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2019年9月13日 (金)

連載・『脳力開発と私』こぼれ話(30)

問題解決の折に、例えば会議やミーティングで議論を展開する際に、いきなり解決策つまり対策から話に入ってしまう例の多いことは以前にも触れたとおりです。


私の脳力開発講座では、ケーススタディの少人数バズセッションをプログラムに組んでいますが、シリーズ最初の回では注意をレクチャーしませんので、多くの場合対策・手法にすぐ話がいってしまいます。


これはいきなり到達点に向かって走り出すようなもので、問題解決で言えば、問題がクリアされた理想の状態といえます。そこに向かって前後を確かめずに突進していくようなものではないでしょうか。


理想に対比される言葉は現実です。現実と理想のギャップが大きいからこそ、慎重かつ大胆な議論が求められるわけですが、その為には現実の状況をしっかりと把握しておかねばなりません。


現実とは今の立ち位置であり、到達点に対していえば出発点です。山登りで言えば到達点が頂上、そして出発点は麓でありベースキャンプだということです。その立ち位置をしっかりと把握していないといけないとは思いませんか。
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対策からいきなり議論に入るということは、それをすっ飛ばしてしまうということに他なりません。現状の把握、あるいは現状分析をおろそかにしてスタートを切ることが許されますか。


私の講座では、現状把握と要因(原因)分析に力点を置くことを、常に進めています。まず現状を正しく把握吸うことをしなければ、原因すなわち真因を見つけ出す、あぶり出すことはできません。


いい加減な現状把握、憶測・推測や仮定の話、評価や未確認情報、ましてや思い込みが入っては次のステップには進めません。強引に進んでいっても、原因分析が曖昧になるだけのことです。


実は、原因(真因)を的確に捕まえることができたら、その次の段階である理想状態を具体化することは容易なのです。脳力開発では、原因のことを原動力である、(問題解決の)原動力とすることができると言っています。


現状分析は現場に足を運ぶことです。手を使い口を使って、正しい事実情報を捉えて真因をつかみ取ることです。そこができておれば、その後の段階は難しくないのです。


出発点が正しく間違いないところからスタートできれば、到達点に向かうプロセスも間違いないでしょう。出発段階で誤ると、いくら理想とか革新を唱えても、それは空虚なものになるでしょう。


あとは現実の努力あるのみです。

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