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2017年12月17日 (日)

大企業や大コンサルに学んでどうしたいの?

かなり昔に読んだビジネス書に、「良い会社の条件」を列挙した本があったと記憶しています。その条文はほとんど忘れてしまいましたが、確か『社員を人間として尊重する』というのがあったはずです。

 

私がけっこう一所懸命読んだ本ですから、30年近く前のものではないかと思います。何しろ昨今は、そういう類のビジネス書はほとんど読まないことに決めていますから。

 

なぜかというと、真っ赤なウソが多いからです。かの本も、その当時「良い会社」と呼ばれていた会社が信条としていることとかが、まとめられていたはずです。

 

しかしながら、それから30年近く経って、どれだけの会社が上記に上げた1項目だけでもできているでしょうか。業績が悪くなると平気で首切りをする、リストラという便利な言葉もできました。

 

月に100時間を超すような残業を強いて、ついには自殺という結末を招いた企業は少なくない。それも我が国どころか、世界にも名だたる会社だ。

 

そこで何だか「働き方改革」なるキャッチフレーズを盛んに唱え始めたが、『社員を人間として尊重する』という根本理念が語られないところに、このキャッチの嘘っぽさがある。

 

その上に、企業ごとにその実情に合わせて工夫してほしい、などと玉虫色のことを唱える。昔から、企業がそういうことに応えてきた試しはほとんどないのに。

 

月間80時間の上限残業でも相当なものだと思うのが、私の感覚なのだが、その制限事項ですらちゃんと抜け道を作っておき、「企業ごとの実情に合わせて」どうにでもなるようだ。

 

そのあげくに、世界に冠たる企業の不正が次々に明るみにされる。相変わらず、その企業のトップは「しょうがなく」頭を下げ続ける。そして弁解にもならない言い訳や後出しの対応策を述べる。Photo

 

私自身も大学を卒業した頃(もう40年以上前だが)には、そういう上場企業・トップ企業に入ることを目指していて、幸いなことにその業界ではトップを争う会社に就職した。

 

幸か不幸か、体を壊してしまったために早めに退職し、次には中堅クラスの地方企業にお世話になることになった。そのおかげで、人材教育の一端を担う仕事をやったり、販売会社出向というチャンスを与えられた。

 

そのことが、10年前に独立した現在の仕事につながっている。そして「良い会社」とはなんぞやということも、より現場に密着する中で答を与えられているし、それらをベースに企業指導の仕事をしているわけだ。

 

いかに、一流と称される企業が大したことがない会社なのかもそれなりに分かった。反面教師としてその事実を活用できる。

 

だから、そんな「一流会社」の経営者の書いた本、それらを持ち上げる大手コンサル会社の社員教育などは、あまり信用していない。とはいえ、そういう本が売れ、コンサル会社は隆盛だ。

 

それを羨ましくはちっとも思わない。そんな本の内容に感心し、コンサルに自社の将来を任せる経営者に、警告を発したいだけだ。

 

先日久しぶりにJALグループの飛行機に乗った。JALが倒産し、株券が紙切れになった(私の株券もそうだった)時から、乗ることを避けてきたのだ。ささやかなる抵抗で、その分ANAや他社を応援した。

 

それが再び「日本の翼」としてよみがえっただと。ちゃんちゃらおかしくて、JALにも、稲盛教の教祖様にもあきれているばかりの、天邪鬼が世間の片隅にいることだけを記しておくことにしよう。

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