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『他人のせいにしない』ことが最大ポイント

私が独立創業(個人開業)し、ヴァンガード経営研究所という看板を掲げたのは2008年だ。すでに1999年からその名で名刺を持って「二足のわらじ」を履いていたが、正式に個人事業の開業届を出したのは6月6日(開業日は6月1日)だった。

同時に、青色申告事業者としての登録も行った。それによって、必要な経理書類を持つことが義務づけられるが、既に自作(マイツールというソフトで)で仕組みは作っていたので、あとは個人銀行口座に「法人口座」を付けてもらうことくらいだった。個人と法人を分けたのは、小さいとはいえ「公私混同」を避けるためだ。

Photo ところで2008年といえば、何が思い出されるだろうか。そう、リーマンショックだ。開業してすぐに(夏頃に)起こった世界的な経済ショックが、いち早く日本にも波及し、まさかまさかで超零細の私の事務所にも波紋を拡げてきた。

つまり、企業研修を考えられていた会社から見合わせの回答が来たり、講演会開催がキャンセルになったり、公開セミナーへの参加者の数が明らかに減り始めたりした。幸い、地元の商工会議所から企業サポート専門家としての登録依頼がきたおかげで、一定の収入は保証された。また大きな社員研修が、ショックの前に完了していた。

しかしながら、リーマンショックの影響は短期間には終わらなかった。じわじわと製造業、流通サービス業へと拡がり、創業2年目もかなり苦労をさせられた。この時に、経済には国境などないということを思い知ったが、その意味では大いに勉強をしたわけだ。

脳力開発的な言い方をすれば、これらの出来事・現象は「条件」である。リーマンショック後に、上記の会議所を通した経営コンサルティングやサポートの依頼は急増したが、経営者に面談すると口を揃えて「昨今の経済状況が悪くて」とおっしゃる。それが「原因」で経営が苦しいのだというわけだ。

脳力開発では、原因と条件の混同を戒めている。つまり、条件を理由にしている内は解決に結びつかないというわけだ。しかし、目の前の経営者にそれをストレートには言えないので、かなり苦心した。(その条件に対して)御社は何を考え、何をしているかということを聞き出すようにした。そこからアドバイスの糸口を見つけるのだ。

お分かりいただけるだろうか、条件は前提であったり利用すべきものなのだ。その条件下で、自社は何ができるのか、今やっていることはいいのかどうか、ダメだとしてらどう改めるかということが大事なのだ。

自社・自分以外に原因を求めないこと、これが最大のポイントなのだ。もっと易しい言葉で言えば、『他人のせいにしない』ことなのだ。今のあなた(の会社)はどうだ?

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