裏もある、上があれば下もあるし右があって左もある。押す方がいれば引く方もいる、一方が勝てばもう一方は負けるわけです。プラスがあればマイナスもある。


これらはすべて、物事の根本的性質であり構造上の法則でもあります。その一歩からだけ見るのが片面思考、両方から見ようというのが両面思考です。

暖冬に立ち向かうって?

1月も今日はもう30日、暖冬が続いており新潟市も雪を全く見ていません。


現役社長時代のことですが、暖冬の年も数回ありました。ある年の初冬、防寒コートやジャンパーが売れない時のこと。


確かにその年はなかなか寒くならず、いつもの年なら動きのよいコート類が店頭に並べてもお客様の反応が鈍いのです。
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そこで営業のメンバー中心に対策会議です。まず「現状」を正確に捉え、その「原因」を絞り出さなければなりません。


現状は明瞭です、計画に対する実績や前年比のPQ(売上)/MQ(粗利)など、数値情報が状況を明示しています。


さらに営業担当者が主要な小売店頭、百貨店などを廻ってみての感触、あるいは売り場担当者の声をいくつか聞いてきています。その辺りのことから原因を書き出します。


売れない原因は何か、まずは「暖冬だから」という声が上がり、全員がうなずきました。その後も堰を切ったように様々な要因を挙げてくれます。


例えば、今年のデザイン・ラインナップがイマイチ良くないのではないのか。販売価格が他のメーカーより高いのではないか。ポスターやDMのデザインがパッとしない。


買っていただいたお客様に差し上げるプレミアム(おまけ)グッズが、余り魅力が無いのではないか。


さらにはライバルが強力な攻勢をかけてきて当方が劣勢だ。小売店の社長や担当者の売る気、熱心さが足りない。


様々に出てきました。全部で15くらい、売れない要因が出てきたでしょうか、中にはグチっぽいものもありましたが。


出尽くしたところで質問を投げかけます、「今出てきた中で『原因』はどれとどれか」と。担当者がエッという目でこちらを見ます、全てが原因ではありませんかと。


脳力開発では、事実に対する要因を「原因」と「条件」とに厳密に区別します。この二つを混同すると真の解決に結びつきません。


そしてたいていの場合、この二つが混線してしまっていて、行き詰まりの袋小路に入ってしまっています。


区別の方法、それは極めて簡単です。自分たちあるいは自社の力を持って、何かできることがあるのが原因。自力ではどうにもできないことが条件です。


例えば暖冬、これに対して自力で解決ができるでしょうか、何か方法がありますか。変えようがありませんね、神様に祈ることくらいでしょうが、それは解決にはなりません。


ライバルに対しても、頼むから攻勢を止めて下さい、手を緩めて下さいナンテ言ったところでどうにもなりません。


でもこれからでもやれることが必ずあるはずで、まずはそれをあぶり出すことです。それを原因として対策(戦術)を複数出す。


さらにこれが重要なのですが、条件も活かせないかを考えることです。極端に言えば、暖冬を逆手にとれないか、とか。


暖冬だからと諦めてマイナス思考に落ち込んでいても、現状を変えていくことはできません。


その意味では暖冬を敵とするのではなく、むしろ条件を頼もしい味方にすることを考えてみてはいかがですか?

偉大なるローカル線に敬意

偉大なるローカル線、山陰本線につけられた呼び名である。京都から西北に延び。日本海沿いに延々と走って下関の手前、幡生駅で山陽本線に合流する。


京都府をスタートに、兵庫県、鳥取県、島根県、そして山口県の1府4県を貫いていく。


その昔には京都発夜行で下関までのんびり走る普通列車もあった。京都発ながらいったん大阪を経由し、福知山線から合流して下関を越えて博多まで走る特急「まつかぜ」という列車もあった。


東京からの夜行急行であった「出雲」は、京都から山陰線をひた走って浜田まで直通していた名列車だ。


晩年は特急ブルートレインで出雲市行きとなっていたが、現在は「サンライズ出雲」に愛称は継承されている。


その山陰本線、現在は細切れに運転系統が分断されていて、全線を直通する列車はもちろん1本もない。それぞれの地域特性で運転されているといった方が良いだろう。


始点の京都付近は電車が頻繁に、通勤時間帯には比較的長い編成で走り回り、特急電車も毎時近畿各地に向かっている。


途中の福知山駅では、新大阪発着の特急電車とクロス連絡してネットワークを構成している。さらに和田山では、大阪方面から姫路経由の気動車特急「はまかぜ」が合流する。


電化区間は城崎温泉までで終了し、「はまかぜ」はその先に直通するが電車はここまでとなる。この辺りまで来ると、電車も気動車も2両の短い編成が多い。


鳥取では、京都から大阪を通って山陽本線の上郡から三セクの智頭鉄道を経由してきた、特急「スーパーはくと」の一部が倉吉まで走る。京阪神から鳥取や倉吉には、この列車が最も早く着くが、高速バスとの競争も激しいそうだ。


米子の手前の伯耆大山から再び電化区間となり、新幹線岡山連絡の伯備線に直通する特急「やくも」やローカル電車が走るが、電化は出雲市の隣駅西出雲で終わる。


そこから先はローカル色が一気に強くなり、特急や快速も走るが2ないし3両編成となる。ローカル列車は小型気動車1両だけの運転も多い。20200127-123651


益田までは路線の高速化もなされており、気動車特急の愛称には「スーパー」が付いて、時速100km以上の運転区間もある。


しかし特急はここまでで、益田から先幡生・下関までは普通列車(気動車)しか走らない。観光地である萩や青海島などがありながら、たった1両だけの列車も多い。その列車も途中の長門市や駅で分断されている。


終点の幡生付近ではい運転本数や編成両数も少し増えるが、優等列車は全く走らない。幡生は終点だが、列車は全て一駅先の下関が発着である。


この偉大なるローカル線を、いつかは各駅停車の乗り継ぎをやってみたい。実は過去には、下関発福知山行きという客車列車に、一度だけ乗り続けたことがある。


18時間くらいの長丁場だったが、不思議と疲れなかった。同じ感覚は味わえないが、偉大なるローカル線に再び敬意を表してみたいものだ。

脳を2%しか使っていない

今日は出張遠征中ですので、いつもの連載コラムではなく脳力開発関連の日記です。


この遠征中は、城野宏先生の論文集を2冊(第1集と第2集)抱えて出てきました。それを読みながら、ポイントをマンダラノートにまとめています。


ちなみに第1集の最初の記事は『脳力開発のすすめ』です。1


その内容は次の5項目です。
 1)頭はよくなるのか
 2)頭の二つの使い方
 3)戦略をもたぬと頭は働かない
 4)脳力開発の方法 -自分でやってみよー
 5)脳力開発でどんなことになるのか


この論文もこれまで何度か読んでいましたが、改めてメモをとりながら読み返してみると、今に自分ができていない部分に気付かされます。


頭の中で分かっているつもりであっても、ちゃんと体が動いていないことが多々あります。


体が動く、実際行動といいますが、それができていないのは「脳を2%しか使っていない」ということです。残りの98%はお休み中、つまり遊んでいる状態です。


例えば今現在最も大きなニュースは、新型コロナウィルスによる肺炎です。そのニュースが世界を駆け回っていますが、考えてみるとテレビや新聞のニュースを見聞きしているだけ。


もちろん現地に赴いて確かめることはできませんが、影響が出ているという国内の観光業者やホテル、商店などのところには足を運んで話を聞くことができます。


学びの仲間のところにも影響が出ているところがあるようです、その気になれば訪ねていくことが可能です。


今のところ必要ではないのでやっていませんが、「やる」という意思決定をすればすぐに動けるか?


