社内会議が片面思考議論になっていませんか?
<連載コラム㊽>
両面思考に対比するために、片面思考についての例を一つ挙げてみましょう。白熱する会議ということなのですが、皆さんは会議の中で議論が戦わされて盛り上がることはいいことだと思われますか?
丁々発止で互いの主張が繰り返され、ヒートアップしている、きっといい結論がでてくるだろうと。
しかしたいていの場合、それは大きな勘違いです。その証拠といっては何ですが、国会での与野党のやりとりを見られたことがありますか。
互いの主張の言い合い、どんどんヒートアップしていきますが、その中から何か建設的な結論が導き出せているでしょうか。
あれなどは片面思考議論の典型です。互いに反対の面の事実を主張し合う余りに、相手方の主張している事実を否定し合う。それがホントの白熱した議論と、呼べるのでしょうか。
もし会社の中であのような議論の形が繰り返されているとしたら、まさに不毛な議論としか言いようがありません。
国会の議論は別として、企業内のディスカッションであれば、互いに角度(立場や観点)を変えて、つまり反対に入れ替わってみれば、直ちに双方の事実(主張)が互いに納得できるはずなのです。
MGでも、自分の状況だけを考えるのではなく、相手の状況をよく見て次は何をしてくるだろうかと、考えているのではないですか。
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コメント
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今日の話、同感です。
やっぱり、議長に問題ありですね!
投稿: 大定 幸治 | 2018年4月17日 (火) 11時09分