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責任の所在が会社をダメにする

こんなタイトルで書いたら、そっぽを向かれるかも知れませんね。これは自分の会社のことじゃないなと思ったら、読み飛ばして下さい。もしちょっぴり気に懸かるのであれば、最後までお付き合い下さい。

 

上場しているような大会社のことは考えていませんから、数人の社員がいて、そうですね、多くても50人前後までの会社でしょうか。このコラムはいつも、そのくらいの規模を意識して書いています。

 

実は私も現役時代は、自分自身を含めて社員一人一人の責任というものを、とっても重視してやっていました。営業マンには、それぞれの担当地域や店のことについて責任を全うするように指示し、担当ごとに責任を具体的に定めたりもしました。

 

役職を決めるというのも、責任範囲を明確にすることだと考えていました。ですから役職が上がるということは責任範囲が広がるということだし、人間としての広がりが前提だとも考えていました。Photo

 

間違いだとは言いません、そういうやり方もあるのだということです。その方がわかりやすくて、マネジメントもしやすいというのであればその中での最善の方法でやれば良いはずです。

 

しかし、もし今の私が10人くらいの会社を作ったら(作る気もありませが)、役職も責任の所在もなしにしたいなと思っています。

 

そんな小さな会社で役職をたくさん作っても意味がないんじゃないと思いませんか、作るならみんな『部長』という肩書にすれば良いし、名刺に印刷すれば良い。

 

あるいはそれぞれが好きな役職を名乗っても佳いし、もしそうやったとしたら、どっちが上でどっちが下だというのがややこしいかな。いずれにしても上も下もない。仕事ができるかという度合いを、役職で区分けしてもしょうがないじゃありませんか。

 

そうそう、責任は誰がとるってことですか?それはとっても簡単です、全ての責任は社長がとれば良いのです。小さな会社ならそれができます。

 

仕事上の失敗があっても、もちろん本人は自分の能力の範囲内で責任をとり、最終の席にはいつでも社長がとる。そうやっておれば、新たな挑戦にためらうこともないはず。

 

私の知るある会社(の社長)は、これを実践されています。そうしたら、いつのまにか社員たちが仲間の責任を全員で引き受けるような企業風土になっていたそうです。お互いがお互いのことが分かっている、小さな会社だからできることです。

 

小さな会社が、大会社のまねをする必要はないじゃないですか。組織も業務職掌も責任の所在も、もちろん役職とか肩書きも。

 

責任の所在などといって、社員いじめをする必要もなくなります。むしろ、責任追及などということが社員を、会社をダメにしてはいませんか。今一度いいますが、責任は社長たるあなた(つまり会社)が、ぜ~んぶ引き受けたら良いじゃありませんか。

 

小さな貴社だからできる素敵なことだと思うのですが、いかが。

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