方向を決めれば、達成手段や方法は無数に出てきますが、今のところは出てくることを実際に確認している段階です。


必要とあればすぐ動ける自分を確かめて、今日も学びの仲間の会社・事業所を訪ねていきます。

47都道府県を制覇しました

この土日は、今年初めてのMGセミナー受講でした。


大分・日出町での西研MG、これで47都道府県全てでMG受講あるいはインストをやったことになりました。


それがナンボのもんじゃと言われてしまえばそれまでですが、私自身の目標でもありましたので嬉しく思っています。


昨年までの戦略であった「毎期かならず利益(当期利益)を出すこと」や、かつての目標「A卓にこだわる」ことを今年は外しましたが、外して舞うことはもしかしたらマイナスに働くのかも知れません。
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別に成績が悪かったわけでもありませんし、1年のスタートMGとしては上出来段田のではないかと評価しています。


A卓からは陥落して5期はB卓ということになりましたが、最終的にはまたA卓にカムバックでした。


最終自己資本は552、これで第5位でしたが、4期はやっとこさ10番目くらいでしたからまずまずでしょう。


今回の受講者の中では最年長でしたから、良しとして下さい。


今回も戦術は毎期バラバラ。第2期は青と黄での3個売り、3期は次繰り青2枚だけの4個売り、4期は青なし黄のみの7個売り。最終5期は青2枚でのハイP7個売り。感覚としてはリスクもよく引いたなと。


戦略は一貫しているんですけどね、戦術はコロコロと変えるのがまた楽しいわけです。


ちなみに4期と5期は中間段階で損益分岐点を突破しましたが、後半の行動を変えました。4期は次期への確実な準備をすること、5期は可能な範囲内でMQ=Gを上げていくこと。


次のMGでは何を実行しようかと、ここから先は老化防止の脳トレみたいなものです。


ちなみに次回のMG参加は、来月の香川県高松市で開催されるさぬきMGです。以前からぜひお目にかかりたい方もいらっしゃいますので、とっても楽しみにしています。

大分MGはどんな戦略&戦術で?

昨日から大分県日出町です。先ほどから雨が降り出しました。


この日出町は小さいながらも城下町、豊後日出木下家2万5千石は江戸時代初めから明治まで変わらずこの地にありました。

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初代木下延俊は、豊臣秀吉の正室・北政所おね(高台院)さんの甥に当たります。


関ヶ原前後では東軍につき、その功績によってこの地を与えられたそうで、以後16代を経て明治に至ったそうです。


ちょうど来る途中で歴史の本を読んでいたのですが、高台院は東軍側か西軍側かという色分けについての話が載っていました。


皆さんはどちら側だったと思いますか?


大坂城の実質的主であった淀殿との対立から、東軍側に付いたと考える方も多いでしょう。その故に小早川秀秋(甥)に裏切りを示唆したとか、加藤清正や福島正則などを支援したとか。


ただ、これはあくまで結果から出たこじつけみたいなものかなと思います。


高台院は多分「豊臣派」だっただけで、対立は望まなかったというのが私の見解です。


では淀君は、「関ヶ原」時点ではどちら側だったと思いますか?


もちろん秀頼名義ですが、上杉討伐軍の東上に当たり家康に多額の軍資金や兵糧を与えています。でも、石田三成が挙兵した際には何も与えていない。


その当たりの歴史の事実を組み合わせてみると、色んな発見が出来るものです。


ちなみに、小早川秀秋は関ヶ原合戦の最終盤で「突然に」裏切ったのではないということ、最初から東軍側だったなども事実をつなぎ合わせると導き出せます。


そう、事実を正確に見ること。思い込みや結果からの類推ではなく確定的事実で考えよとは、脳力開発・城野宏の教えです。


さぁ、今日から大分MGセミナー。どういう戦略と戦術でいこうかなぁ。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(62)

社員が10名そこそこの、とある会社のものがたりです(実話を少し脚色)。


家族的経営といった雰囲気で、業績もそこそこに推移してきた会社ですが、社長には気懸かりがありました。その内の一つがヒトの問題です。


つまり年々社員の平均年齢が高くなると共に、数年以内に定年を迎えるベテラン社員も何人かいます。もちろん、定年後の雇用も本人からの希望があれば実施するつもりです。


それでもやはり若い社員が必要だろうということは、社長自身だけでなく社員も感じていることでした。そこで、中途採用のPhoto_20200123145701 募集をハローワークを通じて掛けてみました。


何人かの応募がありましたが、期待した20代から30代の若い人の応募はなく、いずれも40代後半から50代でした。


求人では原則として年齢や性別を限定することはできませんので、応募者とは一人一人面接した上で断りの連絡を入れました。


ウチのような小さな会社にはやっぱり若い人は来てくれないのかなと、半ばアキラメの気持ちになった頃ハローワークから電話があり、一人の青年が履歴書を持って訪ねてきました。


大学を中退して就職したモノの、2つ3つの会社でアルバイトやパートとして働いてきたそうです。長続きしないで転職していたことは気になりましたが、面談してみるとなかなかハキハキしていて礼儀も正しい青年でした。


社長は話している内に採用を決めたくなりましたが、念のために古参の社員である営業部長にも面談に立ち合ってもらいました。


部長が色々と質問を投げてもそつの無い答をします。社長がその気になっていると気付いた部長も、いいんじゃないですかと言うので採用OKを出しました。


現在無職だというので翌週初めから出社してもらうことにしました。ただ一つ気になったのは、彼が帰る姿をずっと眺めていたのですが、見えなくなる直前にタバコをくわえて高そうなライターで火を点けたことでした。


週が明けてそのK君が出社、朝礼でみんなに紹介して当分は内勤、倉庫での出荷作業の一員としました。商品や得意先を覚えた頃には営業に出そうと考えていました。


最初の一週間余りは何事もなく過ぎていき、K君も一生懸命働いているように見えました。なかなかやるじゃないか、いい社員が雇えたなと社長は部長たちにも話していました。


ところが最初の給料日の日のことです。振込でしたから渡すのは封筒に入った明細書だけです。K君も受け取って社屋の外に出、陰に隠れるようにして明細を見ていたようですが、チェッとつばを吐き捨てました。


さらにタバコをくわえて、くだんのライターで火を点けスパスパ吸ってから投げ捨てました。それが社長の目に入ったのです。


社長はとっても嫌な気分に襲われ、その瞬間からK君への好意的な見方は一変したのです。そうなると、仕事をする態度も何となくだらしなく見えてきますし、丁寧さが足りないように思えます。


そうです、好感から嫌悪感へと180度転換してしまったのです。


最初は相手の良い面だけが目について、それが相手の全人格のように感じていた。今度は反対に悪い点が目につき始めると、それが相手の全人格であるような思い方をしている。


こいうのが片面思考(の傾向)です。一方の都合の良い面ばかりを見てしまうか、あるいは逆に都合の悪いところばかりを考えてしまうようになる。いずれにしてもキチンとものを見ていないということになります。

人もお酒も肴も出会いが楽しみ

1月もアッという間に後半戦、もはや正月気分でもないのでしょうが、新年会と名の付くものはまだまだ続くのでしょう。


個人事業主という一匹狼の私は、色々な団体などからは距離を置いていますし、メインがネット銀行では銀行の会からのお誘いもありませんから、比較的静かな新年の毎日です。

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身近な団体の新年会もたまたま遠征出張と重なったりして、昨夜の新年賀詞交歓会(新潟&下越地区倫理法人会)が今月唯一でした。


それも無事に終わりましたから、他にはセミナーでの交流会が新年会代わりということでしょうか。セミナー後にも、足を伸ばしてMG仲間たちとの再会交流の予定があります。


新年三が日は特別に家でお屠蘇をいただいたりしましたが、昨年の秋以降は家吞みを控えることにしました。特に理由はないのですが、お酒をいただくとつい食べ過ぎるので、それを抑えるくらいの理由です。


外では相変わらず、以前と同じペースで吞んでいるのですが、できるだけハイボールや酎ハイなどの蒸留酒にシフトしています。


とくに糖質制限するという意識はありませんが、結果的には体重も目標数値前後で収まっていますし、一時は高めだった血圧も落ち着いています。


とくに昨夏に右膝を痛めたこともあって、体重には気を遣います。家では毎日体重計に乗りますが、遠征中はなかなかできません。それだけに気を付けているわけです。


ちなみに今年の目標数値は65kg、現在そこから±0.5kgで推移中、絶好です。


何しろ仕事柄「体が資本」で、開催セミナーに参加して下さる皆さんに迷惑を掛けてはいけません。そういう意識があれば、度を超すこともないようです。


幸い昨秋の特定健康診断でも特に悪いところはなく、いくつか注意点はありますが、これもそれなりに節制しているおかげでしょおう。


でもお酒は好きなのでしっかりいただきますし、その土地の肴も楽しみに各地に出かけています。


今週末は大分(MGセミナー)、人もお酒も肴も、出会いを楽しみにしています。


明日朝は早いので、遠征準備を怠りなく、何しろ「忘れ物名人」ですので。

金融機関と付き合うこと

新しい年が明けて3週間が経過し、新年会・賀詞交歓会などの行事も続いていることでしょう。


会社や業界の新年会、さらには地域団体や金融機関との新年会は、おそらく2月の上旬まで開催されますね。


大きな会社ならば、何人かの経営幹部に参加を振り分けながら出席することもできますが、小さな会社ではそうもいきません。
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私も現役(社長)時代は、さすがに全ての新年会に付き合うことはできませんでしたが、時間が許す限り出席しました。とくに地域団体や銀行の会にはできるだけ出席しました。


