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2018年11月29日 (木)

ベンチャー経営者に告ぐ

ベンチャー、とくに学生ベンチャーが各地で脚光を浴びているようだ。私がかつて住んでいた長岡市でも、市内の技術科学大学や造形大学の学生が起業する例を見てきた。

 

これそれ自体は大いにけっこうで、歓迎すべきことだ。大いに奨励し、支援していくことも必要だろう。それによって、新しい技術や製品が力を発揮してくれて、暮らしや企業に役立ってくれると良い。

 

事実、各方面から注目される企業も生まれており、発展の道を歩み始めた会社も少なくない。地方から中央へと進出していく事例も、いくつか見られるようだ。あるいは大手企業の支援を得られている例もある。

 

そこからまた新たな創造が生まれていくようであれば、なお素晴らしいことだ。そういう方向に向き始めている例はまだまだ少ないようだが、これから修験してくる期待も大きい。

 

ただし、諸手を挙げて良かった良かったと言えるわけではない。起業して数年はいいのだが、そこで壁にぶつかってしまう事例が少なくない。いや、技術やアイディア、製品が受け容れられなくなったわけではない。

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むしろその逆に、さらに需要が伸びて売上高が右肩上がりになっている。引き合いも多いが、まだ体制が整わないが為に対応ができないでいる事例もあるようだ。

 

問題はどこにあるのだろう、大きく2つくらいを挙げることができる。

 

1つは、既に書いたように体制が整わないことだ。起業して一人で全てをこなせるのは最初の内だけで、発展のペースに入れば組織の整備も必要になってくる。とても1人や2人では手に負えなくなる。

 

それもうまくいって軌道に乗り始めると、2つめの問題が出始める。それがキャッシュフローだ。当初は公的支援の利用も可能だったり、有望起業に対しての融資も受けられる。

 

しかし支援には限りがあるし、融資は一定の期限が来れば、元金の返済という状況が待っている。また、製品・商品の販売を業としていると、売上が増えれば仕入も増していくので、資金需要が自ずと増えていく。

 

ところがベンチャー経営者は、みんながそうだというわけではないが、技術的なこと、アイディア創造や応用には強いが、経営特に会計・経理的なことには疎いという人が多い。

 

右腕としてその方面に長けている人材が側にいればいいが、創業・起業時にはそこまで頭が回らない。回らなくても当面はキャッシュが回っているのだが、その瞬間は突然にやってくるかも知れない。

 

そんなわけで、あたら素晴らしい会社がある日突然に行き詰まったりする。それによって、先端技術が消えていったりしてはもったいないことだ。支援する機関を作る動きが出てきたところもあるが、まだ少ない。

 

これはやはり、ベンチャー経営者自身が最低限の実践知識を身につけるしかない。ややこしいこと、専門的なことは例えば税理士に任せばいいが、日常必要なことは自らやること、もしくは相棒を持つことが大切だ。

 

あなたの持つ素晴らしい技術、アイディア、製品・商品を世の中に広めて役立たせるために、専門外のことと忌み嫌わずに、会計特にキャッシュフローの実践知識は身につけてほしいものだ。

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