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2018年1月 4日 (木)

データや経営情報に振り回される会社(1)

「小さな会社のマネジメント」も、今日が仕事始めです。

 

何しろ私は、有名な学者でも専門家でもなければ、士業の方のように国家資格を持っているわけでもなく、自身の体験と学びの中で感じたことを書き連ねるコラムです。

 

体験と学びといっても、たかだか30年余り脳力開発とMGを学び続け、その間16年ちょっとだけ経営者実務に励み、その後10数年間企業経営のお手伝いをさせていただいた、その程度です。

 

幸いなことといえば、大企業も中堅企業も小企業も時間の長短はあれども体験できたこと、一般社員から管理職や経営者も実際の仕事をやり続けたということでしょうか。

 

そんな私の年初最初にお伝えするのは、「データや経営情報に振り回されるな」ということです。

 

皆さんも日々の実務の中で感じられていることと思いますが、机の上に積み上がる、あるいはパソコンの画面に表示されてくる情報の多さです。うんざりしていませんか?全部を見ていますか?Photo

 

そして、何か参考にされていますでしょうか?

 

ある会社に依頼を受けて、経営のアドバイザーとして伺った事例をご紹介します。コンサルタントとしての守秘義務がありますので、社名は明かせませんし、いくらか事実を誇張していると承知しておいて下さい。

 

業界では上位に位置する製造販売業の会社で、過去にはいくつかのヒット商品を生み出し、その時点でもトップシェアをとっている商品がありました。

 

社長との面談を数回行った後、実際の会議にオブザーバー参加をさせていただきました。月1回の全体会議で、社長をはじめとする経営幹部、各部門長や管理者などそうそうたるメンバーが顔を揃えていました。

 

用意された社長の隣の席に座りましたが、そこには大量の資料が積み上げられていました。部門別に綴じられていましたが、少ないもので10ページ、多いものは30ページくらいあったでしょう。

 

ほうっという顔で眺めていますと、隣の社長が「部門別にデータ分析ソフトを導入していて、毎月こうやって情報資料が出されるんですよ」と少し自慢そうに解説されました。

 

資料全体ではおそらく100ページ以上はありそうで、目を通していこうと思ったものの、数ページをめくってあきらめました。とてもとても見切れるわけはありません。

 

社長や参加者は、これを全部(毎月)見ているのだろうか?

 

会議が始まり、司会者に続いて社長の発言です。世の中の動きや業界の状況から始まり、自社の現状や前月の予算達成(未達)状況が語られ、今月の挽回を期待する旨が最後に「げき」として示されました。

 

続いて部門長が順番に立ち上がり、部門の現状と課題などをとうとうと語り始めます。社長の話がおよそ20分、部門長の発表時間が平均30分ですが、その大半は報告事項でした。

 

最後の数分で「今月はこのように考え実行する」といったことが発表されましたが、驚いたことに手元に配られた資料の山のどこが語られているのか、どこを元にしゃべっているのか、さっぱり示されません。

 

どの部門長も似たり寄ったりです。じゃぁ、このデータや情報資料は何のために積み上げられているのか?その以前に、なにゆえにパソコンソフトから吐き出されているのか?

 

では次回に続きます。

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