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正しいキャッシュフロー経営を学ぶべし

年の暮れになり、大手企業を中心に冬のボーナスも支給されたようであり、クリスマスそして年末の商戦はそれなりの盛り上がりを見せている。大手の支給状況は前年並みか、やや多いという情報が伝えられた。

中小企業では支給が年末ギリギリというところもあるようであるし、その額も大手並みのところもあれば、支給額が給与の1ヶ月分に満たない会社も少なくない。それどころか、全体の4割近い企業は支給ゼロという予想もされている。

それどころか、年末に差し掛かって経営が行き詰まり、破たんに追い込まれたというニューPhoto_2 スも後を絶たない。週が明けて社員がいつものように出勤するとシャッターが閉まり、弁護士名の貼り紙だけが寂しく風に吹かれていたということもあるようだ。

世の中では会社がつぶれることを「倒産」という。しかし、倒産は法律用語ではなく、様々な状況を総称しているにすぎない。簡単に一言で言ってしまえば、「金が行き詰まる」すなわち「支払うべき金がなくなった」状態をいう。中には黒字倒産と言って、経営自体は(PL上は)利益が出ているのに、資金繰りに詰まって潰れることもある。

大半の会社は、PL(損益計算書)経営であり、CF(キャッシュフロー)経営を主眼にしているところは一握りに過ぎない。会社が常に上昇している、売上も利益も順調に伸びている内は、キャッシュフローをそれほど気にすることもなく会社が回っていることが多い。

しかし永遠に回り続ける独楽がないように、どんなに調子に乗っていても、必ずどこかで壁が迫ってくる。その前兆に気がついて手が打てれば、危機を躱すこともできるだろう。しかし、危機は一度だけやってくるのではない。繰り返して寄せる波のようなものだと、思っていた方がよい。

倒産すると、経営者自身とその家族はもちろん、社員とその家族、仕入先や会社を取り巻く様々な人たちに多大の迷惑をかける。企業の規模の大小で、その影響度合いも違ってはいても、迷惑をかけることには変わりがない。

それもこれも、正しい経営を続けていれば防ぐことができる。よほどの突発的事態に襲われない限り大丈夫なはずだ。私は一所懸命にやってきた、倒産した会社経営者のほとんどは口をそろえてそう言う。であれば、一所懸命さが足りなかったのだ。実にそこが肝心なところだ。

正しいキャッシュフロー経営を心がけ、日々現場での努力を重ねてほしい。それが経営者の役割であり、社員や仕入れ先や社会に対する責任なのだ。そんなことは分かっているよと、あなたは口を尖らせて言うだろう。そんな経営者に、私もたくさん出会ってきた。が、その内の何割かはすでに自分の会社を失っている、それが事実だ。

ぜひ、正しいキャッシュフロー経営を学んでほしい。それがどういうものなのか、ここで一言で説明することは難しい。しかし簡単に言ってしまえば、稼いだキャッシュ以上に支払うことのないようにすることだ。それはPL上の利益だけを追いかけていてはできない。

あなたの会社が未来に続いていくことを祈っている。

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