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得意先倒産というダメージ(1)

経営のリスクは多々ある。小さなものから大きなものから、リスクに見舞われない経営は無いと言って良い。

 

MG研修でも「リスクカード」が用意されていて、金銭的影響のない「1回休み」くらいのものから、「得意先倒産」といったかなりの痛手になるものまで多種多様だ。

 

この「得意先倒産」は、通常のMGの場合は30円を払うという形でキャッシュが減る。キャッシュフローMGでは、残っている売掛金残額によって痛手の強さが変わるようにしている。

 

実際の会社の場合でも、得意先が倒産するとかなり強力なダメージを受けることになる。私も16年余りの小さな会社経営の中で、大小いくつかの倒産に出くわした。

 

小さなものでは、売掛金の数万円が回収不能になるくらいで済んだが、中には売掛金と受取手形の不渡りのダブルパンチで数百万円が回収不能になったこともある。

 

通常この場合は「特別損失」で経理処理をおこなう。そうなると、営業利益や経常利益面では影響を受けないが、税引前当期利益が大きくマイナスになる。

 

平たくいえば、利益が吹っ飛ぶわけであり、大きな倒産に出くわしてしまうと完全に利益がゼロ、あるいはマイナスになってしまう。Photo

 

それだけに平常から「売上債権管理」には気を遣っていなければならないが、実際には経営者の関心が高いとは言えない。どちらかといえば、数字は経理担当者任せだ。

 

もちろん債権額の管理は重要であるが、それ以上に得意先への目配りがもっとさらに大切であることを、感じてほしいものだ。

 

どんな倒産でも、必ずその前兆があるものだ。いきなりバタッということは少ない、必ずその何ヶ月か前(時には数年前)から変化が始まっている。

 

その変化を感じるのは当然だが、第一線の営業マンたちだ。彼らがまず、得意先の変化を感じなければならない。どんなことでもいいのだ、昨日と、前月と、昨年と違うことを見つけるアンテナが必要だ。

 

得意先の社長でなくても、担当者とのちょっとした会話の中から、あるいは同業耳を他社からの噂話でもいい、時には取引銀行からの情報にも耳をそばだてたい。

 

そういった情報を集積し、分析できる「道具」を持っているかどうか、それが経営者あるいはマネジャーの役割で、単なる数字ではない行間の情報も重要だ。

 

変化を感じたら経営者はすぐに手を打つ、まずは自ら訪問して状況を確認してくることだ。経営者独自の情報網もあるはずで、営業マン以上の情報を得ることもできるはずだ。

 

何度も言うが、得意先倒産の多くは突然リスクとして発生するのではない。必ず前兆、予兆があってそれが徐々に大きくなって表に出るものだ。

 

前述のように経営へのダメージは非常に大きい、普段からそのリスクに備えておかねば、実際に起こってからではもう遅いということをしっかりと心得てほしい。

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