« MGの原点に遡るということ | トップページ | 8年ぶりの東京MGMGから学んだこと »

P/Lは読めてもB/Sはねぇ(2)

MGに出会うまで財務諸表がほとんど読めなかったことは、前回も書いたとおりだ。MGをやっても、毎回マトリックス決算表で決算を繰り返しているのに、まだ分からなかった。

 

そうなんだよね。MGで用いている第5表・マトリックス決算表では、ちゃんと自力でB/Sが作成できるようになっているのだが、「作っている」ことにも気付いていなかったわけだ。

 

通常の財務諸表のB/Sでは、右左に科目が分かれているが、マトリックス決算表では期末B/Sが縦と横に表示される(しかも期首のB/Sも)。

 

ここでテキスト的な話をするのだが、B/Sの左側が借方で右側が貸方だ。借方側を資産の部といい、貸方側を負債・資本の部という。合計がそれぞれ総資産、総資本だ。

 

当然だが、左右の合計金額、すなわち総資産と総資本はイコールだ。だからバランスシートと呼んでいるわけだ。

 

ついでにいうと、総資産の方を運用、総資本の方を調達ともいうと書いてある教科書もある。要するに何なんだ?

 

分かりやすくいうと「残り物」を集積した表のことだ。しかもその残り物は、すべて金額で表すことになっている。

 

左側の残り物は目に見えるものが比較的多い。例えば一番分かりやすいのは現金であり預金であり、在庫だとか、土地建物、機械や車両の類だ。

 

右側の方は目に見えるものもあるが、見えないものが大多数だ。見えているようで見えないものという方がいいだろうか。借入金とか資本金だとか。

 

別途積立金などという、素人には全く訳の分からないものもある。私は、「この積立金はどこの銀行に積み立ててあるのか」などと、とんでもないことを考えたりした。

 

いずれにしても、年度末最終日に残ったものをかき集めて表にしたものと思えばいい。問題は、その残り物の中に良品と悪品とがあるということだ。Photo

 

しかも、同じ科目の中に良品と悪品が混ざっていて、一目では区別が付かない。色分けして書いてはいないからだ。

 

例えば商品在庫だが、「確実に1年以内に売れる商品」、「売れる見込みが高い商品」、「売れ残る可能性が高い商品」、「絶対売れない商品」の4つくらいに分けるといいのだが。

 

各項目(科目)に、それぞれ種類数は色々だが、色分けした方が良いものが多々ある。これは左側だけでなく、右側にもある。

 

経営者は、その色分けをしっかりと把握しなければならない。とくに問題になるのが、不良在庫とか不良売掛金とか、「不良」と名を付けられるモノたちだ。

 

左側にあるものは「塩漬け」とも呼んでいる。ちっとも美味しくない、それどころか企業の健康に悪いものばかりだ。遊休土地、遊休機械なども同じ。

 

あなたは、この塩漬け資産をどこまでつかめているだろうか。

« MGの原点に遡るということ | トップページ | 8年ぶりの東京MGMGから学んだこと »

小さな会社のマネジメント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107188/67042329

この記事へのトラックバック一覧です: P/Lは読めてもB/Sはねぇ(2):

« MGの原点に遡るということ | トップページ | 8年ぶりの東京MGMGから学んだこと »