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鉄道路線の廃止が加速していくかも

今日は旅の話ではありません。大好きな鉄道の悲しい話題です。

その前に私の人生歴をご紹介しますと、生まれたのは大阪市内のど真ん中、そして小さい頃育ったのが旭区でそこには路面電車・大阪市電が走っていました。男の子の多くがそうであるように、私は大の電車好きになり、以後「鉄道ファン」と呼ばれる人種になりました。

次に移り住んだところは阪急電車の線路の近くで、また少し歩けば国鉄(東海道本線)も通っていました。頻繁に通り抜ける電車や列車(当時はまだSLも走ってました)を、いくら見ていても飽きない少年で、やがて親父のカメラを借りて写真を撮り始めました。

学生時代からは、バイトでお金を貯めると当時あった「均一周遊券」を握りしめ、北へ南へ、T_img_3048 東へ西へとカメラを抱えて走り回り、その内撮り鉄よりも乗り鉄の方が主体になってきました。故宮脇俊三さんの書を読んで、国鉄全線踏破を目指して暇さえあればキシャに乗っていたわけです。

そんな鉄路が少しずつ消えていきつつある、もしかしたらこれから加速していくのではないかと懸念が広がります。間もなく、JR北海道・留萌線の末端部分、留萌-増毛間が廃止されることになっており、1年半後には中国地方の三江線(JR西)もなくなってしまいます。

さらにJR北海道は多くの路線の廃止を考えており、その内3つの路線は地元自治体などに廃止・バス化の提案がなされるようです。その3つとは、上記の留萌線残存区間の深川-留萌間、日高線の鵡川-様似間、そして根室線の富良野-新得間です。

後2線は現在災害運休区間になっており、場合によってはこのまま廃線に向かう可能性もあります。いずれもかつては「本線」という名前の付いた幹線でした。先日株式上場を果たしたJR九州も、鉄道事業はすべての路線で赤字、JR四国も例外ではありません。

JRと言えども私企業である限り、赤字をただ垂れ流すわけにはいきません。上場したJR九州などは、より厳しい株主の目が光るでしょう。しかし、鉄道(会社)は同時に地域の公共交通を維持していく責務を負っています。高齢化がますます進む今日、安全確実な交通手段としての役割も小さくありません。

鉄道ファンの立場からは路線の存続を望みたいところですが、だからといって一人の経営者あるいは経営コンサルタントの立場から言うと、すくなくとも経営を維持できない状況は打開していかねばなりませんし、鉄道会社だけの努力では困難です。

鉄道維持のために様々な方式が考えられ、いくつかの鉄道で実施されていますが、何よりも「乗って残す」ことが第一でしょう。乗る人の立場での鉄道の存続、いや鉄道ではもはやダメならバスや他の交通手段への転換もやむを得ないことです。
乗り鉄ファンとしてはとっても悲しい現実ですが、地元の人たちにはもっと悲しいことかもしれません。鉄道ファンとしての立場もわきまえながら、これからも乗り鉄旅を楽しみたいと思います。

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