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こんな忙しい時に休みを取るのか!?

突然ですが、あなたの会社の社員さんは有給休暇をキチッと取っていますか?

厚生労働省の統計調査によると、我が国の有給休暇所得率は先進国では最も下位だそうで、全企業では50%に届かず、とくに従業員100名未満では42%程度となっています。そPhoto_2 れも30名以上の従業員のいる企業ですので、それ以下の小企業ではもっと低いのではないかと思われます。

年間休日日数が平均104日、そして有休の取得が7~8日ですので、欧米に比べるとかなり少ない休日数になります。もちろん欧米と比べる必要などありませんが、そういうことではなく、果たして有休を気兼ねなく取れる会社であるかなしか、そこに小さな会社の課題があると考えています。

せっかく就業規則に年間の有休日数が規定されていても、取得するのがためらわれるというのではお話になりませんね。それはしょうがない、必要最低の人数でやっているのだから、誰かが休めばそのしわ寄せが他のメンバーに降りかかる。あるいは、有休を取ろうとすると白い目で見られるので、言い出せない。

実は、私が現役の経営者だった会社でも、有休の取得率は極めて低いものでした。仕事の季節変動が大きく、有休を気軽に取れる時期が限られていることもあって、とくに営業マンの取得は少なく、それで当たり前という雰囲気がありました。当時は仕方無しと思っていたのですが、今から思えば努力が足りなかったと悔やんでいます。

有給休暇を取る理由は様々です。その多くは家族サービスだったり、子供たちの学校などでの行事であったり、家族や自身の病気もあるでしょう。つまりはホントにやむを得ざることが、少なくないのです。もしそれなのに、周囲に気兼ねして休みを取らなかったら、仕事へのやる気が落ちてしまわないでしょうか。

休んだ社員さんの戦力をカバーしなければなりません、それも現有人員の中で。まずは「休みの取れる会社にしようよ」という気持ちに、経営者も社員さんも同じ思いになることです。そこに工夫や知恵が生まれます。喜んで休みを取ってもらうようにしよう、そうすれば休んだ社員は、その気持ちに応えようとしてくれるでしょう。

そうやって好循環が回っていくのです。丸1日ではなく、半日でも休めるようにするだけでも佳いかも知れません。半日がんばると、本来の半日以上の仕事ができるかも。「ありがとう」の気持ちが、エネルギーを倍増させ、仕事の効率を上げていくのです。

昨今は色んな休暇制度を設ける会社も増えてきました。しかし、仏を作って魂入れずでは何にもなりません。みんなが、気軽に気兼ねなく休みを取り、周囲への感謝が感謝を生んでお互いを思いやる空気が、さらに会社を佳くしていくのです。みんなが支え合う気持ちを持っている企業風土、つくっていきたいですね。

目指せ有休取得率100%! さすがにそこまでは申しませんが、等身大の努力で相互支援の明るい雰囲気の会社を目指していきましょう。もし、あなたの会社が「社員を大事にする」会社を目指すのであれば。

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