それは自分の業界だけでなく、また地域の情報も含めて幅広いご縁を得ることができるからです。脳力開発でも、仕事とは「人との縁を作ること」と教えていますので、その実践の場であったわけです。


また、銀行の会では普段の窓口(融資)担当者だけでなく支店長、あるいは地域拠点店のトップや本部の融資・審査担当などにも顔を合わせるチャンスがありました。


それが直ちにどうとかこうとかではないのですが、いざという時にはそういう縁の糸がモノを言ってくれるかも知れません。


ここで言いたいことは、経営者にとって大事な日常活動の一つとして「金融機関(銀行)とのお付き合い」を上げておきたいということです。


上手なお付き合いと言いたいところですが、私の16年余りの経営体験ではそこまで言い切ることはできません。でも、経営者として普段から銀行と良いつながり(ご縁)を作っておくことは重要なことです。


かなり以前にも一触れたことがあるのですが、無借金経営は決して良いことではないことを今一度書いておきます。


無借金経営であっても、銀行とのパイプを持っている例もないとはいいませんが、稀なことではないかと考えています。


銀行はお金を貸してナンボという仕事ですから、基本的に貸出先こそがお客様です。無借金ということは、地域の銀行とご縁がない、あるいは薄いということではないのでしょうか。


無借金経営を標榜されているある社長から、心配はしていませんよ、万が一ということになっても銀行は何とかしてくれるでしょう、財務体質も業績もいいんだからと聞いたことがあります。


確かに順風満帆、平穏無事で推移している内はそれでいいのでしょうが、本当に「万が一」の状況になった時には果たして大丈夫かなと心配するのです。


銀行だって人の子、何のご縁もない相手よりも、現在のお客様を選択するのではないでしょうか。


具体的な事実は東日本大震災後にも見られた、ということを記しておくことにとどめますが。


銀行からの借入金を有効に、つまりご縁というパイプを太くすると同時に企業の体質強化にも活用することがポイントです。


手前味噌で恐縮だが、私が販売子会社に出向した時、その会社は実質債務超過であった。親会社がバックにあるという理由だけで銀行融資が受けられていた、と私は思っています。


それが全社員の努力と実際行動によって、10年後には銀行の方から貸出の提案を受け、メインバンクから当座貸越で借入ができるようになりました。


現役当時は十分理解しないままの行動でしたが、今振り返ってみてなるほどそうだったのかと頷けることが多いのです。


その中にはもちろん、取引銀行とのお付き合いという戦術が裏打ちとしてあったわけです。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(61)

城野宏先生が、セミナーの都度投げかけられた質問は「ハイライトの箱は何色か?」でした。


私も初めて(講演会の時だったかな)その質問を投げかけられた時、「青です」と心の中で答えていました。

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当時私はスモーカーでピースを吸っていましたが、一時期ハイライトを愛煙していたこともありましたので、青のイメージはすぐに浮かびました。


おそらく多くの参加者が同じ答を頭の中に刻んだことでしょう。この質問は、今現在私のセミナー(脳力開発講座)でもやっていますから、一度体験してみられませんか。


これはモノ(あるいは物事)は一方からではなく、多方面から見なければならないということ。あるいは近づいて、できることなら必ず手に取って見ることが大事だということです。


脳力開発11の指針の中では第5指針、『常に両面とも考え、どちらが主流かも考える習慣をつくろう』です。


まずはこの両面思考、その反対である片面思考について考えてみることにしましょう。ポイントは、油断していると(漫然としていると)片面思考になっているということです。


ハイライトの箱にしても、見せられたところだけ見てしまっていたら、なるほど青い部分が強く目に入ります。しかしよく目を凝らしてみると、白いところもありますし、薄い緑のシールに赤のテープ、文字は黒ですし銀紙も見えています。


しかもそれらは表の今見えている部分です。青がたくさん見えている箱紙の裏側は、、、白ですよね。さらに箱から取り出した銀紙、かなり大きな面積ですし、その裏はやはり白でした。


もう一ついえば、箱が入っていた透明の包みもありました。


では一番多い色は? 表面だけ見ていますと青が主流のように見えますが、断然白が多いことは一目瞭然です。次は銀色で、青は3番目。


物事や事象でいうと、目立つ部分を主流だと思ってしまうのが人間の常です。マスコミなどは、この目立つ部分を取り上げて、さらに膨らませて報道します。


ですから報道その他「目立つ部分」に振り回されないように、意識を持っていないといけないということです。


では次回からさらに、この片面思考&両面思考について掘り下げて参ります。

今週末から自分磨き

新年が明けて今日はもう20日目、もっとも正月の長い休みの後半、三連休そしてこの土日と休みが半分。


明日は大寒だというのに新潟市内は全く雪無し、一昨年の豪雪がウソのようだ。まだ気温の高めの日が続くらしい。


さて私の今年初仕事は先々週のキャッシュフローMG(東京)、そして先週は企業研修・ワンデーMG


そんなわけで申告書の作成がちょっと予定より遅れたましが、明日から作成作業に入ろうと思います。決算はできていますので、まず青色申告書から。Photo_20200120070801


それを一通り(下書きを)仕上げてから、今週は金曜日朝からの遠征。今回は自分磨き、学びと交流の旅です。


ちなみに事業(ヴァンガード経営研究所)分の青色申告は、おかげさまで増収増益となります。


何しろ昨年は、数ヶ月間土日の休み無しというようなことが二度ばかりも続き、家族からは口には出さないまでもかなりのブーイングだったことでしょう。


それと引き換えともいうべき増収増益、嬉しくないとはいいませんが、体も心も余裕がなかったのではないのかなと。


第一に、年初に掲げていた地震の学びの目標は、おそらく半分も達成できなかったのではないかと反省すること頻りなのです。


今年はそういうことのないように心がけようと。結果として減収減益になったとしても、それはそれでいいじゃないかと。


学びの一つはもちろん脳力開発・情勢判断学、今年は城野宏さんの論文を最初からキチンと読み直して、私なりのノートを作成します。それだけでなく、自らの足で学びの場を歩きます。


その中で城野さんの思想をしっかりと自分の腹に落とし込み、脳力開発講座等の中で受講される方々にキチンと自分の言葉伝えていこうということです。


もう一つはこちらもいうまでもないMG、昨年11月に学び初めて32年で1400期に到達ができました。こうなると次の着地点は1500期、それも還暦の年にということであと2~3年以内にです。


そこで立てた目標が年間で40~50期、これで還暦の年には着地ができるでしょう。ただしゴールではありません、学びにはゴールなどないと確信していますから。


今週末は、今年最初のMG体験地として大分MGを選びました。以前から共に学ぶ仲間、そして昨年の福岡や熊本、長崎で出会った方々との再会あるいは新たな出会いを求めて。


MGの中での本年テーマ(戦略)は「より素直に」です。その一歩を踏み出します。

路面電車が元気になった

地方都市における路面電車の見直しが進んでいる。


宇都宮市では新規開業を目指しての工事が開始されているほか、既存の路線でも改善が盛んである。


広島市はJR広島駅への乗り入れ改良に伴う新路線建設が始まるし、岡山市でも駅前広場への乗り入れ工事が決まった。


札幌市では数年前に僅かに途切れていた区間をつないで、ループ運転が始まり状況も増えているという。


富山市(写真)では富山駅の高架化が完成して、南北に分かれていた路線がいよいよ直結されると共に、経営が一元化されそれによって運賃も下がるケースがある。


北側の富山ライトレールは元はJR富山港線だったが、赤字での廃止も検討されたがLRT化によって駅前乗り入れ路線を新設し、運転本数を2~3倍にして美事によみがえった。 20191007-090549


