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脳力開発は人間学であり行動科学です(193)

現地に行ってみると色々なことが分かります。これは、脳力開発の提唱者である城野宏先生も、情勢判断学会というグループの行事として、各地に出向かれていました。もちろん、桶狭間にも実際に行かれて確かめられたことは、言うまでもありません。

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 同様に、当時の信長が居城としていた清洲に行きますと、なぜ信長が10倍の大軍を前にして、自ら果敢に攻め込んでいったかという理由も分かります。現在の清洲城(モニュメント)は、かつての位置とは違いますが、それでも平野のど真ん中だと分かります。

 
 小説や軍記物では、重臣たちが籠城を主張したとありますが、「信長公記」にはその記述はありません。もっとも、平地の孤城を10倍の大軍で取り囲まれたら、よほどの援軍が来ない限り3日と保たないでしょう。そのことを知らない重臣ではなかったはずで、もちろん信長もです。

 
 さて今川軍は
3万の大軍と書きましたが、すでに大高城に松平元康(後の家康)軍が、鳴海城に岡部元信軍がそれぞれ23千人で進出し、信長方の前線砦のいくつかにも1千人単位の攻城軍が囲んでいました。そうすると本軍は2万そこそこだったと思われます。

 
 しかも今川軍は遠方(駿府)よりやってきていますから、本軍の
4割くらいは輜重兵(小荷駄隊)で実戦は戦いません。つまり本軍の実数は1万人余ではなかったかと計算されます。しかも、細い街道筋を行軍していますから、長く伸びていたことでしょう。

 
 これに対し信長軍は
3千人に満たなくても全てが戦闘員であり、これが長く伸びた敵軍の本陣目がけて一気に攻め込んだわけです。もしそれを、信長が計算していたとすれば、見事な合理性・科学性だったといえるのではないでしょうか。

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