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2018年1月29日 (月)

利益感度分析があなたの会社を救う

MGで学ぶことの中で、実際の会社で使えることは数多くあるが、中でも飛びきり役立つものがいくつかある。その一つが利益感度分析(Profit sensitivity analysisPSAだろう。

 

これを最初に学んだ時は、正直に言ってどれだけ役立つ物かは実感がなかった。その時の私の仕事が、直接にはこの分析を役立たせるものでなかったからだ。

 

それでも、渡された資料を基に各社の利益感度分析をしている内に、ひょっとしたらこいつは実務の中で活かす機会があるのじゃないかと考えるようになった。もう30年近く前のことである。

 

この利益感度分析(以下PSAという略を使う)は、いわゆる損益分岐点による経営分析と軌を一にしているわけだが、普通の教科書には書かれていない。少なくとも、私はお目にかかっていない。

 

いわゆる教科書流の損益分岐点(売上高)は、ごく一面を語っているに過ぎない。ということも、このPSAを学ぶことで理解できた。20180128_134224

 

ということは、企業がその顧問税理士(やその事務所)からもらっている経営分析資料は、損益分岐点については部分的に正解だが、肝心のポイント資料が不足しているということになるだろう。

 

だいたい、「損益分岐点は4つあるのだ」などと書いた教科書には、ほとんどお目にかかったことがない。それどころか、多くの経営者はそんなことは初耳だというだろう。もしかしたら経営や会計の専門家も。

 

しかし、このことが分かっていないとPSAにはアプローチできない。古典的な損益分岐点公式から計算される資料だけを取り上げていては、正しい経営などできるわけがない。

 

例えば売上高が1億円の会社があったとしよう。この会社の損益分岐点は8千万円だと、資料に書いてあるとしたら、経営者はそこまで売上が落ちても大丈夫だろうと考えるだろう。

 

顧問税理士も、中小企業診断士も銀行の担当者もその線でこの会社を指導するだろう。

 

しかし、上に記したように損益分岐点は4つあるので、売上高が8千万に落ち込む以前に赤字に転落するという危険性は、大いにあり得るのだ。

 

それはともかくとして、私が引き受けた(引き受けさせられた?)会社を建て直すために、活用した手法はこのPSAであった。

 

損益分岐点が4つあるならば、利益感度(PS)も4つある。ここではその詳しい解説は省略するが、その4つとはP(売価)感度、V(原価)感度、Q(数量)感度、そしてF(経費)感度である。

 

多くの経営者(や専門家たち)は、利益を引き上げるためには「売上をアップし、コストダウンをし、そして経費を節減する」ことだと考えている。

 

もちろん、私の会社がPSAを活用して実務でやったことも、結果としては売上アップにつながったが、決してコストダウンは目指さなかったし、そうならなかった。

 

しかも、経費は「再建5カ年計画」の間に1.4倍以上にした。具体的には給料や賞与をアップし、新たな採用も行い、教育費をそれまで以上にかけ、販促費も充実して使った。

 

しかし、利益(経常利益)はスタートの前年と比較して、10倍以上を記録できた。なぜそんなことができたのか、その真髄はMGにある。

 

経営者たちも専門家たちも、MGを真剣に学んでみてはどうか。

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