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新豊洲問題は対岸の火事には非ず

T_ 東京都の「豊洲新市場」問題が、連日ニュースや報道番組を賑わしています。新しい事実が次々に明らかになり、その内容にあきれるやら暗然とするやら、まさにびっくりポン!です。都民ではないので、直接の影響はそれほどありませんが、それにしてもねぇ。

で、これら一連の問題を「(小さな会社の)マネジメント」という観点から見直すと、私たちに重大な警鐘を鳴らしてくれる事柄がけっこう詰まっています。何よりも、こんな極めて重大な事実が何年も経たないと明らかにならなかったということではないでしょうか。

本来やるべきことと違ったことが事実としてやられていたこと、おそらく誰も知らなかったはずは100%ありませんので、そのことを誰も表に出して問題にしなかったことに、この組織(つまり都を取り巻く組織)の体質はいったいどうなっているんだと考えざるを得ません。

もしあなたの会社で、本来やるべきことと全く違うことが為されていて、それが長い間隠されたままであったとしたら、トップであるあなたはどうしますか?

それをやった(当時実行した)人を責めますか、それとも頬被りをしてきた人(たち)を責めますか、いやこれまで明らかにしなかった組織やシステムを問題にしますか。私なら、この組織体質・企業風土を真っ先に取り上げることでしょう。責任論でいえば、そんな体質・企業風土にしてしまっているトップの責任です。

そんなこと、ちっとも知りませんでしたでは済まされません。しかし、企業の大小にかかわらず、こういう問題は多かれ少なかれあります。たまたま今回の都の問題のようにピックアップされたから大問題になっていますが、ハインリッヒの法則のように、もしかしたら「1:29:300」の隠れた問題が内在しているのかも知れませんよ。

この大きな問題を1とすれば、その陰に29の表れそうで隠されている問題がある。さらには300の沈黙の壁に見えない問題がある。現場はどこまで知っているのでしょう、少なくとも29の範囲内までは把握しておく必要があるでしょう。そうできる体質・企業風土を創るのはトップの責任であり、義務です。

巨大な都という組織の、またいくつもに枝分かれした組織では難しいことですが、小さな会社ならば、企業の体質・企業風土を見直していくことは、「革新の意識」さえあれば十分にやれることです。この意識こそが現状打破につながるのです。

思い立ったが吉日、今が最良の時です。

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