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小さな会社よ、今こそガンバロウ!

日本の会社の内、997%(約380万社)が中小企業で、その内85%が小規模事業者だそうだ。言ってみれば、石を投げれば小規模企業に、あるいはその小さな会社の社長に当たるのだ。

 

ちなみに小規模事業者とは、製造業などでは資本金が3億円以下で従業員が20人以下、卸小売・サービス業では資本金5千万円(卸売業は1億円)以下で従業員数5人以下と定められていて、個人事業も含まれている。91aeiat2rl

 

従業員数でいうと全体の70%が中小企業に在籍し、23%が小規模企業に勤めている。以上は昨年発表された中小企業白書の数字(調査は数年前)だが、大きくは変わっていないはずだ。

 

そんな中小企業、なかんずく小規模事業者の元気がイマイチだと世間では言われている。確かに周りを見回してみても、業績不振にあえいでいる会社や人材不足に泣いている会社、後継者のいない会社などが多々ある。

 

だがしかし、その反対に順調な業績を上げている、いつも明るく元気な社員の笑顔が絶えない、後継者も一緒にがんばっている、そんな会社も間違いなくある。

 

両者の違いは何だろう。その違いを追求して、こうやればいいんだよと教えてくれている本も少なくない、というよりちまたに溢れている。みんながその本を読めば、、、うまくいくかどうかは分からないよなぁ。

 

儲かっているのは、そのベストセラーなるものを書いた人だけなんてことは、笑うに笑えないなぁ。だけど、現実はそうなのだ。

 

本に書いてあることを集約すると、他社と差別化するといいのだとか、ナンバーワンとかオンリーワンを目指すことだとか、そんなことが事例を挙げて書いてある。間違いではないと思う。

 

だがそのプロセスの中では、「ライバルに勝つ」ということが必要とされている。現実的に考えてみて、競争する存在つまりライバルのない状況は、余り考えにくい。たいていは大なり小なりライバルが存在する。

 

問題はどうやって勝つのかだ。商品の品質とかアイディアやサービスで勝つのはいい、ところが多くの場合は価格競争という泥沼の戦いになる。相手が仕掛けるから仕方が無い、それは言い訳に過ぎない。

 

商品の品質とかアイディアやサービスは、お客様の方に顔を向けているからまだ良い。お客様が喜ぶこと、お客様が求めていること、困っていることに視点を合わせていくことは良い。

 

なのに、いつしか価格競争といういったん足を踏み入れたら抜け出せない、底なし沼につかまってしまう。相手が倒れるか、それとも自分が倒されるのか、この時点でお客様が視線から消えてしまっている。

 

いや、価格の安さこそお客様が求めていることだと意地になっている姿を見るのは、とっても哀しいことだ。やがては疲弊してしまう、会社もあなたも、もちろん従業員の皆さんも。気が付いた時にはボロボロになっている。

 

そんな会社やお店から、お客様は買いたいと思ってくれるでしょうか。誰もが笑顔になれないような、不毛な競争はもうやめませんか、と色んな本にも書いてある。あなただって読んだはずだ、なのに。

 

ひたすらにお客様の方を見ようよ、あなたも従業員の皆さんも一緒に。笑顔を取り戻そうよ、その笑顔に出会えるからお客様があなたの会社やお店にやってきてくれるのだから。

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