脳力開発は人間学であり行動科学です(142)
変革のための指針、第4条は「変革という本質的変化には時間がかかるのである。」サブリードは、「自滅するな、そしてやめるな」です。変革というのは、誰かが口で唱えたぐらいではとても実現されないということを、肝に銘じておきましょう。
単なる言葉ではない本当の変革、これを本質的変化と呼んでいるわけですが、何しろこれまでやって来たことを覆すくらいの変化なのですから、なまじの気持ちでは遂行できません。最高の脳力発揮の場であることを自覚して臨みたいものです。
何故なら、現状という出発点が非常にまずい状況だから、変革という到達点はかなり高みにあるのです。本質を変えなければ、組織構造やシステムはもちろん、私たち自身の考え方や行動そのものを変えていかなければならないのですから。
本業のコンサルティングの話になりますが、私の場合はその多くが人材の育成、つまり社員さんをレベルアップしていくというのが仕事の中心です。経営の体質強化や組織力をアップする、いずれの場合もまず人材力のアップが課題になります。
私の場合は、主としてMG(マネージメントゲーム)を活用しての研修と、脳力開発のプログラムを対象企業の状況に合わせて提案し、取り組んでいただきます。その時に問題になるのは、効果が出るのにどのくらいの時間が必要かです。
社長(経営者)とすれば、そのことは一番重要なポイントなのですが、「お湯をかけて3分で」という感じにはなりません。中には感性よくすぐに気付きを得て「自分を変えて」下さる方もいますが、全般的にいえば効果や結果が出るのは先の話になります。
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