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「朝礼は時間のムダ」という会社は破綻する

企業における社員教育、大きくOJT(オンザジョブ・トレーニング)と、OFFJT(オフザジョブ・トレーニング)に分けられます。OJTは文字通り、実際の仕事を通じてスキルアップを図っていくもので、代表的なものは同行営業などですが、現場で管理者や先輩が直接指導するのが基本です。

これによって、基本のスキルが身につけられる他、仕事への取り組み姿勢、あるいは会社全体の目標や方向性などを自分の中に採り入れていきます。同時に、指導する側もスキルアップすることが期待されます。仕事の基本はもちろんですが、組織の目指すものや会社の理念なども、キチッと理解しておかねばなりませんから。

一方OFFJTは職場外訓練と訳されますが、企業内で行われる講習会や研修会、あるいは社外のセミナーなどに参加・派遣することなどが挙げられます。社内の講習会などでは、社内の先輩や講師になることもありますが、社外より講師を招くことも少なくありません。

規模の大きな会社では、専門の教育部門があったり、総務人事の担当者が教育の企画や運営に携わることも多いでしょう。一方小規模企業では、自然の流れとしてOJTが教育の主流となっています。社外講習などへは、予算の制約もありますからなかなか派遣できないとおっしゃる経営者もおられます。
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「人財づくり」コンサルタントとしては、小さな会社ほど知恵をめぐらせて、しっかりと社員教育に取り組んでほしいものだと思うのです。もちろんOJTが主体になるのは、制約された条件の中ではやむを得ませんが、管理者や先輩社員も「共に学ぶ」姿勢を明確にして、経営者自身もできるだけ関わっていくことが大切です。

また、朝礼の活用も忘れてはいけません。というよりむしろ、小さな会社だからこそ朝礼を重視してほしいのです。「朝礼は社員教育の一環である」ことを、心に銘記して下さい。経営理念や指針はもちろん、目標や課題を伝え共有する大切な場です。短い時間で、スタンスや気持ちを一致させる、ある意味最も重要な教育時間です。

小さな会社だからこそ、氣(気持ちや心)を合わせることができる、そういった意識で「天下一の朝礼」を目指してみませんか。

企業を訪問して、時々残念に思うのはせっかくの朝礼が、単なる連絡の場だけに終わっていたり、参加している社員の皆さんの姿勢や態度が揃っていないことです。覇気のない、元気喪失の朝礼などは時間の無駄だなとも感じます。

あなたの会社の朝礼は、そんなことにはなっていませんか。少なくとも「朝礼なんてムダな時間だ」と思っている社員さんがおられたら、それは経営者あるいは現場の管理者の責任です。あなた方自身が「ムダな時間」を作り出している、そう思って心を改めましょう。せっかくの社員教育の時間を、1分1秒もムダにされませんように。

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