« 長岡でのMGは今後とも続けて参ります | トップページ | 脳力開発は人間学であり行動科学です(90) »

社員教育は「・・・だけ」ではいけません

「教育は全ての業務に優先する」、これはMGの開発者・西順一郎さんが1984年に編著された本です(残念ながら絶版です)が、MGを初めて半年後にこの書に触れて意気を高めたものでした。まさに私自身が「人財づくりコンサルタント」を目指すきっかけ、出発点となった書でもありました。

現在までに多くの企業の社員教育のお手伝いをし、また経営者の皆さんへのアドバイスを重ねてきましたが、全く教育に無関心で何も手をつけない会社は別として、企業教育がうまくいかに例を大別すると次の2つに集約されます。

 1.社長(経営者)だけが熱心にセミナーに繰り返し通っている

 2.社員に教育は受けさせるが、社長(経営者)はそこに殆ど参加しない

1.の事例については、社長お一人が色んなセミナーや講演会に足を運ばれる。それはそれで悪くはないのですが、社員さんとの間に「心のすき間」ができてしまうことがあります。会社に戻る度に新しい情報をみんなに語る、それもいいのですが、「この間のセミナーに行って来た後とは違うなぁ」などとなっていては、お話になりません。

Img_2801 また、出かけれるセミナーや講演会は著名なコンサル会社主催や、著名な講演者である場合が多かったり、または成功事例やハウツウが主体になっているものに、主として目を向けられるようです。後者の場合は、それをそのまま自社に持ち込もうとしたり、あるいは自社にはとても無理だなぁと差を嘆く。

2.のケースも少なくない事例です。研修を受けるのは社員であって自分ではない、社員の成長を願ってやってるのだからいいではないというのが、たいていの言い分です。最初の内は感想を聞いたり、何を学んできたかのレポートなどを出させるのですが、それに対するレスポンスはないので、社員の方もいい加減にしか書かなくなる。

また、繰り返し研修を受けて向上成長した社員が、これまでにないような提言や企画を出してくると戸惑ってしまい、適切な受け答えができない。対応ができないままに放っておくと、社員さんの側は「なぁんだ」という気持ちになってしまう。時には、こんな会社にいては自分の力が発揮できないと見切りをつけてしまう。

つまり、どちらも「社長と社員の間が開いてしまう」事例です。1.は社長が社員さんを置き去りにしてしまう、2.は社員さんの方が社長や会社を見限ってしまう。とても不幸な事例です。

そうだろう、だから当社では私も殆どセミナーや講演会には行かないし、社員も研修には出さないのだとうそぶく社長に出会いました。アホかお前は!と怒鳴りつけたい気持ちを抑えて、そうですねと苦笑いをした私です。

西研MGでは、『上からやる、下からもやる、みんなでやる』を教育の基本にしています。あなたの会社はどうでしょうか。

« 長岡でのMGは今後とも続けて参ります | トップページ | 脳力開発は人間学であり行動科学です(90) »

小さな会社のマネジメント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107188/64127134

この記事へのトラックバック一覧です: 社員教育は「・・・だけ」ではいけません:

« 長岡でのMGは今後とも続けて参ります | トップページ | 脳力開発は人間学であり行動科学です(90) »