前述の岡山市でも既存のJR線と直結して、LRT化しようという計画もある。


その他、各地での動きが活発になっており乗客の増えたところも多く、路面電車ファンとしては嬉しい。


LRT、ライトレール・トランジット。それは低床車やモータ・制御器の近代化など車両だけの改善ではない。路面電車システム全体としての大きな変化だ。


それ以上に利用者(潜在利用者も含む)や、周辺の住民や旅行者などの意識も変わってきたのだと思う。


一時期、路面電車は交通の邪魔者とされたことがあった。とくに大都市では殆どの『市電』が廃止の憂き目に遭い、都市の中からトラムが消えたところが多い。


東京都電(荒川線を除く)、大阪市電(阪堺電車は健在)、神戸市電、京都市電(嵐電は健在)、名古屋市電、福岡市、北九州市、仙台市電などなど。


中堅都市でも金沢市や岐阜市、福島市、下関市、大分市、和歌山市などでトラムが消えた。


車社会の邪魔になるというのが大きな理由だったが、結果はどうだったろう。大都会は地下鉄の方が大量輸送面では有利だが、財政負担などで苦しむ自治体も少なくない。


最大の問題は「人間に優しい」かどうかの視点だろう。LRTが完璧だなどという気はない、しかし人間に優しい、とくに交通弱者にやさしいことは事実だと思う。


広島市や岡山市のように駅との直結改良が進むのも、まさにその思想による。豊橋市や高知市、熊本市、鹿児島市、長崎市、福井市、前日の富山市などもインフラ改良が進んで市民の足として人気になっている。


いったん外したレールの復活は難しいと思うが、すでに地方ではバス路線ですら存亡の危機にある。自動車社会の頭から、大きく舵を切り替えないと、環境問題を含めて間違い続けることになると思う。


より便利なトラム、LRTシステムなどを今一度本気で見直してほしいものである。


我が新潟市もぜひに。

あの地震から25年経った

昨日1月17日で、あの阪神・淡路大震災からちょうど25年が経った。


もう25年経ったのかという思い、あの日のことは色んな意味で忘れられない。


震災の3日前の14日に、震災で大きな被害に遭った東海道・山陽本線を西へ、さらに山陰の友人たちに会いに行った。16日はその中のN夫妻と四国に渡って遊んだ。


N夫妻は鳥取に戻り、私はその夜岡山泊まり。学生時代からしばらくボランティアをしていた、ユースホステルのおやじ(ペアレント)と一杯やり、2階の部屋に休んだ。

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ゆっくり休んでそろそろ起きようかなと布団の中で伸びをした瞬間、異様な音(地鳴りだった)と共にガシガシという音。さらにガタガタと木造の建物が揺れ始めた、40~50病くらい揺れは続いていた。


すぐに1階の事務室に飛び込みテレビをつける。速報が流れていて最大震度6との情報、だがこの時まだ神戸市内の激震震度は発表されていなかった。


次第に映像が入り始めたが、この時にはまだそんな大きな被害が出ているとは思ってもいなかった。岡山の震度は4であった。4でもかなり揺れたので、被害が出ただろうとは感じていた。


その何年か前に秋田に出張中に、日本海中部地震の遭遇したのだが、その時は震度5でひどい揺れだったが。


やがて神戸市内の状況がニュースに流れ始め、各地に火災が起こっていること、そして阪神高速道路や鉄道の高架線が倒壊していつ様子が映し出され初めて、呆然とした者だった。


その日は親会社で販社の全国会議が予定されていたが、当日来られないメンバーもいる(何しろ新幹線始め交通は完全に寸断だった)用で、連絡を入れると中止の旨が伝えられた。


それにしても、新潟に戻らなければならない。家族も心配しているはずなので電話を入れ、無事を歌えたが、さてどうやって帰ろうか。


新幹線はダメ、ならば空路だとネットで岡山空港発(羽田行き)をチェックしたが、臨時便も含めすぐに満席の表示。近くの空港、広島は新幹線不通で行けないし、少し遠い。


ならばと四国高松空港をチェックすると、午後の東京便に空席あり、すぐに予約を入れて岡山駅に向かう。幸い、瀬戸大橋線は徐行運転ながら動いているという。


間髪を入れずに飛び乗ったが、この1~2便後から運転取りやめになったらしい。幸運だった、意思決定が早かったことで、ナントカ高松駅に着きバスで空港に向かう。


飛行機の上から見た神戸周辺の状況は遠くてハッキリはしなかったが、火災の煙は見えていた。ビルや家屋など倒壊も少なからず分かった。


そうやって、夜には我が家に帰り着いたのだが、、、


その10数年後に今度は新潟(長岡)の地元で中越地震、さらには中越沖地震に見舞われ、自分もまた被災・避難者になろうとはその時には考えてはいなかった。


その後2011年に東日本大震災長野県北部地震と立て続けに起こったが、幸か不幸か新潟には大きな被害はなかったし、直接に遭遇することもなく今に至っている。


でも、いつどこで大きな揺れに見舞われてもおかしくないのが日本列島だ。危機に備えての心構えや準備は怠るまい。


今日も無事に過ごせることを祈っている。

どのコストに目を向けるか

コストカッターという言葉は、何もゴーン被告のためのものではない。どのくらい前から使われていたのかは知らないが、それほど旧いというものでもないだろう。


私が世の中のことが少しは分かりだした頃、九州の佐世保重工業という会社の再建に当たった坪内ナントカという社長がいた。


その立て直し方法の一つは人員カット、昨今で言うところのリストラだった。Photo_20200116194301


前にも言ったことがあるが、リストラクチャー(再構築)というのは決して人員カットだけを意味するものではないが、いくつかのことが並行して行われる中で最も象徴的な手法だ。


他にも全国あらゆるところの企業で、リストラというコストカットが行われてきた。


ゴーン被告が日産の再建に当たってやったことが、実施初年度で大きな実績を上げ劇的回復(黒字化)を果たしたことで、彼に「コストカッター」の称号が与えられた。


確かにそこまでやるかと言うくらいに激烈なものであったし、それまでしがらみのなかった、しかも外国人であるが故に彼だからできたことと言えるだろう。


しかし、百歩譲ったところで私はそれを賞賛する気にはなれない。もちろん私ごときにできることではないのだが、もし私にその力が与えられて板としても、私にはとてもできることではなかっただろう。


MG(MQ戦略ゲーム)をやってみれば、人件費(F1)・関連経費の大きさをひしと感じることができる。


社員が一人増えるとどのくらいの経費がかかるのかを知らずして経営など成り立たないことは、言うまでもない。ところが、経営者の多くは意外に無頓着だったりする。


あるいはウエイトの大きさは感覚的に知っていても、いざ具体的にどのくらいかということは、経費に占める比率も絶対値も分かっていないことが普通だろう。


創業の際の計画を立てていても、人に関わる経費の大きさにはびっくりされる方が多い。それも自分の取り分を加味しない前でも。


よくぞそんな未熟な知識で会社を立ち上げようとしているなぁと、私などはあきれてしまうことが多いのだが。まさに、勘と度胸と丼勘定でスタートを切ろうとしている。


それでうまくいったら、幸運だったとしか言いようがない。中にはうまくいってしまって、図に乗ってしまう経営者がいたりする。時にはその経営やハウツウを本に書く人がいたりする。


すごいなぁと感心するが、真似はしたくない。経費の中でF1のウエイトが大きいことを、カットの対象としてではなく、重要素なのだという意識で見てほしい。


そんなわけで今日もある会社の幹部研修で、MGを行うことになっている。


MGでは「教えない」ことがインストラクターの原則であるので、講義の中でも事細かには語らない。語ったところで、すぐにすぐは分からないだろうと思っている。


なぜなら私自身がそうだったから。もっとも私の場合は、人が分かり始める時間の倍以上はかかっただろう。


幸い、その過程では「何が分かっていないか」を常に確認できていたので、分かりだしてからは速かった。


さらには、経営者としての現場を与えていただいた、そのおかげで急速に自ら学び取ることができた。


今日の研修の中で、どれだけの方が感じることができるだろう。もちろん大いに期待はしている。


少なくとも、分からないで済ませてもらってはいけないわけで、分かる「第一歩」だけは記していただきたいものだ。

雪が全然ない

雪がない、新潟市は昨年12月や今年に入ってからもみぞれやアラレが降っただけで、目下のところ積雪ゼロである。


元々新潟市(旧新潟市内)は雪に少ないところで、去年も積雪は積もったところで20~30cmだった。それでもこんなに雪無しとはね。


一昨年2018年は、ちょうど今週のタイミングで大雪が降った。新潟市内で80cm以上積もって、ちょうどセミナー遠征先の東京から戻ってきた私は驚いたモノだった。Photo_20200116064501


