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2018年11月 7日 (水)

リース残高は隠れ借金と心得よ

あなたの会社もリースを利用されていることでしょう。昨今はリースの範囲もかなり広がってきていますが、だからというわけで安易にリース契約を結ぶ例もあるようです。

 

よく言われるリースのメリットは、第一にリース料が比較的安いことにあります。特に機械設備の導入などでは初期費用が大きく、リースにすることで負担が軽くなります。

 

またリース料を経費として処理できます。基本的に毎月定額ですので管理もしやすく、自動引き落としなどにしておけば手間もかかりません。

 

リースにせずに購入すると、それらは固定資産として計上されますから、経費として計上できるのは原則として減価償却費のみになります。

 

また、ものによっては固定資産税や自動車税などの税金の納付が必要になり、修繕や日常メンテナンスなどでも企業の負担が避けられません。

 

新しい設備や車などへの入れ替えも、耐用年数に合わせたリース期間を設定しておれば、比較的容易に可能になります。

 

とまぁ、いいことづくめのように見えますが、メリットがあれば当然のようにデメリットもあります。何よりも、リース料は割賦代金よりも高めに設定されています。

 

それは税金やメンテナンスの費用、保険料や金利が加算されるからです。もっとも、上記のメリットを享受するための必要費用と割り切れば別ですが。

 

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また、リース物件は企業の資産ではありません、つまり所有権はリース会社が持っていますから、リース期間が満了後も使うためには再リース契約という形になります。

 

さらに契約の形によっても異なりますが、一般的には中途解約ができません。無理に解約するためには、残債を一括で払うことなどが求められます。

 

もっと注意していただきたいのは、リースとは表に現れない借入金、言い換えれば「隠れ借金」ということです。通常の借入枠の他に設定できる、別の借入と考えることもできます。

 

ですからリース残高(残債)はBS(貸借対照表)には現れません。しかし、もし会社が倒産したら、ちゃんと「負債」額として表示されます。

 

言い方を変えれば、取引相手先のリース残高を把握することも、経営上必要だということにもなります。BSに現れない借金ですから、把握は容易ではありませんが。

 

逆に言うと、会社としてもリース管理つまりリース残高管理が必要だということです。あなたの会社では、管理表を作ってリース満了日や残債をしっかりつかまえていますか。

 

金融機関では、決算時の財務諸表とともにリース残高を求めてくる事例もあるようです。隠れ借金なのですから、当然とも言えます。

 

そんな時に、さっと提出できるかできないかで、あなたの会社の評価が変わります。キチッと目配りしている会社かどうか、判断されてしまいますから要注意。

 

メリット・デメリットを十分に理解し、ただ安易にリース契約を結ぶのではなく、リース物件にするのか設備等の資産として見たほうがいいのか、よく考えたいものです。

 

また最近は「レンタル」も多方面にわたって利用できるようになってきました。このメリット、デメリットも含めて考えていかねばなりませんね。

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