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路面電車にエールを贈る

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今月は後半から九州にも遠征します。九州に行く楽しみは、いくつかの街で路面電車ががんばっていることです。鹿児島市と熊本市では市営電車が、長崎市では長崎電気軌道が健在です。

 

そういえば、先月訪れた四国の高知市では土佐電鉄ががんばっていましたし、愛媛県松山市の伊予鉄道市内線も運転本数も多くビジネスにも観光利用にも至便です。

 

こう見てきますと、相対的に西日本の方が路面電車を残し、優しい街の交通機関として定着しているように見えます。中国地方では岡山市(岡山電気軌道)、広島市(広島電鉄)に路面電車があります。

 

大阪市内にも阪堺電鉄が堺市を結んでいるほか、京都市内にも嵐電(京福電鉄嵐山線・北野線)が健在です。西日本の政令指定都市で路面電車がないのは、神戸市と北九州市、そして福岡市の3つです。

 

このいずれの街にもかつては路面電車が走っていました。神戸と福岡では、代替交通機関として地下鉄が開通していますが、北九州市は旧西鉄北方線沿いにモノレールが開業したのみです。

 

嵐電を除く上記の各路線には低床車が走り、連接車・低床連接車も中四国・九州の各社では主力になっています。とくに広島市内線の連接車は3車体・5車体連接があり、郊外線との直通も頻繁です。7030412

 

欧米に普及しているLRT(ライトレール・トランジット=次世代型路面電車システム)に近い運行がなされ、乗降人員数も全国ナンバーワンを誇っています。

 

かつて、大都市の路面電車が次々に廃止され始めた頃、60年代の後半から70年代でしたが、増加していく自動車交通に「(車の通行に)邪魔である」というのが、廃止の大きな理由でした。

 

ところが、路面電車が廃止された大都市の自動車交通がスムースになったという事実はあるのでしょうか? 相変わらず道路に溢れる自動車による交通渋滞が繰り返され、歩行者に優しくない街になったままです。

 

大都市には地下鉄網が整備されていますが、長い階段のアップダウンを強いられたり、少なくとも道路のすぐそばから乗降できる便利さはありません。アクセス時間も、前後のアプローチを加味すればさほどの差もないでしょう。

 

郊外電車との直通運転が広がって便利になった部分はありますが、それは一部の大都市に限られます。政令指定都市も含めて地方都市では、地下鉄は不似合いでもあり費用負担が重すぎます。

 

その点、人口が数10万くらいから100万人前後では、路面電車を見直してみるのが盛会でしょう。欧米ではもっと人口の多い都市でもLRTが普及し、また隣接の街とも直通運転しています。

 

高齢者にも優しい、そしてコンビニエンスであり、しかもバスなどよりも中量輸送に適していて、さらに地球を汚さないなど多くのメリットも持っています。まだまだ改良点は多いですが、もっと目を向けても良いはずです。

 

宇都宮市がLRTの新規建設をスタートしましたが、既存都市でも延長などが考えられています。より身近で親しみのある路面電車が、各地に普及していくことを夢見ています。

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