昨日の全国ニュースに雪のない長岡市内の様子が流れていたが、新潟にやってきて初めて住んだのが長岡市、初年度から大雪(周りの人は大したことないと言っていた)の洗礼を受けた。


何しろそれまで主として住んだところ、大阪や岡山は殆ど雪の積もらないところだったから、最初は積もる雪が珍しくてワクワクしたくらいだった。


とんでもないことで、実際生活では除雪に汗をかき、雪の壁に車を突っ込んだり、スピンしたりと散々だった。幸い人身事故にはならず、車も擦り傷程度で済んだ。


冬場に県内各地に出かけることも仕事柄多く、魚沼方面に行くと2mや3mを超える雪が通常だった。道路は融雪や除雪がされて、両側の高い雪壁を見ながら慎重に運転した。


そんなところから新潟市内にやってきて、最初の年はさほど雪が積もらないことに安心したモノだが、2年目に大雪の洗礼だった。


確かセンター試験が1時間遅れ(新潟大学会場など)で始められたはずで、我が家でも雪に埋もれた車を「掘り出す」のに数時間を要した。


その意味では今年はホントにラクラクしている。でも雪に関連している仕事の方は嘆き節なのだろう。スキー場もまともにオープンできているところが少ない。


スキー大会も中止に追い込まれているところがあるし、小中学校のスキー授業もままならないだろう。ニュースの中の長岡市でも、道路中央の融雪設備が「開店休業」だった。


このまま雪がない状態でこの冬が終わるとは思わないが、降る時には降ってくれなければ困ることもある。


山沿いの地域では積雪は巨大な貯水槽であり、春になって徐々に溶けて地下を経て大地を潤す。米や酒もその恵みを大いに受ける。それも今から心配だ。


やはり地球環境の悪化、温暖化が招いていることなのだろう。


雪がなくて良かったね、ナンテのんびりしたことは言っておられないということじゃなかろうか。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(60)

前回までに「戦略を決める」ということ、さらにその戦略は二者択一ということを書いてきました。


戦略は容易に変えるものではありません、別の言葉では決心あるいは覚悟というべきことですから、ころころと変えるものではありません。


一方戦術というのは、その戦略達成のための手段・方法あるいは道具(ツール)などです。戦略達成のために細心に考えて綿密に組み立て、そして実行の行動を着実に重ねていくのです。
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企業経営者の方から相談をいただいて出向きますと、まず最初にその会社の経営理念を確かめます。この経営理念がその会社の戦略というべきもので、中心点ですから。


しかしその戦略=経営理念=が単に言葉だけで、ただ額に入っているだけであると、つまり社長はじめ社員の皆さんの活動、行動が正しい方向で実行されているかが問題です。


経営理念の無い会社は論外として、たいていの場合その戦術のどこかに問題や課題があるということになります。戦略が言葉だけ、お題目だけになっていることが少なくありません。


また、中心点がズレてしまっていることもあります。ズレたところからの行動では、実効を伴いません。こういう場合には、当然ながら根本である経営理念の見直しも視野に入れます。


どこの会社でも会社を創業した時に描いた未来像とか、創業者の思いなどが必ずあるはずで、そういう原点に戻りながらもう一度中心点を明らかにしていきます。


戦略は変えてはいけないのか?とたまに聞かれることがあります。基本的には変えないものです。


しかし絶対ではありません。たとえば、会社を取り巻く環境条件が大きく変わってしまった時、社会構造や業界構造が変化しているのであれば、経営理念を思い切って変えることも必要です。


その為にはどういった思考・行動が必要なのか、次にはその辺りを見ていきましょう。

成人の日なんだな

成人の日である。昭和世代の私の場合は1月13日ではピンときませんが。


大人になったことを自覚し,みずから生抜こうとする青年を祝い励ます趣旨、1948年の制定。


ハッピーマンデーに変更されたのが1999年、これは変わらないのでしょうが大きな変更があるかも。



民法改正で、2年後の4月に成人年齢が18歳に引き下げられると、成人式の対象年齢も見直すのか どうかが議論されているようだ。

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いきなり成人式の年齢を18歳に引き下げると、3年代文まとめてやるのかなどという問題が出る。そこで19歳を対象とするという折衷案も出ているらしい。


頭を悩ましているのは晴れ着の業者だ、その関連の周囲業者も同じだろう。


成人の日というより「晴れ着を着る日」になって(成り下がって)いる印象。もちろん、参加者全員がそうではないのだろうが。ド派手な衣装は別としてもだ。


昔は元服(式)とか裳着〔もぎ〕とかといい、男女とも大人の着物を着用する(大人の髪にする)という最初だったのかな。


でも今の成人式とは、『心(精神)』が違うような気がする。ま、多くは語るまい。


自分の成人式はというともう48年も前のことになるから1972年、当時住んでいた大阪府高槻市から式典の案内が来た。


ただ当時は大学の近くである神戸市内に下宿していたので、結局式には参列しなかった。高槻市には住民票と親の家があるだけで、友人もほとんど重なっていなかった(高校は大阪市内だった)せいもある。


記念講演が当時の京都大学学長だった記憶はあるが、記念品ももらいに行かなかった。価値を感じていなかったわけではないが。


その日は大学の友人たちと神戸の三ノ宮で祝杯を挙げた記憶しかない。トリスバーだったかサントリーバーだったか、ハイボールで気勢を上げた。


遠い昔になったなぁ、昨今の成人式の様子を見ていると「大人の自覚」感が薄く思える。でも多分、当時の私たちもそう思われていたのだろう。


歴史はというか時代は繰り返されるってことだな。

なぜ10年間も分からなかった?

令和2年がスタートして10日余り、平穏なスタートを期待しましたが、内外で様々な事件・事故が報道を賑わしています。


中東の問題は私などの手に負えるモノではありませんが、第三次世界大戦あるいは核戦争の危険が頭の片隅をよぎりました。


さて、それにくらべれば内輪の出来事になりますが、ちょっとした事件が世間を賑わしています。


大手企業である住友重機械工業の労働組合で、書記を務めていた女性が組合資金を着服したという事件。


直接の逮捕容疑は5000万円の着服ですが、当初6億円余と伝えられた着服金額はとうとう10億円超と報道されています。ただし、一部(3~4億円)はもう時効なのだと。


こういう経理の不正事件というのは、毎年のようにいくつも伝えられていますが、たいていの場合長い時間がかかっての犯罪で、今回も10余年間に亘ってと言われています。

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首をかしげてしまうのは、一体どうして10年間も分からなかったのか、発覚しなかったのはなぜだ!?ってことですね。


1000円、2000円のことなら、もしかしたらミスかも知れないということで済まされてしまうこともあるでしょうが、何千万、何億となったら分かるでしょうと、素人は感じてしまうはずです。


ましてや、大きな(分不相応な)家に住んで派手な高級外車を乗り回し、豪華な食事や高級酒を仲間たちに振る舞いキャッシュで支払う。さらには競走馬を何頭も所有する。


そんな私生活を見ていて、何とも感じなかったのかという思いが強いだろうと思います。とくに組合の関係者とくに執行部・幹部は何も気付かなかったのでしょうか。


ところが、これまでの起きた同類の事件もまた似たような状況でした。中には幹部とグルになってというのもありましたが、たいていは単独犯行でした。


それも多くが「えっ?あの人が」とか、「あの大人しい人が」あるいは「あの真面目そうな人が」と感想を述べていました。


おそらく最初は小さな金額から始まっていったのだと思います。それがたまたまバレることなくうまくいってしまった、そのことが引き金でだんだんエスカレートしていき、止まらなくなってしまった。


しかも複数口座を現金(預金)が行き来してつじつま合わせをする、そういう極めて単純な手法でした。


たまたま幹部が交代して双方の口座を同時にチェックするということになり、行き詰まってしまったという何とも幼稚な話です。


もちろん犯罪を犯した女性は責められて当然です。しかし、10数年間も気付かずに放置してきた上層幹部の責任はもっと重いのではないかと私は考えます。


企業の中でも起こりうる犯罪です。初めは小さな不正や誤魔化しであっても、徐々に大きくなっていくことは色んな企業に見られることです。


億単位の話にならなくても、経費の誤魔化し、例えば領収書の改ざんや出張旅費精算・請求の不正などは、日常的に行われています。


ちりも積もれば山、あるいは蟻の穴から堤が崩れる。そうならないように、気を付けたいモノ。少なくとも今回のような、たった一人で永年に亘り経理を担当する、そんな愚は犯してはなりません。


