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不勉強な政治家には真実が見えるはずがない

通常国会も終わり、政界は参議院選挙モードに突入したようです。選挙権年齢が下がるということや、定数変更などが話題になっていますが、しかし今のところは盛り上がりに欠けている感が否めません。

しかも、消費税率の改定(アップ)を先送るすることが決められ、野党各党も税率アップには反対で一致していますので、これが争点にはならない見込です。本当は争点にして、せいぜい論争をしてほしいところですが、「アベノミクスの失敗」なのかどうかという、曖昧模糊なポイントにすり替えられてしまいました。Photo

アベノミクスが失敗した(している)のかどうかは、見方によってどうにでもとらえられるわけで、うまくいっていると見る人はそれを裏付けるデータを引っ張り出して、「ホラこの通り」と言うでしょう。うまくいっていない、失敗だという人は、それに関するデータを並び立てることでしょう。

要するにすべてのものには両面があるわけで、どちらを主流に見るかで結論が変わるのは、脳力開発でいつも解説しているところです。与野党とも、その両面あるものの片面に目をつむり、もう一方をことさらに強く押し出すだけ。これでは議論になりようがありません。そんなことを争点にしたら、分かりにくさが表に出てくるだけでしょうに。

有利なのは与党です。かれらは「うまくいっている」と主張し続ければいいだけで、これまでやって来ていることをそのままやり続けると言えば済みます。他方、野党側は「うまくいっていない」「失敗している」ことを証明し、さらにはだからこうする方が良いと対案を出していかねばなりません。

ちなみに、アベノミクスは失敗だと私は思っています。それどころか破綻しているとも感じています。それが余り表面化していないのは、これまでの円安で大企業が恩恵を受けていて、とりあえず大きな利益を確保していること、数字のマジックで失業率が下がるなど個々の指標が悪くないことによります。

しかし、それらは簡単にひっくり返ることですし、何よりも個人消費は伸びていないどころか落ちている。マイナス金利にしているのに、設備投資には慎重な企業の方が多い。それらを個別に見るのではなく、つながりで見ていけば、アベノミクスが順調でないことは明らかです。破綻までいかなくても失敗、とレッテルを貼ってもいいのでは?

与党野党を問わず、真実を伝えようとする政治家は現れないの?ムリかな、勉強していませんからね、彼らの多くは。

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