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P/Lは読めてもB/Sはねぇ(1)

仕事柄たくさんの経営者にお目にかかる。業種業態は様々で、私もとくに選別はしていない。コンサルタントとして得意分野がないわけではないが、素人目で見た方が惑わされなくて良いことも多い。

 

社会人としてのスタートは労務屋だったし、その過程で社内報づくりを業務としたこともある。転職して企画屋になったが、それも初めは販促宣伝企画屋で、途中から経営企画屋になった。

 

最初の会社は非鉄金属製造業で、その次はアパレル(主としてスクールユニフォーム)製造販売の経営企画をやったわけだが、その後ユニフォームの卸業、販売会社に移って経営をやることになった。

 

いずれにしても30数年間実業の中に身を置いたわけで、それなにり現場の飯を食ってきたことになる。

 

経営企画屋になる前は、数字とはほとんど無縁だった。社員株主になって決算書をもらっても、ほとんど内容を理解できなかった。せいぜい、損益計算書(P/L)の「利益」を見て黒字なんだと思う程度だった。

 

でも、その利益と名の付くものが5つもあることには気付いても、どれがどうなんだということは知らなかった。知らないわけに行かないと思い、参考書を買って読んで表面的な理解はしたかも知れない。

 

経営企画屋になってすぐにMG(MQ戦略ゲーム)との出会いがあり、何事も継続だと学び続けている内に、すべてのことが氷解して理解出るようになり、今ではコンサルティングをしている。

 

ところで、経営者でも財務三表、つまりP/L、B/S、C/Sがすべてキチンと読めて理解できて、さらにそれを見て次の手を考え実行できる人はほんの一握りだ。

 

まぁ、財務三表(決算書や月次試算表など)は過去のデータ集積なので、どこまで経営の役に立つかは議論の余地があるが、それでも読めるに越したことはない。何しろ会社の「通知表」なのだから。

 

通知表あるいは健康診断結果表といっても良いわけで、どこが良いか悪いか、変化しているところはどこなのか、くらいのことは分かるはずだ。病巣発見の助けくらいにはなるわけだから。

 

ところがP/Lは読めても、B/S(貸借対照表)が読めない経営者が少なくない。C/S(キャッシュフロー計算書)はB/S(とP/L)の延長上にあるので、何としてもB/Sを理解して欲しい。Photo

 

MGを学び、期数を重ねてそろそろ100期を迎えようというのに、B/Sのことがもう一つよく分からないという方がいるのは、ちょっと嘆かわしい。まぁ、自己資本比率くらいは分かるのだろうけど。

 

昔々、MGを始めてしばらくの頃に、ある人が私にこう教えてくれた。「P/Lは食パンのふわふわした美味しいところ、そしてB/Sは食パンの耳だ」と。その時は???だったが、次第に分かってきた。

 

何しろ、転身した販売会社の状況は最悪で、辛うじて債務超過でなかったくらいのデッドラインだった。その要因はもちろんP/Lの中にもあったのだが、最大の課題は実はB/Sにあった。

 

それが一目で分かったのは、MGを200期続けてやったおかげであった。続く。

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