ダブルチェックは企業経理の基本です。担当者の配置転換は不正を防ぐこともそうで、その背景には社員を守る、「犯罪者を出さない」という優しさがなくてはなりません。


社員を大切にする会社であれば、そんなことは自明の理、基本のキであることを今一度確認していきましょう。

今年のセミナーが始まりました

今年最初のセミナー、9~10日のLR小川会計さん主催のキャッシュフロー経営セミナー(CFMG)がスタートでした。


今年も東京、神戸はじめ各地でCFMGを開催予定ですが、新たな開催地も数カ所模索中です。


今回の参加者は全員がMG体験者、CFMGは多くの方が未体験でしたので、ややゆっくりめに基本を大切に進めていきました。

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2日目朝の講義は利益感度分析、累積赤字を抱え、実質的には債務超過状態だった私の会社の再建で活用した事例です。もちろん、実際の経営数字を使ってお話ししました。


お話をしながら、あの時にこういうところにも気が回れば良かったのかなと、感じることがありました。


いつも同じようにやっていても、違う気付きや感覚を得ることが学びの楽しみでもあります。


また前日夜の交流会でも、なるほどそうなのかというポイントがありました。MGは成績より期数、期数より交流、そこから向上へと言われる所以ですね。


まとめの講義は、最近必ずやっている「いかにしてキャッシュフローをスムースに回すか」です。経営者の方も参加していますので、いざという時のために平生やっておくべきことにも触れました。


次回のCFMGは3月の神戸、それまでには時間がありますので、新しい資料やデータに向き合うことにします。


そして来週は、急遽決まった一社研修(ワンデーMG)です。対象は幹部社員の方ですが、これから会社として本格的に取り組んでいっていただけるかの分岐点と感じていますので、氣愛が入ります。


年代も30代から50代まで多彩なメンバー、ほぼ全員が初心者(初MG)ですので、余計なことはそぎ落として基本100%プラス調味料少々を心がけてやります。


急な準備作業で、多くの方に協力や支援をいただきます。ありがとうございます、感謝です。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(59)

さて、ここで一つ質問してみましょうか。


あなたは学校時代、例えば中学とか高校時代を思い浮かべていただければ良いのですが、先生がいない自習時間にキチッと勉強していましたか。


中には先生のいる授業中でも居眠りしたり、あるいは他の科目の勉強をしていたという人もいるかも知れませんが、先生不在の時には概してどうだったでしょうか。
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私はというと、正直に申せばとくに中学時代は、授業中もあんまりいい生徒ではありませんでした。


つまらないと感じる授業では、時には机に突っ伏していたかも知れません。メモをとるフリをしながら、他の科目の本を開いていたこともあります。


自習時間ともなれば、当然のことに課題科目の勉強などはしなかったと記憶しています。


ただ、騒ぎ廻ったり教室の外を歩き回ったり、あるいは郊外に出て遊び回ることはなかったようです。それなりの自制くらいはもっていたのでしょう。


いずれにしても良い生徒ではなかったわけですし、脳力開発的に申せば、周りの雰囲気に流されやすかったということです。


それと共に、将来に向けての目標とかいうもの、広い意味での戦略が固まっておらずフラついていたということでしょう。


将来目標という戦略が少しでも自覚できていたら、その時に何をすることが最適なのかが分かり、その通りに行動していたはずです。


なのに、周りの雰囲気に引きずられるように、授業中こそまぁまぁ真面目に勉強していたものの、先生というタガがはずれると怠け意識が顔を出していました。


幸いなことに、高校時代に入るとそこは文武両道を伝統とする進学校でしたから、周囲もそれなりに目標を持った生徒で溢れていました。


そうなると自分もやらなければと思うことになりました。もっとも、高校3年生の秋の終わりまで部活をやっていたので、受験勉強に入るのは誰よりも遅かったのですが。


何が言いたいのか、そういう学生時代の性向というのは意外に大人になっても、ずっと引きずっているものです。


会社の中でも、社長や上司の姿が見えている時と、そうでない時の仕事に向かう姿勢が違ったりはしていませんか。


戦略をしっかりともっている人は、どんな時にも決してブレないものです。環境がどうであろうと、自分をキチッと貫いていきます。


その環境(雰囲気や企業の風土など)が自分に合わなければ、環境そのものを変える努力を始めますし、それがムダだと悟ったら別の環境を求めていきます。


戦略とは行動のベース、原点ともいうべきものです。戦略がしっかりしているから、先日の組立に齟齬やムダがありません。イザという時の準備もできています。


脳力開発指針の第一にある「主体性」を揺るぎなく発揮して、環境条件を自ら創り出すことまでやってのけます。


たとえ現在の状況が自分にそぐわなくても、グチや不平不満を口にはしないはずです。その中でやれることは何かを、考えて行動するはずです。


戦略も持つ意味、その重要性を知っていますか。その答は行動の中にこそ現れると言えるでしょう。


行動のできていないあなた、ただ流されるだけの人生はつまらないですよ.

キャッシュはケチケチしない

今年最初のセミナー遠征、トップバッターはLR小川会計さん主催のキャッシュフローMGです。ここ数年は、このパターンで1年が始まっています。


今回は参加人数が少ない(2卓)ということですが、体験者ばかりでしかも期数の比較的多い方が半数以上ですので、普段はなかなか伝えられないところにも触れていきます。


会社のキャッシュフローを良くしたい(スムースに回したい)という時に大事なことは、キャッシュ(お金)の使い方と、集め方の両方に目を向けるということです。
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使い方については様々な意見があると思いますが、私の体験からいうと使うべき時にはしっかりと使うことです。しかも分散することなく、集中して使うべきでしょう。


私に最初にキャッシュフローを教えて下さったある経営者は、「ケチケチするな」「使う時にはドンと使え」とおっしゃいました。


出向して来た赤字会社はキャッシュフローが窮屈でしたが、それでもここは使うべきだというところには思い切って意思決定しました。


例えば、パソコン(マイツール)を導入しようとした時です。当時は「手書きと電卓」の会社でしたので、3年間で一人1台のマイツールを実現することを決めました。


その頃のパソコンはかなり高価で、ハード&ソフトが一体になっていたマイツール(日本人が日本人の為に創ったデータベースソフト)は、1台60~70万円しました。


当然キャッシュで払うことはできませんので、リース会社にリースを組んでもらおうとしました。ところが「ダメだ」というのです。


そりゃあそうでしょう、大きな累積赤字を抱えていましたし、不良在庫などを考慮すれば実質債務超過状態でしたから。


そこで親会社(の社長)を活用することを思いつき、将来構想を話して保証支援をお願いしました。1度やることができれば、あとは一気呵成です。リース残高は資産に載らないし、見なし資産にもならない(当時)ので。


実際に、この方法で3年足らずして一人1台のPC(マイツール)を実現しました。ちなみに私を含めて15名の陣容でした。


結果(効果)は申すまでもありません、仕事の効率とか正確性はもちろんですが、何よりも社員さん一人一人の主体性あるいは自主性が飛躍的に向上したのです。


使い方の実例は他にもたくさんありますが、(お金の)集め方についても色んな体験をさせていただきました。


その多くは銀行との付き合い方ということになるのですが、これについてはキャッシュフローMGの中でお話をしていきます。


基本はパートナーシップです。銀行を自社の良きパートナーとして、また自社が銀行にとって良き貸出先であるためにどうすれば良いかということです。


今日明日のセミナーの中でも、このことについては触れていこうと思っています。


社長の役割という視点でも、とくにベンチャーを目指す若い人たちには知っていていただきたいことですので、そういう機会を作っていくことも考えていかねばなりませんね。


目標がまた一つ増えました。

使う時にはしっかり集中して使う

新年も今日がもう8日、今週が仕事始めのところも多かったと思いますが、そろそろ正月モードから脱したでしょうか。


関西とくに大阪では十日戎、すなわち「えべっさん」が終わって正月気分が一掃ということになりますが、とにかく今年の冬はおかしな天気で戸惑ってしまいます。Photo_20200108072401


これが地球全体の気候変動なのかどうかなどは素人の私には分かりませんが、なんかヘンだということは誰もが感じていることですね。


さらには中東がキナ臭くなり、それに伴って株価や円ドル相場、さらには原油価格の急上昇など、今後の経済情勢に大きな影響が出てくることも懸念されます。


そんな中ですが、私も今日から本格稼働といったところで、昨年同様東京遠征(セミナー遠征)がスタートします。ヘンな天候で、これから向かう東京の気温上昇で防寒コートが邪魔になりそうですが。


