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脳力開発は人間学であり行動科学です(69)

 販社の活動は、親会社の戦略に従属する。その基本はよくよく承知していましたが、経営が落ち着き地域でも認められた存在になってきましたので、私は社長として少し独自の方向を、地域貢献という名の下に打ち出し始めました。その戦術が販売の増加にも結びついていき、事業拡大に結びついていく。ひいては親会社の方向と合致しているはずだというPhoto 考えであったわけですが、残念ながら親会社は独自の方向に走ろうとする販社を簡単には許してくれませんでした。

 その後のことについては詳しく書くわけにはいきませんが、親会社から戦術的指示が出され始め、独自の動き方は結果として封じられることになりました。私の後任社長時代に、ほとんどすべてが親会社の求める方向に修正を余儀なくされたのです。私の事例をお話ししましたが、戦略と戦術の基本に立てば、親会社は正しいと言えるでしょう。しかしながら、企業の発展拡大という根本戦略から見て果たして妥当であったかは、販社の役割を逸脱した戦術だったことも認めた上で、いささか疑問が残ります。

 販社が親会社の戦略的指示だけで動くことは不可能です。少なくとも、地域状況などの変化にスピーディに対応していけないのではないかという、不安が残ってしまいます。親会社の戦術的指示に従っておけば楽ですし、責任も販社にはないことになります。しかしそれでは販社の社員は、だんだんとやる気を失っていくことでしょう。販社が持っている地域密着というプラス面や独自性というやる気を削ぎ、マイナス面が前面に出てきてしまいます。幸い私のいた販社は、そこまでに至らずに済んだのですが。
(イメージ写真・本文とは関係ありません)

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