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データをインフォメーション、さらにインテリジェンスへ

経営の三要素とか三資源という言葉を、セミナーや講演で耳にされたり、あるいは経営書の中で見られたことがあるでしょう。経営書の場合だと、たいていの場合は最初の20ページ以内にはほぼ必ず出てくるのではないでしょうか。

そこに曰く、「経営には大切な要素が3つある。それはヒト・モノ・カネである」と。新入社員として入ったとある大手企業の入社研修でも、社長講話の中でこの3つが語られ、しかもPhoto 「中でも大切なのは人である」と強調されたことを、40数年後の今日もまだ憶えています。

あとの2つを使いこなすのは人間だから、それ故に「ヒト」が一番だと曰った役員さんもいらっしゃいました。もっとも、その方は部下をこき使うことでも名高い方でしたが。それはそれとして、昨今は以上3つに加えて4つ目の要素として「情報」が入った教科書もあります。経営の四要素、あるいは四資源ということでしょうか。

さてその情報についてですが、世は情報氾濫時代ということで、会社の中にも外にもナントカ情報、カントカ情報が溢れかえっています。ついこの間まではインターネットのイの字も知らなかった私の妻でさえ、調べ物はiPadを開いています。おかげさまで本来私の仕事道具であるはずのiPadは、現在私の手元からは遠ざかったままです。

そんな情報の氾濫ということはさておき、会社の中の情報についてです。小さな会社でもコンピュータを多くの場面で使っていますから、当然その中(PCの中、サーバーの中、クラウドの中)には、情報がたくさん詰まっています。売上情報も、仕入情報も、在庫情報も、顧客情報もありとあらゆる情報が、目の前に用意されています。

コンサルティングやサポート、あるいは相談の面談に伺っても、『こういう情報をいただきたいのですが』とお願いしますと、時間をおかずにプリントアウトされた資料が目の前に並びます。しかし、その情報から『どういう状況を読み取られていますか』と聞きますと、答が返ってこないことが多いのです。

まさか、そういうことはコンサルタントのあなたが、この情報の中から読み取って下さるのでしょうといった感じなのでしょうか。必要とあればお答えはしますがね。

つまり、目の前に出されている情報は「データ」のレベルなのです。言ってみれば加工前の原始情報というところです。ハッキリ言いまして、この情報はさほど役には立ちません。経営に役立つこともなく、現場の行動にも大して役立ちません。質より量程度と言ったら叱られますかね。

このデータを加工して、もう少し役立つ情報にしたものが「インフォメーション」です。情報の見える化も、せめてこのレベルまでにはしたいものです。しかし、これはまだ50点です。少なくとも、まだ経営情報すなわち経営者が意思決定に使うにはまだ不十分です。

つまりさらに加工を加えるのですが、そこには経営者の意思や判断も加えていかなければなりません。意思や判断は、情報の加工の仕方(切り方)・リテラシーと名付けられるモノです。ただ、残念なことに情報のリテラシーを容易に、しかも経営者の思い通りにできるPCソフトは、ほとんどありません。私の知っている限りはたった一つ(のソフト)です。

今日はそこまでは触れませんが、こうしてできあがった情報が「インテリジェンス」です。あなたはこのレベルで、情報を活用されていますか?

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