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脳力開発は人間学であり行動科学です(117)

ある会社の社長から相談がありました。この社長、70才になられたお父上から社長の座を譲られたのでした。数年前から予告はされていましたので、彼自身も準備を着々と進め、社長に就くと同時に自分の建てた企画を展開していくことにしました。父である会長も引退後は「お前に任せる」と言ってくれ、実際に当初はすっかり任せてくれているようでした。ところPhoto_2 が途中から色々と口を出すようになってきて、時には父の部下だった部長を通してブレーキをかけるようになったのです。

 当然彼は反発し、会長に噛みつきましたが、その度に現場の部長が会長側に回るので新たな企画の推進は停滞し、不満が溜まりました。そこで私に相談を持ち込んだのですが、私はよくあるケースだねと軽く受け流しましたので、それも不満げです。不満顔の社長に私は、「あなたは会社を今以上に発展させようと思っているんだよね」と尋ねました。彼は胸を張ってもちろんですよと大きくうなずきます。「じゃぁ、会長は会社を潰そうと思っておられるのですか?」

 まさかそんなことはあるはずないですよと社長は答えます。「それじゃあなたの戦略と同じですよね」、戦術の違いで衝突しているだけじゃないですか、だったらお互いにしっかり話し合って、妥協点を探ればいいだけのことじゃないですか。衝突、すなわちぶつかり合いの具体的な内容を整理して、戦略のぶつかり合いならば徹底的に意見をぶつけ合うことも必要ですが、戦術上の衝突なら、問題の中心点を明確にしてお互いの一致する点と、妥協できるポイントをつかめば簡単に解決に向かいます。

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