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2017年12月20日 (水)

小さな会社だからこそできる「全員」経営

今年も「小さな会社のマネジメント」というテーマで、いろんなことを書かせていただきました。日本のほとんどの会社は中小企業であり、さらにいえば小企業・零細企業あるいは個人事業が大多数です。

 

かくいう私のところも個人企業、配偶者が専従者であるというだけの吹けば飛んでしまう会社です。というよりも、その存在すら99%の人が知らないと言っても過言ではありません。

 

さはさりながら、幸いな人生を歩んでくることができました。すなわち、いわゆる大企業(上場企業)にも勤務した体験があり、業界上位の中堅企業にも長年(定年の5年前まで)籍を置きました。

 

その間には中途採用の平社員から始まり、係長、課長といった中間管理職を体験し、さらには部長職も務めました。労働組合の役員として活動した年もありました。

 

さらにはこんな幸運があったのか思うようなことがありました。つまり、販売子会社に現地責任者として出向するというチャンスです。35歳、まだ若造から少し一皮むけ始めた頃だったでしょうか。

 

それまで製造販売会社にいながら、入社から13年間営業部門にも製造部門にも配属されず、ずっと企画開発部門を歩み続けてきた私がなぜ!?という思いを持ったのは私だけではなかったでしょう。

 

親会社の社長が代表権を持つ社長兼任でしたので、専務(7年後から代表取締役社長)という肩書きの私が現地で采配を任されることになります。今から思えば、最初販社プロパーの社員たちも「えっ?この人が」と思ったことでしょう。

 

その話はまたいつか違う機会を持つとして、さらに私が幸運だったのは、出向までの2年半で西順一郎先生のMGをじっくり、深く学ぶことができたことです。Photo

 

もしMGに出会っていなかったら、赴任してどこかの時点で早々と壁に突き当たってしまったでしょう。MQ戦略ゲーム(MG)は、経営のまねごと(シミュレーション)に過ぎませんが、それでもやっていて佳かったです。

 

もちろん現場の実務においては、MGの中では出てこないたくさんのことがあります。しかし、そんな時にもさして動じることなく対処できたのは、MG体験のおかげだったと胸を張れます。

 

小さな会社の佳いところは、現場の隅々までいつでも見渡せるということです。ただし、見渡せるだけの「視力」を持っていなければなりません。

 

また、現場の声をいつでも聴くことができます。どんな小さな声であっても、耳を澄ませばあらゆることを聴き取ることができます。二つの耳を駆使できる聴力も欠かせません。

 

そういう視力や聴力を、養うことができたのはMGのおかげでした。そして脳力開発のおかげで、分からないことはすぐに尋ねるという習慣ができていました。

 

問うは一時の恥、問わぬは末代までの恥。幸い、会社の中には営業・販売のプロがゴロゴロいましたし、商品知識では右に出るものがいない社員、お客様のことは何でも知っている社員。

 

経理のことはすべて任してもよい実践知識を持っている古参女性社員、荷造りのプロ、そして難しい会計のことは顧問税理士さんに即座に尋ねました。

 

もちろん私自身も、毎月の総務的な仕事についてや手形・小切手のこと、株式の扱いなどは、自力で分厚い本を開いて勉強しました。MGあるいはパソコン(マイツール)のことは、私が全社員に教えました。

 

小さな会社だからこそ、できたことかも知れませんね。つまり、小さな会社でよかったね、ということでしょうか。大きな会社の真似などしなくても、偉いコンサルタントに教えられなくても「全員経営」はできるのですよ。

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