実際の仕事始めは正月4日、例年通り前年の決算処理でした。昨年よりもさらに誤処理が少なくて順調に進み、5日夜にはBS/PLまで完了できました。


昨年はある会社の社員研修を受けていて、そのスケジュールをはめ込みの形で入れたせいで忙しさを実感していましたが、決算成績もそれを反映していました。


今年はそれがなくなりますので、ゆったりしたスケジュールを意識して組み立てています。最終的には減収減益になりますが、年齢も年齢ですので無理のかからない1年を心がけます。


キャッシュフロー的には増収増益分の税金納付ということが発生しますが、気にすることもないでしょう。


とくに前半(第一四半期)は、仕事よりも自分自身の研修などに「投資」することにしております。昨年忙しすぎてできなかったところを、しっかりフォローしていきます。


使う時にはしっかり集中して使う、これを今年のキーワードにしていきましょう。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(58)

昨年のコラムでは「戦略と戦術」の話を何度か書きましたが、指針ではその四『中心点を明らかにし、中心・骨組で考える習慣をつくろう』になります。


まず中心点を明らかにするということですが、これには段階があります。まず、中心点すなわち物事の中心部をつかまなければなりません。


物事には中心と周囲とがあり、また動きのある場合はそのつながり(流れ)がありますが、そこにも中心が必ずありますから、それをまずつかみ出さなければならないわけです。


つながりが長いあるいは複雑で中心をつかまえるのが困難な場合には、さらに細かいブロックに分けて中心を絞り込んでいくことです。


こうやって中心が明らかになりましたら、焦点を絞っていくことになります。行動という視点で考えるとしたら、その行動目標や到達目標を決めることになります。
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分かりやすい言葉で言うと「決心」することです。企業で例えれば、最終の利益目標(数値)を明らかにし、それを必ず達成するという決心を定めることです。


この決心が強固でないと「統一指令」が働かず、知恵や手段・方法を行動に移していけません。目標に向けての自分の役割は何か、どう行動すれば良いかを定めていくのです。


私の過去の体験でいいますと、まず累積赤字を抱えしかも実質的債務超過状態の会社を建て直す、ということが中心点としてつかめました。そこで経営再建ということを明示し、自分が経営者(当時専務)として何をすべきかを意思決定していきました。


周囲(社員さんたち)を動かすためには何が必要か、それも合わせて考え伝えなければ、私一人ではどうにもなりません。


そこで必要なことは何か、会社の現状を正確に知らせることと彼らが自分の役割を自覚してくれるきっかけを作ることです。後者が、MGあるいは脳力開発といった研修でした。


私は、統一指令を固めるために新たな企業理念を制定し、みんながその方向に行動を揃えることを目指して動いたわけです。


あとはみんなが、それぞれのミッションを「やる」か「やらない」かの選択ですが、これは心配していませんでした。研修によって、正しい選択のできる意識づくりができたと確信したからです。


明確な戦略がありますので、行動に誤りがあれば修正を示唆していけば事足ります。それだけのスキルを、各人がその程度の差こそあれ身につけてくれたわけです。


さて、では意識レベルと行動レベルのことをさらに書いていきましょう。

「差を書く」ことがポイント

今年は4日が土曜日でしたので、今日から仕事始めという方が多いことでしょう。


年末年始はゴーン被告の「密出国」事件があったり、アメリカのイラン軍司令官の爆殺などで驚愕でしたが、まさか波乱万丈の1年になるなんてことはないでしょうね。


さて私は4日から仕事始め、例年通り今年も自社(ヴァンガード経営研究所)の決算処理からスタートです。Photo_20200105155401


年末最終日(12/31)の内に仕訳や振替処理までは済ませていましたので、早速に総勘定元帳の作成にかかりました。


ちなみに当社の経理データ、すなわち仕訳のデータはマイツール(MT)での入力です。365日毎日その日の内に入力し、月末や半期には主要科目のチェックをしていますので、誤入力はほとんどありません。


それでもチェック後の入力や漏れがあるかも知れませんので、その辺りはキッチリとデータ点検して進めていきます。


仕訳データから科目別元帳集計は、MTのオートプログラム処理です。もっとも、そのオートプログラムも「ハーフオート」くらいの感覚で、要所のチェックを入れて、あとは手元(コマンド)入力での処理です。


完全オートにもできるのですが、それをやらないところが私のMTづかいの「こだわり」です。


元帳段階では1科目だけ、前受金に間違いが発見されました。期末残高ゼロのところで30000円の誤差(差額)。一覧表でプラマイをチェックしてすぐにその金額処理ミスが分かり、すぐに振替処理。


これで4日の内にB/S作成まで完了。翌5日は経費(F)科目の集計・元帳づくり、これもハーフオートでどんどん進めていって、午前中には終わりました。


午後からP/Lの作成、ところが控除前所得金額(いわゆる税引前利益)にB/Sと異なっています。こんな時には、慌てずすぐに差額を出します。ここでもうすぐに判明しました。


同じ数値がB/Sの中にありました、「事業主貸」の金額です。正しく処理し直して、これで決算処理も完了


小さな会社の中でも小さな個人事業ですから、決算作業もカンタンにできるわけですが、少し規模が大きなところでも基本は変わりません。


何より、自社で仕訳処理くらいはやった方が良いです、それも毎日確実に。今は処理ソフトもカンタンに使えるものがたくさんあります。現金預金は日々合わしておく。


市販ソフト、クラウドソフトでも、月次集計や残高試算表は作れますから、その時にできるだけキチッと合わせておく。もし合わない時には、とにかくまず「差額」を出して探すわけです。


差(額)を書く、私がMGで学びずっと実践してきたキーポイントです。

今年の箱根駅伝から学んだこと

お正月3が日はずっと駅伝をテレビ観戦していました。


実業団ニューイヤー駅伝は旭化成が底力を見せて4連覇(25回目)、箱根駅伝は青山学院大がリベンジの総合優勝(往路は青学、復路は東海大)でした。


私も高校時代は駅伝を走っていたので、この季節になると胸がわくわくするわけです。ある人に言わせると、リレー競技は日本人の感性に合っているのだと。


今のように駅伝(とくに箱根駅伝)が世間で騒がれるずっと前から、駅伝ファンだったと思っていますので、今回もほぼ最後までずっと観ていました。

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今年も色んなことが話題に上がっていますが、とくにシューズのことが目につきました。走っている選手の足元を注目していましたが、確かに例のシューズが圧倒的でした。


そのせいだけでもないのでしょうが、区間新記録が7区間でしたっけ、総合タイムでも5分以上縮めたとのこと。


そんな中で青学は往路の途中でトップに立つと、あとは譲ることなく襷をつなぎました。勢いというか風に乗って個々人が力を発揮したという感じで、美事な優勝でした。


この役割以上の力を発揮するということはとっても大事なことで、業績を上げている会社にも共通するものの一つです。


相乗効果もありますが、一人一人が「ようしオレも」という気持ちを持つのですね。後ろを押されるという、それも気持ち良く押されるという感覚です。


何をやってもうまくいく、というわけではありませんが、確かに本来持っている力以上の力を出せるようです。


またチーム力というものの本質も教えてもらいました。例に出すのは恐縮ですが東洋大、下馬評でも上位に入ると予想されていましたが、結果はシード権スレスレの10位に沈みました。


10人中3人が区間新の走りを見せながらというところにポイントがあります。それだけでは勝てない、企業の場合も一人突出した有能社員がいても、結局は総合力がモノを言うということでしょう。


かつてプロ野球でも、巨人軍が各球団のトップ選手を次々に引き抜いてきながら優勝に至らなかった、ということがありました。


底力を上げていく、それをなし得るのは一つには戦略(経営理念あるいは行動指針)、そしてもう一つは社員教育(人財づくり)です。


一人の有能な飛び抜けた人材をつくるのではなく、ベースを押し上げていく教育が望まれます。


それをなし得るのはリーダーの力でしょう。青学の原監督、一時はマスコミ(とくにテレビのバラエティ番組)に顔を出しすぎるなどと叩かれたりしましたが、まさにそんな声を見返した感じでした。


