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青年の過失ではなくて老人の跋扈である

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事業の進歩発達に最も害をするものは、青年の過失ではなくて、老人の跋扈(ばっこ)である。

 

これは、明治時代に総理事として住友財閥を率いて発展させた、伊庭貞剛の名言である。この時伊庭は50代の後半、現代に当てはめるとざっと65歳から70歳くらいだろうか。

 

もちろん、伊庭自身はこの名言を記した書を残して現役をスパッと引退している。平均寿命が格段に延びたとは言え、こういう潔い経営トップを見ることが少なくなってきた。

 

中小企業、小さな会社の場合は経営トップ自身がオーナーであり、資本家であるから長くその地位に留まることもあるだろうが、それとて後継者がハッキリしているのなら、地位に恋々としているのは見場の良いものではない。

 

後継者が決まっているのであれば、じっかりした「事業承継プログラム」を作成し、そこに描いたスケジュールの下に粛々と実行していくのみである。ためらう理由などはない、ためらっては後継者にも周囲にも失礼だ。

 

後継者が決まっていない、これは良くない。それも後継候補はいるのだが、経営トップが決められないで迷っているのであれば、そこは速やかに意志決定をするべきだ。なぜなら「老い」は確実に進んでいくのだから。

 

候補もいないというのは、小さな会社には致命的なことになる。だが、現実には小さな会社の約半数はこの状態にあるらしい。それもオーナー社長が70歳をはるかに超えてその状態、という事例も少なくない。

 

でも今日は、そういうことをいいたいわけではない。こういった後継者問題については、またいつか日を改めて書くことにしよう。

 

そう、老人の跋扈について書こうと思ったのだ。

 

実業界だけの話ではない、ありとあらゆるところのこの「老害」というヤツがはびこっている。政界はいうまでもない、官界は定年があるからそうでもないだろうと思ったら、OBとしてにらみを利かす元ボスがいるらしい。

 

そして驚いたことにスポーツ界にも、この老害がまるで梅雨時のカビのようにはびこっている。一つは日大のタナカ(元は相撲部)理事長であり、もう一つは日本ボクシング連盟のヤマネ会長だ。2018080200077_2

 

もっとも、この2人も実は氷山の一角というか、たまたま顕在化しただけなのだろうとも思える。ただまぁ、このタナカとヤマネとはよく似ているなと思う、スポーツマンらしい潔い姿勢の無さと子供たちへの愛情の欠如だ。

 

よくもまぁ、こんなオトナの風上にも置けない輩をトップに抱いているものだ。正に老人の跋扈以外の何物でもないと思える。ヤクザでさえ、本物の渡世ヤクザは義理人情に厚いはずだが、それさえも感じられない。

 

ただ、この2人を見ていて思う、どちらも小心者なんだということを。第一自分の進退を、どう身を処したら良いのかが分からないのだから。

 

私もいろんな場面で老害にならないように、しっかり気をつけよう。その意味では、良い反面教師(という教材)を見せてもらっているわけだ。彼らの価値は、せいぜいそんなものかな。

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