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粉飾という誤魔化しはゼッタイにNGだ

法人企業には3月末決算企業が多い、官業や金融機関の年度末と合わせている方が便利なせいだろうか。上場企業の多くもそうだが、そちらは四半期ごとに決算を行うところも多いので、この時期が特に忙しい訳でもない。

 

とはいえ、この時期から申告期限の5月末までは企業も慌ただしいが、士業の方々、とりわけ税理士さんと公認会計士さんは「盆と正月」が一度にきた感じだろうか。確定申告終了でホット一息ついても、またすぐに書き入れ時だ。

 

企業の方も少しでも早めに士業の方に資料を渡して、早めに仕事を進めてほしいから、担当部門は今が忙しさのピークだろう。在庫を初めとする期末の残高確定、仕訳データにミスや漏れがないか、伝票や帳票はそろっているか。

 

会社勤めの頃、私の会社は6月末決算だったので、7月の中旬くらいまでが決算準備処理で大わらわだった。期末の棚卸在庫の差異をチェックし、少しでも誤差を小さくして確定する作業が一番大変だった。小さな会社だと、その差が最終利益に大きく響く。

 

さて決算申告というと、中小企業経営者は少しでも節税ができないかと腐心する。顧問税理士さんにも「何とかして下さい」と、お願いするかも知れない。それでも利益が出ているのだから、それほど心配することではない。

 

問題は利益が出るのかどうか、すれすれのところだ。取引先や金融機関に対しては、やはり利益が出ていないと格好が悪い。今後のことを考えても、赤字の決算では具合が悪い。公的入札のある企業では、それによってランクが変わる。

 

どうも赤字になりそうだと、何とかなりませんかと税理士に頭を下げる。税理士もやれる範囲、つまり合法的で脱法でない部分は何とかしてあげようとするだろう。

 

それでもどうにもならないことがある、というよりその方が多い。何しろ全国の法人企業の7割以上が赤字申告なのだから。最低限の税金だけ払ってそれで良し、などという経営者は消えてほしいものだが、努力しても赤字という場合もある。

 

そこで悪知恵がでてきたりする、誤魔化し、粉飾とも言う。法律ギリギリの範囲ではまだしも、そこを超えては犯罪になる。経営者が行えば背任行為になる。何が何でも黒字にしてPhoto_2 配当を出す、自分が大株主だからその配当は自分のものだ。

 

自分の足を食うイカのようなものだ、とは思わない。しかし、確実にキャッシュフローは悪くなっていく。キャッシュは企業の「血のめぐり」だから、動脈硬化になればじわじわと悪化が傾斜していく、ある日突然「狭心症」や「脳梗塞」で倒れる。

 

粉飾と言えば、最近起こった「てるみくらぶ」の破産が生々しい出来事だ。前期決算は債務超過にはなっていなかったが、未収収益や前受金の額を操作していたらしい。完全に債務超過だったのを隠して営業を継続していた。

 

その結果、突然の「狭心症」に倒れてしまった。企業の病は自社だけではなく、周囲に多大な迷惑をかける。そんなことにならぬよう、キャッシュフローを注視してほしいものだし、とにかく誤魔化しはゼッタイにNGだ。

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