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脳力開発は人間学であり行動科学です(181)

私の専門は「人材づくり・社員研修」ですが、それも含めて経営の相談やアドバイスを求められます。その際には、必ず現状を詳しく話していただきます。抽象的な表現ではなく、具体的な事実を例示していただくことにしています。

 
 卑近な例ですが、「たくさんクレームがきている」と言われるので「何件くらいですか」と聞くと、2件かな、3件かなと。「この商品はよく売れていて人気も高い」、しかし尋ねてみるとごく最近やっと売れ出して、まだヒットとまではほど遠い。

 
 つまり、話の中に印象や憶測、あるいは自分の希望みたいなものが入ってしまっている。そこで「確定的要素から出発して考える習慣をつくろう」という、7つ目の土台指針が重要になるのです。確定的要素から出発する、それが基本中の基本です。

 
 確定的要素から考えるとなれば、確定的要素とは何かということを分かっていることが重要です。客観的に確実なこと、というのが定義であるとすると、確定(的)事実、確定的法則、確定的可能性の3つがこれに当てはまります。

 
 この中で中心になるものは、言うまでもなく確定事実です。自分だけではなく周りも同じように認める事実だということです。この反対の事実を未確認情報と言いますが、独りよがりで事実だとするもの、あるいは自分はまだ確認していないものも含みます。

 
 では、確定的でない要素にはどのようなものがあるのでしょうか。評価、憶測、印象、仮定、思い込み、空想、そして上に上げた未確認情報などがこれに当たります。特に評価、いわゆる価値判断は意外に厄介なものなのです。

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