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利益は引き算の答にしか過ぎないんですよ

東京は暑いですね、昨日の朝新潟を出る時には18度くらいの気温でしたが、東京は30度近い暑さ。日射しのきつい道路上はもっと厳しい感じでしたね。さて、今日はどうでしょうか。
 

この週末は都内で1月以来のキャッシュフロー(CFMGセミナー開催、今年はこのあと2回を含めて4回の開講です。
 

キャッシュフローと聞くと、経営者の方は資金繰りということを頭に思い浮かべるでしょう。金繰りなどと呼ぶ方も年配の方にはいらっしゃいますが、単純に言うと、お金の入りと出しのバランスを保ち、間違っても資金不足に陥らぬようにすることです。
 

ところが、現場の例えば営業マンや配送などの担当者は、というよりも常にキャッシュと向かい合っている財務・経理担当者を除くと、キャッシュフローには関心が薄いのが通常です。経営者ですら、キャッシュが足りなくなりそうになって初めて慌てる方がおられます。
 

営業マンは売上を上げることには一所懸命です。あるいはノルマがあったり、幹部や社長から背中を叩かれているからかも知れませんが、いずれにしても売上目標達成には汗をかくことを惜しみません。
 

もう少しレベルの上がった営業担当者は、利益(粗利益)に目を向けて仕事をしてくれます。少なくとも営業幹部社員は、粗利益重視の現場管理を心がけてほしいものですね。
 

でも、そんな「かなり優秀な」社員であっても、そのほとんどが<利益=キャッシュ>だという意識しかありません。ですから、月末に資金不足だ(キャッシュが足りない)と言われても、そんなはずはない、ちゃんと売上も粗利益も稼いでいますよと口をとがらします。
 

そうじゃないんだ、実際キャッシュが足りないんだからと経理部長や経営者が言っても半信半疑です。経営者ですら、口では言いつつも「どうしてだ」と疑問符がいっぱいです。Photo
 

これまでも何度かブログに書いてきましたが、「PL(上の利益)は意見、キャッシュは現実」なのです。PLの利益は、有り体に言ってしまえば「引き算の答」に過ぎないのですから。ここのところをよく理解していないと、判断や意思決定を誤ります。
 

引き算ということがお分かりでしょうか。すなわち、売上高から売上原価を引いたものが売上総利益(粗利益)です。そこから販売費及び一般管理費を引いたものが営業経費、さらに営業外損益を引いたものが経常利益です。
 

そこから特別損益を引いて税引き前当期利益で、予定納税を差し引いて当期純利益が計算されます。どうです、引き算ばかりでしょう。引いて、引いて、引いた末の答が最終残る利益です。でもそれはあくまで計算上の答に過ぎないのです。
 

全てが現金でやりとりされた上に、前期も今期も在庫がゼロであれば、初めて利益=キャッシュですが、そんなことは普通の会社ではありえないことでしょう。でもそういう数字に、経営者であるあなたはすがりついているのですか?
 

しっかり学んで下さい、決して難しいことではないのですから。ただし、難しくない勉強をして下さいね、くれぐれも。

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