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脳力開発は人間学であり行動科学です(114)

城野先生がよく出された事例は「浅草の火事」です。浅草で火事だというと、何だか浅草全体が大火事で燃えている印象を持ってしまうが、実は浅草の一角のホンの一部が燃えているのに過ぎない。浅草のほとんどは火事もなく安全だということだと。日本では殺人事件の記事は社会面で、時にPhoto は一面でも大きく取り上げられる。これは殺人という事件が特殊な事例で、目立っていることを表しています。毎日四六時中、殺人事件が起こっている国では、珍しくもないので新聞沙汰にもならないでしょう。

 目立つ方の事実が出されたならば、その反対面が目立たない側、すなわち主流なのですから、その両方をしっかり見るようにいたしましょう。殺人事件が一面を飾るのは、日本の大部分は平和であることを示しているのだ、というふうにです。両面思考と並んで重要なことは多角度思考です。これは文字通り、様々な角度から観ることです。物事を見せられた面だけからしか見ない、あるいは1つの角度からしか考えない習慣を、私たちは無意識の内にしてしまいがちです。

 そこで、一つの対象に対していつでも色んな角度から考えるような思考習慣を確立する、そういう必要があるというわけです。この角度というのは、言い換えると観点でもあり、また立場というとらえ方もあります。よく「お客様の立場に立って考えましょう」ということが、言われると思います。あるいは「相手の立場で考えなさい」と、注意されたこともあるでしょう。しかし余りに耳慣れた言葉なので、普段は忘れてしまっていることが多いのでしょう。

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