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経営者は数字を見なくて良い?

ある日、財務諸表いわゆる決算書を見ていて、ふと気が付いたことがありました。
 

それはもう20数年前のことです、MG(MQ戦略ゲーム)を学んで10年くらい経ち、小さいな会社の経営を任されていた時のことです。突然気が付いたのです。
  

損益計算書の中で「一番大きな数字」は何か、もちろん経営者なら、いや経営者でなくても多くの方が知っていますが、それは最上位に書かれている売上高です。でも、その売上高はなぜたったの1行なのでしょう。不思議に思われませんが。
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毎月の試算表レベルだと、売上高が部門別になっていたり、売上値引の行があったりということもありますが、大抵は1行で片付けられています。それ以外の項目の多いこと多いこと、経費(販売費及び一般管理費)に至っては科目ごとの明細が別表にまとめられていたりします。
 

いずれにしても数字が小さくなればなっていくほど、「詳しく」書いてあるのが損益計算書。そりゃあ、最後に書いてある「利益」(当期純利益)が大事だってことは分かりますよ。でもねぇ、、、
 

もっとも、大半の(いやいやほとんど100%の)経営者は、売上高がたった1行であることに何の疑問も感じないでしょう。子細の数字は、毎日のように手元に届く帳票・PC情報で見ていますから。

きっとその数字も、サラリと見ているだけでしょうね。よしよし、今月はしっかり売れているなぁとか、もうちょっとがんばってもらわないといかんなぁとか、思いはするでしょうけど。

日々上がってくる売上・利益(あるいは在庫など)の数字ですら、チラ見してしまえばゴミ箱行き。それでも会社は動いている、一応問題なく。

まぁ、色んな会社を見てきました私の目から見て、「数字の好きな」経営者は余りいらっしゃいません。とくに決算書や試算表、いわゆる「会計の数字」に興味津々という方は少ないですね。

経営者の興味は数字にはありません。実際に「儲かっているのかどうか」ということに、興味があります。ましてや自ら数字をどうこうしてやろうなどとは・・・そんなことは財務・経理担当者、あるいは税理士さんの仕事なんですから(と思っておられるでしょう?)。

ダイレクトにいえば、金儲けに関係のないものは要らないのです。決算書や試算表は、それそのものは金儲けには関係ありませんからね。しかも「過去の結果」にしか過ぎず、5つもある「ナントカ利益」というのは引き算の答ですから。

しかし、経営の数字は役立つように加工できます、というより経営者たる者、自分に役立つようにデータを加工してインテリジェンス(情報)にしていかねば。

経営者は数字を見るなというコンサルさんもいらっしゃるそうです。そう、役立たない数字を見る必要はありません。しかし、役立つ数字にすればいいのです。要は、「経営の未来に役立つように」できるか、できないかです。

あなたはできますか?

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