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人を採用できない要因は我(会社と社長)にあり!

つい先日のニュースだが、有効求人倍率が全国平均で1.52倍になったという。どうもバブル期に匹敵するくらいの高い倍率なのだそうだ。

 

あくまで全国平均なので、都道府県別にはバラツキもあるだろうし、同じ都道府県でも地域間格差というものがある。高いところもあれば低いところもある、当たり前のことだけど。

 

この有効求人倍率とは、経営者なら殆どの方がご存じだろうけれど、有効求職者数に対する有効求人者数の割合のこと。景気と共に上下するので、景気動向を表す指数としてよく使われている。

 

ただし、数字を鵜呑みにする前に中身を考えてほしい。まず有効ナントカというのは、どちらも全国のハローワークにおけるそれらの数が基準になっている。ハローワークを通さない数字については欠落しているか、推定して加算しているかよく分からない。

 

また、今回の1.52倍にしても、それは正規労働者も非正規労働者も両方を含んだ数字であることだ。今回は、正社員の有効求人倍率も1倍を超えたらしいが、地域によっては1.0未満が少なくないのだ。

 

また、双方共に地域間格差だけでなく業種間格差もかなり大きいものがある。例えば土木や建設関連業種では、正規も非正規もかなり高い倍率だ。


 
こういった数字が報道されると、人の採用が(新規も中途も)ますます大変な状況になるなと、頭を抱えてしまう経営者も多いだろう。実際に、来春の大卒・高卒者の採用戦線では、中小企業の苦戦も伝えられている。


 
せっかく「内々定」を出しても、鳶に油揚げをさらわれるといった事態も起こっている。半数以上どころか、「内々定者」全員に袖にされたと嘆く社長にも出会った。

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確かに、中小企業の団体や地域の商工会議所が主催している就職説明会に、足を運ぶ学生の数が目に見えて減ったなんていう話も耳にする。


 
しかし、事実はどうかを確かめたわけではないけれど、こういう周辺状況が進んだことが原因ばかりではないと思う。というより断言できる。


 
内々定自体を食らった会社(の社長)には申し訳ないけれど、あなたの会社は経営環境条件が良い時にも、似たような状況になってはいなかったか?


 
人が採れない原因は景気や就職希望者の目指すものにあるのではなく、あなたの会社そのものに要点があるのではないか。


 
人が採れないことを嘆く暇があったら、自社のことをじっくり考え直してみてはどうか。むしろ、そういうチャンスを与えてもらった、いい機会になるくらいの前向きな意識を持つべきだ。


 
今からでも遅くはない、就職を希望する人たちだって、100人が100人その希望を充たされているわけではない。より良い会社はないかと、最後の最後まで動く人もいるだろう。


 
あなたの会社がその受け皿になれるのかどうか、そうなれるように動いてみることだ。新卒だけではなく、中途採用でも同じことだ。


 
採用できない要因は我(会社と社長)にあり。

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