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2019年9月17日 (火)

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(31)

前回は、出発点と到達点ということについて書きましたが、計画づくりとかスケジュールの設定はまさにこの実践です。


そのポイントは現況すなわち出発点をキチッと捉えることにあり、それをいい加減にしてしまうと、到達点(ゴール)に至るプロセスまでいい加減になってしまうことがあると。


しかし起点と終点を決めてプロセスを設定する際には、一つに固定するのではなく様々な手段・方法あるいは道具などを検討すること、いくつかの中から選び出すとともに、二の矢三の矢も準備をしておくことが大切です。


これが脳力開発でいうところの「戦略と戦術」です。城野宏さんは『戦略は大胆に、戦術は細心に』と言われましたが、実際の事例を見ていると反対をやっている例が少なくありません。あるいは両方とも大胆にやってしまう事例も。


戦略を誤ってしまうと、戦術で補うことができないとも言われます。なのに大胆に決めるのだというのはなぜ? 戦略決定のためには、しっかりとした現状把握つまり事実情報をきめ細かく集めて分析、判断することが求められます。


しかし、その上で決めることは「どちらかを選ぶこと」、言い換えれば「やる」か「やらない」かを決めたり、背反するAとBのどちらを選ぶかということなので、そこでは大胆にしか決められないということなのです。


それを勘違いして、とにかく決めればいいのだろうというのでは戦略を誤ることがあるわけです。その誤った戦略では、どんなに素晴らしい戦術を駆使してみても到達点には達することができない、ということになるのです。


今年の脳力開発講座では、第3回目の最終講で『戦略と戦術』についての事例や、基本思想についてお話ししています。つまり、『戦略は大胆に、戦術は細心に』という城野さんの言葉も、思想であり哲学なのです。
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そこのところを理解していただくには、城野さんの話を何度も聞き込み、著書を々読んでいただきたいのですが、残念なことに城野さんは既に故人であり、その書物の多くが絶版になっています。


しかし、当時の録音テープやビデオが残っており、著書も古本として手に入れることが可能です。論文集やケーススタディ集も、少し費用はかかりますが集めることができます。


要は、城野さんの思想哲学をキチンと学び取るという目標(到達点)を決めることなのです。それを決めればどのように実現するかの、戦術はいくらでも選べるわけです。私自身もそうやって、城野さんの没後に多くのものを集めました。


そして不思議なことは、そういう戦略を持っていると多くの方々が声をかけてくれ、協力していただけるということです。西先生からは、脳力開発の講座テープや小冊子をいただきました。


Kさんからは、亡父様が城野さんに学ばれていた時代の資料を箱一杯いただきました。MG仲間のNさんからは、当時発刊されていた月刊誌をいただきました。自らも国立国会図書館に出向き、未読の著書をコピーしました。


神田神保町周辺などの古本屋をくまなく回り、もう手に入らないと思っていた著書を見つけた時には喜びで胸が震えました。現在はネットを駆使すれば調べることも容易です。


くどくどと書きましたが、出発点と到達点を正しく決めることの大切さを繰り返してお話ししました。あとは、実践です。それは脳力開発講座でいつも言っていますが、『手と足と口を使う』ことに他なりません。


今以上に、手と足と口を動かしていきましょう。

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