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バナナのたたき売りが究極の販売業

Aさんの商売は「バナナのたたき売り」です。毎朝早く、自分で市場に行ってバナナの房を仕入れてきて、それを仲間たちと一緒にオープン市場で売ります。夕方までには完売して家に戻ってきます。

朝出かける時には、おかみさんから仕入れのお金を受け取っていきます。前日からの持ち越し在庫はありませんから、今日売れる数量を予測してお金を出してもらいます。やや強気なので、時々おかみさんからは「待った」がかかり、少し出し渋られることもあります。

今日も40房分の仕入れを考えていて、電話で親しい仲卸業者に値段を確かめ、お金をポPhoto_2 ケットに入れて出かけます。おかみさんからは財布に入れるようにいつも言われますが、この方がしっくりするのだそうです。

仕入を済ませて市場に到着、定位置に組み立て式の台を置いて価格表を貼り付けると、もう準備OKです。口上を暗唱しながら、さらに何か面白いネタを付け加えようかなどと考えています。やがて、ちらほらとお客様の姿が見え始めました。

さぁ、Aさんも臨戦態勢を整えて大きく深呼吸、少し遠くにいるお客様に向けての口上が始まります。のど自慢で入賞したこともある声の響きは、Aさんの持ち味ですが、その声にひかれてお客様が少しずつ集まり始めます。口上を聞き終えた中から、「一つちょうだい」と声がかかります。「まいどさま~!」

受け取ったお金はポケットに入れていきます。順調に売れ始めていきますが、昼休みの前には今朝おかみさんから受け取った金額を超えたことを感じました。「よしよし、これで損益分岐点だ」とニコッとします。

この後たまっていくお金は、文字通り利益です。そして最初の価格表は貼ったままですが、お客様とのやり取りの中で「買ってくれそうかな」と思うお客様がいると値引きを始め、それを口上に盛り込んで周りにも聞こえるようにします。

仕入れて並べたバナナはどんどん売れていきます。残りが数房になった頃には、価格は最初の半額くらいになりました。でもいいので、何しろ最後は「ええい、お客さん、こうなったらタダで持ってけ!」ということもあるのですから。それを期待している常連客もいるくらいです。

最後の一房が売り切れ、今日も見事に完売です。途中でおかみさんから預かった金額分を封筒に分けましたので、ポケットに入っている分が利益(儲け)です。

さて、Aさんのように1日の終わりに、あなたは利益を実感出てますか。また、いくら儲かったのかつかめていますか?

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