決して平坦な道ではなく、一時は選手たちの反発(以上の謀反)もあったといいますが、それを乗り越えた統率力、それ以上の人間力に感服です。


リーダーに必要なものを今回の箱根駅伝は、いくつも教えてくれました。


私が感じたことを、今年のセミナー(脳力開発講座、MG/CFMG)の中で参加される皆さまに伝えて参ります。

仕事始めでモード切替

1月4日は御用始め、仕事始めの日。


昨年は決算作業をこの日から始め、総勘定元帳を作成していましたし、一昨年は既に年始めの遠征旅でした。


今年はどうしようかな、やはり総勘定元帳作成をボチボチと進めていきましょうか。BS/PLも早めに作って、誤差がないかのチェックも済ませればあとが楽です(先憂後楽)。


それと並行して1冊の本の読み直しです。多分3回目の読み直しになると思うのですが、今回はノートへの抜き書きをしながらということになります。


来週は今年最初のセミナー(キャッシュフローMG=LR小川会計さん)ですが、その際の講義の参考資料としても使っていきます。


昨年後半から講義の中では、とくに『五方よし経営』についてのお話を加えるようにしましたが、その為の資料の充実を図っていきます。共感している坂本光司先生からヒントをいただきます。


遠征から戻ったら、次には3月からの脳力開発講座準備、レジュメを更新します。基本は変えませんが、毎回のテーマの中で重点的に学び取ってほしいことを付け加える予定です。


そんなわけで、今日からしっかりと仕事モードに切り換えます。

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戊辰戦争が始まった日

1月3日は、152年前に本格的な「内戦」が始まった日。


そう、戊辰戦争の皮切りになった鳥羽伏見の戦いの始まった日である。私が習った教科書には戊辰の役と記してあったが、昨今はキチッと戊辰戦争と書いてあるようだ。


無血開城した江戸城明け渡しのイメージから、明治維新(維新という言葉もまやかしだと思う)は無血革命と賞賛されていたようだが、その表現がとんでもないことは論を待たない。


鳥羽伏見の戦いを除けば、都である京都から遠い東北あるいは越後方面での戦闘であったが故に、さほどの血が流されることなく明治新政権が誕生したように思われているが、決してそうではない。
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会津鶴ヶ城の戦い、その前の二本松城の攻防戦、さらには越後長岡城を巡る100日を超える血戦で流された血は、同じ日本人同士の戦いではなかったか。


その事実を矮小化して、さも旧弊の徳川政権から速やかに明治政権(薩長政権が正しい?)に代わったと教えてきた、歴史教育とは何だったのだろうか。


温故知新-歴史を学べ、歴史の中にこそ日本の未来を見ることができると多くの先達が言ってきたが、間違った歴史を学んだところで意味は薄いだろう。


幕末の徳川政権が老朽化・疲弊していたことは事実だが、それでも他の誰よりも情報を持っていたことは事実である。ペリー来航に狼狽えたこともあるが、驚愕して足が止まったことはない。


第一「鎖国」という事実はなかったわけだから、幕府が遅れていたわけでもない。ただ、つかんでいた情報を活かせなかった、あるいは活かせる人材を前面に出せなかったことはある。


井伊直弼を貶める表現は多いが、「開国」を推進していたのは薩長ではなく幕府ではなかったか。むやみに攘夷を叫んで無鉄砲に大砲をぶっ放し、痛い目に遭ったのは誰か。その責任(賠償)を他人(幕府)に押しつけたのは誰か。


近代装備を駆使して、時代遅れの兵器の幕府軍と闘ったというが、実態はどうだったか見直してみるが良かろう。近代陸軍、海軍を作っていたのは幕府側だった。活かしきるシステムが不備だった。


近代装備はどうやって手に入れたのか、日本を食い物にした死の商人たち(グラバーなど)から、それも密輸でではないのか。密輸というのは当時の国法を犯していたと言うことだ。


勝者だから遡って咎められることもなく正当化され、「偽造」した詔勅や錦旗を振りかざした罪も咎められなかった。


結果が良ければ全て良しではない、歴史を正しく学ぶとはどういうことなのか、考え直すべき時ではないか。


少なくとも、これまでの主流となってきた薩長史観を先ずは外して見るべきだろうね。


今年のその視点で、歴史を問い直してみようと思っている。

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(57)

新年の元日はいかが過ごされましたでしょうか。


全国的には天気も良かったようで、二年参りや初詣に出かけられた方も多かったと思います。


新潟市内は晴れ間も一時ありましたが、総じて冷たい風の吹く曇り空で、アラレの降る時間もありました。


さて、連載コラム『脳力開発と私』こぼれ話も、昨年の5月下旬のスタートから足かけで2年目に入ります。


毎回こぼれ話のようであり、脳力開発の指針解説のようでもありますが、いずれも私自身が学び感じたこと、あるいは体験してきたことだということでご理解ください。


これからもその観点から、11ある指針を追いかけていく予定ですが、その都度脱線することもありますのでご容赦の程。


実のところ、一昨年からスタートしました脳力開発講座(3回シリーズ)においても、講話の中でしょっちゅう脱線するものですからなかなか話が進まず、参加者を戸惑わせているようです。


まぁ、それもご愛敬ということでよろしくお願いします。


さて、今年も昨年と同様に3月の神戸をスタートとして、福岡と東京で引き続き開催します。すでに多くの皆さんから参加エントリーを頂戴していますことに、先ずは感謝です。Book1


またこれまで受講された方でもう一度「復習」をと考えられておられる方、それから都合で講座に欠席された方の「補講」については、特別参加費ご負担で出席可能です。


さらに昨年の数名の方がそうでしたが、3会場のいずれかにお申し込みいただいても、例えば出張とかで都合の良い会場にお越しいただくことも可能です(事前にご連絡下さい)。


脳力開発講座は私が皆さんに、上記のように私自身が学び感じたことやあるいは体験してきたことを、私自身の言葉でお伝えする場です。もちろん城野さんの言葉もお伝えします。


その中から何をつかみ、つかんだことを一つの材料として料理(行動&実践)していただくのは、皆さんご自身です。ですから、何かを教えるという研修ではありません。


研修という言葉自体がすでに、(自ら)研ぎ修めるということなのですから。方向(戦略)を決めることも皆さんご自身。


戦略を決める第一は、スケジュールを決めること。これは西先生も常々言っておられることで、だからこそ「マイツールの仕事の8割は日程管理だ」とおっしゃる所以です。


よって、すでに講座に参加を決めていただいた方は戦略を決められたことになるわけです。その上にいかにつかんだことを活かしていくのか、そこもまたこれからの中で一つずつ決めていって下さい。


脳力開発に言うところの「一歩ずつ、一口ずつ」です。


では次回より、また指針のお話に戻ることにいたします。今年もよろしくお願いします。

謹賀新年😃

新年明けましておめでとうございます。2020年の夜明けですが、、、


大晦日の昨日の新潟市は、朝の内季節外れの14度という暖かさだったのが夕方には一気に2度まで下がり、強風が終日吹き荒れました。その流れで元日の今朝も冷え込んでいます。Van


令和2年(2020年)はどんな年になるのでしょうか。


中小企業経営者のサポート役としては、ザンネンながら昨年以上に厳しい状況を予想しています。


経済見通しとか景況とかについては、専門家(アナリスト)でも研究者でもありませんので「裏付け」などは分かりませんが、肌感覚としてそのように感じています。


しかしながら、例えどんな状況であっても経営者は社員とその家族の幸福を守り抜いていかねばなりません。つまり端的に言えば、会社を潰してはいけない、単年度でも赤字を出してはいけない。


経営理念(戦略)の達成を目指して地道に商道をまっしぐら、迷うことなく「お客様に選ばれる」商品、サービスをお届けできる企業を目指していきましょう。


厳しい時代だからこそ、進むべき道が見えてくるものだとしっかり目を凝らしていただきたいのです。


大きな会社の真似などしなくて良い、成功会社のハウツウを学んでみたところでどれだけ役に立つのでしょうか。


それよりも、社員の皆さんの声にしっかり耳を澄ませてほしいと思いますし、もちろんお客様の声を大事にしてほしいのです。


ヴァンガード経営研究所、今年のテーマは『五方よし経営』(のすすめ)です。


公開セミナーと社員研修(脳力開発&MG・CFMG)、そして人財づくりをキーとしたコンサルティング。


御縁ある皆さま、そしてこれから御縁のできる皆さまと共に学び、ともに歩んで参りましょう。


2020年もどうぞよろしくお願いします。

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