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陸上競技選手の脆弱さが気になってしょうがない

リオオリンピックも折り返し点を過ぎて後半戦、日本選手の快進撃がつづいています。前半戦は柔道と水泳陣の活躍が目立ち、またメダルには届かなくても期待以上の結果を残した競技もありました。

そんな中で寂しく感じるのは陸上競技です。私は学生時代に陸上競技、短・中距離をやっていましたので、残念な思いで結果を見つめています。正直言って世界レベルとの差が歴然、余りに離されすぎています。

考えてみますと、水泳にもそういう時期がありましたし、柔道ですら金メダルの取れないオリンピックがありました。しかし、いずれも選手強化に取り組み、今回のリオでは見事に成果が実を結んでいるように思えます。

陸上競技を見ておりますと、短距離種目についてはトップ選手との実力差が余りに顕著ですが、こういってはなんですが、人種的な体格・体質差があるのではないかと感じています。それを埋めるのは並大抵ではなく、もちろん精神力だの根性だのというのは、屁の突っ張りにもなりません。

投擲種目も、ハンマー投げややり投げで個人的にトップに並ぶ選手はいましたが、こちらは強化による可能性があるように感じています。残念ながら選手層が薄く、指導者にも恵まれていないのが現状です。

Hakoneekiden 可能性が大きな種目はやはり中・長距離です。もっとも、最近はアフリカ勢による高速レースかで、一気に引き離されてしまう例がほとんどで、体力、持久力と共に脚力の強化が不可欠でしょう。

ただここには大きな問題が横たわっています。それは駅伝です。駅伝は日本独自の陸上競技種目で、近年はEKIDENとして外国選手の参加も増えていますが、この駅伝の存在が中・長距離選手のオリンピック種目における進歩向上を妨げているのではいう、議論も存在します。

駅伝、中でも箱根駅伝は元来、オリンピックに通用する長距離ランナーを育てることが目的でした。箱根駅伝の産みの親である金栗四三翁は、その夢を実現させるために学生選手層の強化を念頭に、このレースを提唱し実現させました。

それが今、日本陸上の中・長距離界の足かせになっている、私も実に同感です。世界に通じる、オリンピックに勝てる選手を育てることが本来の目的のはずなのに、箱根駅伝に勝つことが目的になってしまっている。

結果として、関東の大学に有力選手が集中する傾向があり、箱根駅伝を目指す練習に明け暮れる。ただでさえロードとトラックとの差があり、練習も違ってきます。駅伝の有力選手が片手間にトラック競技をやっている現状では、オリンピックで好成績をとることなど夢のまた夢です。

さらに、長距離選手は駅伝という華やかな舞台がありますが、短距離や投擲、あるいは跳躍の選手にはそういう舞台が少ないのです。それが故でもありませんが、競技人口が減っているといわれています。そんな中で、オリンピックに向けて選手強化を図る、東京まではあと4年しかありません。いったい、どうする気なのでしょう、日本陸連は。

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